旅行日記 大阪 2日目 ~海遊館・万博会場など~ (2025年6月)
いろいろと歩いたり食べたり飲んだりしている大阪旅行2日目。
2日目は新大阪から地下鉄を乗り継いで夢洲方面へと行きましたが
万博会場に入るのは午後からの予定であり
まずは大阪港駅で降りて天保山や海遊館方面へ。
天保山は「(三角点のある)日本で一番低い山」をアピールしており
登頂証明書なども発行している、ということで気になっていたスポットなんですね。
ちなみに天保山は10年くらい前までは
仙台市の日和山と低さ日本一を争っていたんですが現在は日和山が日本一。
【日本一低い山の物語】一度は2位に陥落も、東日本大震災で奪還という不思議
https://www.yomiuri.co.jp/hobby/travel/20220624-OYT1T50197/
ぶっちゃけ日和山が日本一になったのは経緯も経緯なので
他の地域からは完全に異議を唱えにくい状態になってしまっており
正直なところ何だかなあ、と思う部分もあるんですが
何はともあれこれで東西の低い山の登頂証明書が揃ったのです。やったぜ。
それと天保山公園の「明治天皇観艦之所碑」が想像の数倍は大きくてびっくりしました。
2mくらいの石柱だと思ってたのでこの大きさには驚きです。
そして天保山公園からのんびりと歩いて海遊館へ。
開館前からかなりの混雑っぷりでしたが
そのあたりは事前に情報を得ており時間指定のWEB予約をしていたので悠々と来館です。
遠方からの観光客にとっては予定が立てやすいWEB予約は非常にありがたいのです。
そして1時間30分ほどかけて海遊館をのんびりと見学。
全8階ぶち抜きの超巨大な水槽をぐるぐる360度回りながら降りていくのは
ここでしか味わえない体験じゃないでしょうか。「世界最大級」は伊達じゃないです。
説明や解説のパネルは後半に集中しており前半は巨大な水槽のみ、という構成には
「細かいことはいいからとにかく魚たちを見てくれ!」という気概や自信を感じますね。
じっくり文章を読むような展示・解説は少ないので
「見学時間」こそそんなにかからないと思うんですが
水槽の中をのんびり見ているだけでいくらでも時間を潰せそうな感じもあります。
ちなみにミュージアムショップでは
「海遊館ガイドブック」と「海遊館 BOOK」という2種類の本が売っていたんですが
「BOOK」はどちらかと言えば写真集っぽかったのでガイドブックのほうを購入しました。
こういう「じっくり読める魚の図鑑・図録」的なガイドブックを発行している水族館は
意外と少ない気がするので嬉しいですね。
そして大阪港駅に戻って再び地下鉄に乗っていよいよ万博へ。
いやーついに来ましたよ。愛知万博以来20年ぶりの万博です。
そんなわけで前評判通り大混雑の万博会場。
昼過ぎということもあって会場入りこそスムーズでしたが
各パビリオンはどこも1〜2時間待ちレベルです。
当初は穴場のようになっていた謎の独裁国家トルクメニスタンや謎の国テックワールドも
WEB等で話題になったこともあって大行列ですし
スタンプラリーやトイレやコンビニ、給水所ももちろん並んでいますし
大屋根リングに上るエスカレーターですら10分待ち程度の列になっており
「階段ならすぐに登れますよ」的な案内がされていたのは
何だかなあ、と思ってしまうのです。
まあこの混雑っぷりは予想通りでもあるので「〇〇を見よう!」と意気込まずに
「とにかく万博の雰囲気を味わおう!」を目的として会場を軽く1〜2周し
5分ほどで入れるコモンズ館を中心に見ていくことにします。
そんなわけで大屋根リングに上ったり下がったりしながら会場をぐるぐる周遊。
ぶっちゃけ建物に入らなくても多種多様なパビリオンの外観を見ているだけで楽しいですし
大屋根リングの上をトコトコと歩いていると
「まるで万里の長城みたいだぁ……」みたいなことを思ってしまうのです。
そんなわけで極力並ばないようにしながら会場を回り
比較的空いていたUAEとセネガル、総務省の「Beyond 5G ready ショーケース」の他に
コモンズ館はA〜F(ツアー形式のカザフスタンを除く)まで全て制覇。
コモンズ館は混雑こそしていましたが
よく見ると並んでいるのはスタンプ台のところだけだったりするので
意外にもどんどん見ることが出来た感じですね。
万博の展示というのは説明や解説はほぼ皆無で
その国の民芸品や物品などを並べただけ、みたいなものも多く
じっくり学びたいのなら博物館とかに足を運んだほうが面白いぞ、というのはあるんですが
そんな中でコモンズDのモンゴルは解説にかなり力を入れていた感じでしたね。
それとマケドニアの国旗を見るだけで笑いが込み上げてくるのは
某画像掲示板のせいです。絶対に許さないよ。
ちなみにコモンズEでは「万博漫画展」が開催中。
いわゆる日本の「和」的なものがテーマになっているんですが
中にはあんまり関係なかったりするイラストもちらほらとありました。
この孤独なsilhouetteは…? コブラじゃねーか!(歓喜)
また総務省の「Beyond 5G ready ショーケース」は中の体験コーナーこそ並んでいたものの
入って映像や展示物を見て出るだけならそんなに時間はかからなかったですね。
会場で配られた未来のデバイスを模した謎バンドが持ち帰り可能なのも
万博の土産っぽくて嬉しいのです。
このバンドはスマホに近づけるとWEBサイトが開くもの……ということで
中身はNFCタグにURLが書き込まれてる感じでしょうか。
これが未来ですかぁ?(煽り)
個人的には5Gはあれだけ騒いでいたのにも関わらず
一般向けには「映画が数秒でダウンロードできるぞ!」みたいなことしかアピールされず
それで何が変わるんだよ、みたいなことを思っていたので
未来の高速通信にはもっと劇的で分かりやすい変化を望んでしまうのです。
それとせっかくなので「アニメイト大阪・関西万博店」にも足を運んでみました。
入るのに万博会場に入る権利がいるアニメイトです。
特に何も買いませんでしたが入っておきたかったのです。
そんなわけでほとんど並ばず入れるところに入りつつ
会場全体を2〜3周くらいはぐるりと回って雰囲気を思う存分楽しんだんですが
最後の最後で「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の当日予約を取ることが出来たのが
本日最大のハイライトです。
どれも超人気スポットであるエンタメ系の
ガンダム(「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」)、
アトム(「PASONA NATUREVERSE」)、河森正治(「いのちめぐる冒険」)のうち
どれか一つは抽選で入れたらいいなあ、とダメ元で思っていたので
もうこれだけで大勝利です。やったぜ。
というわけで念願の「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」ですが
4DX軌道エレベーター的な演出から始まり最初から最後まで迫力満点。
写真撮影、動画撮影も可能だったんですが
「撮れるもんなら撮ってみろ」と言わんばかりの全方面超スピードのメカアクションで
まさに「万博のための金のかかった映像」を堪能することが出来ました。
「最後にガンダムに先導される形で地球に帰還」→
「パビリオンを出るとガンダムに守られているような形で立像の背中が見える」
流れになっているなど最後まで会場でしか出来ない演出になっているのも良かったですね。
ただ最初の5分〜10分くらいは本作の前史やら宇宙農業の話を映像で観るようになっており
話は面白いんですがあそこだけは正直かなり地味に感じてしまいましたね。
夜の回にも関わらず子供連れも結構いたんですが
最初の映像部分は子どもは退屈そうにしてましたからね。
あの映像スペースは入場者整理の意味合いもあるんでしょうが
全員揃うまで映像を見て待っててね、だけじゃなくて何らかの演出がほしかったなあ、と。
そんなわけで最後に滑り込みでガンダムの予約が取れたこともあって大満足だった万博。
日本館やアメリカ館、イタリア館のような何時間も並ぶ必要があるところは
何回も足を運べる人が「今日はこれだけ」と時間をかけるところだと思いますし
極力並ばずに会場の雰囲気を堪能、コモンズ館も全部回って
人気のガンダムも滑り込みで体験出来た、というのは
遠方からの旅行で半日のみ、という自分のシチュエーションを考えれば
大満足の出来栄えだったと思います。うーん満足満足。
気温は27〜28度くらいで真夏日ではなかったんですが
それでもやはり屋外を歩き続けるのはキツいものがあったので
今の時期に行っておいて良かったです。
それと万博会場では7〜8時間ほどほぼ飲まず食わずだったんですが
唯一口に入れたのはこちらのUAEレストランのラクダミルク。
もちろん普通の牛乳とは違うんですがそんなにクセの強いものでもなく
更に温かいミルクに氷と甘い綿アメ風のものを入れて提供されるので
どうしても「甘くて薄い加工乳」っぽさを感じてしまいますね。
前に「牧畜民は腹を壊さないために乳に血を混ぜて飲むぞ」と
ラクダの鼻から管を通して血を採取している映像を観た記憶があるので
個人的にはそういうのを飲んでみたかったんですが
さすがに日本人向けではないですよね……。
そして万博会場から新大阪へと戻って
今日の夕食はラストオーダー直前に滑り込んだ511レストランの「551点心セット」。
肉まんの他にシュウマイや春巻き、ハーフ担仔麺などの
551の人気メニューを少しずつ食べられる観光客には嬉しい欲張りセットです。
特に担仔麺はしっかりと八角が効いており
日本人向けながら本格派な感じも味わえる印象でした。
シュウマイや春巻きも油が多めで王道の美味しさ。
肉まんは想像していたよりも中の餡が少なめでしたが
恐らくこれは甘い皮を味わうものなんだろうなあ、と。
最新のコメント