えきねっとの「どこかにビューーン!」で
宇都宮に日帰り旅行に行ってきた記事の3回目です。
えきねっとの「どこかにビューーン!」で宇都宮に行ってきました。(1)〜マンホールカードなど〜
https://tktkgetter.com/blog-entry-1687.html
えきねっとの「どこかにビューーン!」で宇都宮に行ってきました。(2)〜二荒山神社周辺・大谷観光〜
https://tktkgetter.com/blog-entry-1688.html
市の中心部や大谷観光を終えて
今回の宇都宮行きを決めた一番の理由である栃木県立美術館の企画展
「ゲームと美術 信長の野望/コーエーテクモゲームスの野望
インタラクティブ・アートの誕生」へ。


位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』との連動イベントで貰える記念証も無事にGETです。

『信長の野望 出陣』はこれまで未プレイであり
今回の宇都宮行きを決めてから2~3週間ほどでミッション10あたりまで進めましたが
正直なところ想像していた「位置情報ゲーム」とはかなり違う感じでしたね。

大量に要求される成長素材をはじめとして通常のソシャゲ的な要素がかなり多く
定期的に行われるイベントや対人要素、協力要素もかなり豊富。
自分が位置情報ゲームに求めているのは
公共交通機関で移動しながらいろいろとコレクション出来るようなものなので
速度制限があったり自分で移動して領地を増やすよりも
遠征のウェイトが大きかったりするのにも戸惑ってしまった感じです。
アプリの複数起動はスマホにも負担がかかりますし
操作が忙しくてのんびりと観光が出来なくなってしまったら本末転倒なので
位置情報ゲーム今後も『駅メモ』だけでいいかなあ、と。


そんなわけでこちらの展覧会『ゲームと美術』ですが
初代から最新作『新生』までのパッケージがズラリと並んでいたりと
『信長の野望』ファンにはたまらない展示が盛りだくさん。
ザラザラした手触りと分厚いプラスチックケースには
コンシューマーゲームにはない豪華さを感じるのです。
ちなみに自分が一番ハマっていたのが『天翔記』~『天下創世』の頃で
一番好きなのが『将星録』なのです。

それとどちらかと言えば黒歴史寄りの『信長の野望Internet』が
年表にちゃんと載っていたのが嬉しかったですね。
『将星録』をベースとして発売された『Internet』は今でこそマイナーですが
当時のPCゲーム誌『TECH Win』や『LOGiN』ではかなりプッシュされており
『信長の野望Internet』や初代『DIABLO』がオンラインゲームの原体験、という人は
自分も含めてかなりいると思うんですよね……。



また一つ一つの作品について特色や重視した要素、
過去作とどう違うのか、という点に触れて紹介されていたのが非常に良かったところ。
『信長の野望』シリーズは作品ごとに攻略本や武将FILE、用語事典などの本が出ていますが
「全作品を網羅してその変化を比較・総括するような視点のもの」って
ほとんど出ていないような気がするんですよね。
30周年の際に発売された『信長の野望 歴代タイトル大全』くらいじゃないでしょうか。
あとは30年くらい前に購入して今でも愛読している
『信長の野望・将星録 プレミアムブック』というムック本があるんですが
本書は『将星録』発売直前の予告編みたいな感じで
各作品のシステム紹介、武将数や城数の比較、能力値の変遷などが載っていて
非常に読み応えがある本だったんですよ。こういう本をまた出してほしいですね。





それと展示では今冬発売予定の最新作『飛翔』への言及もあり
その中で「今回は内政にも力を入れる」的な文面があったのが嬉しかったですね。

『革新』で完全リアルタイム性になってからの『信長の野望』は
良くも悪くもゲーム的なスピード感やテンポの良さ、戦闘要素が重視されるようになって
「やられる前にやれ」で領土を広げるのが最適解の作品が
大半を占めるようになってしまった印象があるんですよね。
各地でどんどん合戦を起こして領土を広げていくのは
ゲーム的な見栄えとしては正しいんでしょうが
個人的には内政で国力を高めて調略や外交で外堀を埋めて
勝利を確信した状態で満を持して敵国に攻め込む……みたいなことをやりたいのです。
『将星録』で1マスずつ全国の川を治水したりとかですね……。


後は今川義元の再評価や大河ドラマへの技術提供など
『信長の野望』が他の創作作品からどのように影響を受け、
またどのように他の創作作品に影響を与えたか、という点に触れていたのも良かったですね。
何でもかんでもリアル重視で史実重視なのがスゴい! みたいな文面には
ゲームというエンターテイメントとしてはどうなんだろう、と思うこともありますが
40年以上続いて『信長の野望』が一種のブランドになっている証拠なのかなあ、と。
そんなわけで最新作『飛翔』への期待も高まって非常に楽しめた展覧会だったんですが
展示のボリュームや情報量はどちらかと言えば簡素な感じで
多くの作品をプレイしているコアなユーザーにとっては物足りないところはありましたね。
会場に試遊台があるなど『信長の野望』をプレイしたことのない層にもアピールしたい、
マニア向けの展示にはしたくない、みたいな思惑はあるんでしょうが
これまでにない視点の展覧会だからこそもっと踏み込んでほしかった、とは思いますね。



「ビジュアルではなくゲーム体験をアートとして捉える」と謳っているにも関わらず
展示の後半は解説文もなしに各作品のパッケージを並べただけの
ビジュアル・アートの展示になってしまっていたのも残念なところ。
「インタビュー全文は本展図録をご参照ください」の文面も含めて
途中で力尽きてしまった、「インタラクティブ・アート」という曖昧なコンセプトでは
最後まで展示を作りきれなかった、みたいな印象を受けてしまうところです。

一つや二つじゃなくてほぼ全てのインタビューにこの文面がありましたからね……。
自分が訪れたちょうど前日に図録が完売してしまっていたんですがどうすれば……。
それと『信長の野望リターンズ』や『天翔記HD』、DS版や3DS版などの
移植・リメイク作品やパワーアップキットの存在などには
一切触れられていなかったのもちょっと寂しいですね。
顔グラまでポリゴンとなった『リターンズ』は「とりあえず3D!」な空気が蔓延していた
FF7前夜のゲーム業界の雰囲気を感じさせられるものですし
タッチペンのニンテンドーDSや3DSを経てのスマホ版の登場など
コンシューマーゲームとパソコンゲームのUI的な相違がどんどん消えていく流れは
90年代からずっとCS版とPC版が存在していた『信長の野望』だからこそ
語ることが出来る部分だと思うのです。
個人的にはDSと3DSでナンバリングが逆になった理由※を知りたいんですよね……。
欲を言えば英傑伝シリーズの『毛利元就』や『織田信長伝』にも触れてほしかったり……。
※
『DS』と『3DSの2』が『烈風伝』の移植で
『DS2』と『3DS』が『武将風雲録』の移植になっている件について
そんなわけでマニアには物足りないぞ、な部分はどうしてもあるので
そのあたりを補完する意味でもシリーズを総括する完全ガイドブック、みたいな本を
いつかは出してほしいのです。需要はかなりあるとは思うんですがね……。
というわけで話が長くなりましたが楽しかった日帰りの宇都宮旅行もこれで終了。
お土産には「ご飯にかけるギョーザ」の他、
ドラマ『居酒屋新幹線』などに登場した高林堂の「燻×羹」を購入しました。

いやー両方とも非常に美味しかったですね。
特に「ご飯にかけるギョーザ」は非常に自分好みの味。
「ご飯にかけるギョーザ」販売店全国マップ
https://kakeru-gyoza.jp/map/
調べたところ宮城県内では名取のイオンモールで取り扱いがあるようなので
映画を見に行くついでとかに購入したいなあ、と。