福島県飯野町に日帰り旅行に行ってきた記事の後編です。

福島県飯野町に日帰り旅行に行ってきました。(1) ~千貫森公園・小手神社~
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予想外の山道に苦戦しながらも
千貫森山頂のUFOコンタクトデッキから小手神社を経由して再び登山口に戻り
いよいよUFOをテーマとした公共施設「UFOふれあい館」の中に入ります。
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受付をして中に入るとまずは大量のUFO関連書籍やグッズがお出迎え。
「UFOに関連するものならなんでも展示するよ」という節操のなさもあり
ヤキソバンはまあまだ分かりますがベジットはかなり謎です。
宇宙人と宇宙人の合体だぞ、と言われればそうなんですがUFOのイメージはないです。
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そしてレトロ感あふれる「ミステリーゾーン」なる通路を抜けていよいよ展示室へ。
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うわあなんだかすごいところに来ちゃったぞ。
展示されている資料は古いものが中心ですが
投稿されたUFO写真の数々はしっかりと毎年アップデートされていて
スマホ全盛の時代にもしっかりとそういった写真が健在であることに
何だか安心したりもします。
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「宇宙と地球のフォースが相関することで高周波エネルギーが発生」
「シンプルな形状のサークルはこの仮設で十分に説明できる」
うん……うん?
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UFOを浮かせる謎の力。
あ、これ漫画「MMR」で教授が言ってたやつだ!
第5の力だよ!
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また館内で上映している10分ほどの映像「千貫森の謎」は
千貫森とUFOの関係を分かりやすく説明しており非常に面白かったんですが
とんでもなく画質が悪かったり「太陽系の9つの惑星」とナレーションしていたりと
映像や情報の古さはちょっと気になってしまったところ。
新規で映像を作るのは予算的にも難しいのかもしれませんが
リマスター+ナレーション新録くらいのアップデートはしてほしいなあ、と思ったり。
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ちなみに2階は入館料を払っていれば無料で入れる公衆浴場の他、
休憩できる和室や貸し会議室になっており
観光客よりも地元の人がのんびりとしていた印象。

自分が今まで行った場所だと
亘理町の「亘理町立郷土資料館(悠里館)」や
村田町の「村田町歴史みらい館」、羽咋市の「コスモアイル羽咋」なども
博物館・公民館・図書館が一緒になっているような施設だったので
このくらいの人口の町だとこれらの機能が融合していることが多いのかもしれないですね。
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そして最後はミュージアムショップ+食堂的な別館「UFO物産館&パノラマ食堂」へ。
入口ののぼりなどではやたらとラーメンを推しており
調べてみたところここのラーメンはマジで旨いらしいのですが
さすがに真夏に山歩きをした後に熱いラーメンに挑戦する勇気はないのです。
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いわゆるご当地グッズのクリアファイルと
缶に入った謎の石「ピンカラ石」だけ購入しました。
勝手に戦え!

そんなわけでこちらの「UFOふれあい館」ですが
芸能人やYouTuberの来館についてのサインやポスターも多々あったので
(お笑い芸人系の人がやたらと多かったのはなんででしょうね)
展示のインパクトや面白さも含めて
町おこしとしてはしっかりと成功しているみたいですね。

施設自体がかなり古いのでリニューアルなどをしてほしい気持ちはあるんですが
このレトロ感も含めて「UFOの里」が成り立っていると思うので
無責任に「新しくしてほしい」と言うのも何だか違う気もするのです。

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8月下旬に予定していた泊まりがけでの旅行が台風でお蔵入りになり
「せっかくなので日帰りでいいからどこかに行きたいなあ」と思い
前々から気になっていた福島県飯野町の千貫森公園に行ってきました。
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飯野町はUFO・宇宙人関係で町おこしをしており
UFOをテーマとした展示館「UFOふれあい館」などの施設もある、ということで
是非一度行ってみたかったんですね。
UFO関連の公共施設というと石川県羽咋市の「コスモアイル羽咋」が
展示されている資料の希少性などから「隠れた穴場」などと言われることが多いですが
こちらは町おこしがメインで見た目のインパクトや面白さを重視しているというか
かなりB級なノリに舵を切っている感じですね。

というわけで東北本線とJRバスを乗り継いで「UFOの里」バス停に到着。
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いわゆる市営バスや町営バスではなくJRバスということで
運賃が高めな気がしましたね。
乗車時間25分で700円ってどうなの……? 往復で1400円ですよ……?
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それと仙台~福島間のWきっぷが2024年9月で廃止になってしまうようなので
恐らく利用は今回の日帰り旅行が最後になりますね。

仙台~福島間のWきっぷは割引率が4割以上と
他方面のものと比べても破格の値段設定だったので
廃止するならここから……というのは売上的に理解は出来ても残念なのです。

10月からは新たに「新幹線eチケット」での割引キャンペーンが始まるようですが
仙台~福島間は新幹線で行くには微妙な距離なので割引でもかなりの割高感がありますね。
奥羽本線(山形線)もそうですが新幹線が主流になると
在来線が割りを食う形になるのが地元民には困りどころさんなのです。
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そんなわけで交通費の話が長くなりましたが
UFOをテーマとした公共施設「UFOふれあい館」の脇にある登山口に入り
千貫森山頂の「UFOコンタクトデッキ」を目指していよいよ散策スタートです。
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……いやー予想外にキツいっす。
千貫森「公園」「UFO道(=遊歩道)」という名前や
地図に書いてある往復40分程度という時間などから油断していたというか
高尾山くらいの感覚で楽に登れると思っていたんですが
蓋を開けてみれば思いっきり本格的な登山道。

そして山とは言え低地なので気温は30度を軽く超えており
クッソ暑くて草まみれ、虫も大量に集まってきて疲労困憊。
大量に存在する「マムシ注意」の看板が精神的にもダメージを与えてくれます。
幸いマムシには遭遇しませんでしたがトカゲはたくさんいました。
足元でチョロチョロしてるとマジでビビるんよ……。
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道中に点在する宇宙人の石像が癒しです。

別に登山をしに来たんじゃないのに、観光に来ただけなのになんでこんなことに……。
などと思いながら30分ほどでようやく山頂の「UFOコンタクトデッキ」に到着。
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いやーさすがにここまで来ると気持ちいいです。
眺めはいいし風も吹いていて涼しさすら感じます。
「コンタクトデッキ」の名前の通りUFOを呼ぶならここからが一番だそうです。
ベントラーベントラー。
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ちなみに後日Googleマップで登山口から山頂までのルートを調べたところ
途中の道がどうしても反映されず14m、徒歩1分という数値しか出てきませんでした。
磁場が歪んでますねこれは……。

そしてせっかくなので下山では別の道を選んだところ
最初の登山口からは徒歩で5分ほど離れた小手神社に到着。
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建物こそ古くて無人なんですが
御神馬堂や道祖神、門の両脇には風神・雷神像もあったりと
しっかりと立派な地元の神社って感じですね。
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「誘宝道祖神」は一見ギャグでやってるのかとも思いましたが
文章を読んでいくと飯野町がUFOの町として有名になったのがかなり古いことが分かり
その歴史の長さに感心したりもします。

それとこの分野に関しては素人なのですが
こちらの看板に書いてある「寛文年中(1661~1672)」は恐らく「寛永」の誤植ですね。
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別に年代や年号を細かく覚えていなくても
「1660年~1670年代に伊達政宗が存命しているのはおかしいぞ」と
感覚的に気づいてほしいところではあります。
自分も年号は覚えてないですし看板などをじっくり読むタイプでもないんですが
流し見で普通に「……ん?」と引っ掛かりましたからね。
この看板は設置されてから20年ほど経つようですが誰も気づかなかったんでしょうか。

ちなみに10メートルほど離れたところにある古い説明版では
ちゃんと「寛永年間(約350年前)」と正しい情報が書かれていました。
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単なる誤植なら仕方ないとも思えるんですが
新しいほうでは西暦でわざわざ間違った情報を付け加えている……と考えると
何だか謎が深まってきます。
とりあえずUFOと宇宙人のせいにしておきます。

後半につづく。

福島県飯野町に日帰り旅行に行ってきました。(2) ~UFOふれあい館~
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