全巻予約済のTVアニメ『ブルーアーカイブ The Animation』のBlu-rayですが
後半戦に突入となる第3巻が先日無事に届きました。
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3巻の特典メモロビと生徒別チケットは
ゴールドカードで全部解決しようとするロード画面が印象的な十六夜ノノミさん。
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幼少時に自宅にあったカードダス大百科みたいな本に
金持ちのライバルが「これさえあればどんなカードも買えるのでボクの勝ちです」と
言いながらカードバトルでクレジットカードを出してくるマンガが載っていたんですが
あのロード画面を見るたびにそれを思い出すのです。
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ちなみにノノミは2巻のセリカや4巻のアヤネと同じ星2キャラなんですが
いわゆるチュートリアルでの配布キャラ的な形になっており
自前で星4までは確実に上げられる、ガチャからは出てこない、などなど
セリカやアヤネと一緒にするにはちょっと違う印象があるんですよね。
文字を増やす方法が少ない、という点では
今回のBlu-ray特典では一番レアなキャラなのかもしれません。

自分も星4のままなので文字が貰えるのはありがたいです。
高威力の貫通範囲キャラはいまだに少なく
大決戦ペロロジラなど育てておけば役に立つ場面は多いと思うんですけど
どうしても優先度がですね……。

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   アニメ・漫画, ゲーム

先週からサービスが始まったスマートフォン向けRPG
『エルゴスム』をのんびりとプレイしているので
初見での印象や感想などをつらつらと書いていきたいと思います。
せっかくなので招待コードも載せておきます。
9FwjcQ2VgAUITWfDです。
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『エルゴスム』はいわゆるストリート系? な派手目のキャラクターなどが気になっており
数ヶ月前から事前登録をして心待ちにしていたんですが
DL開始直後からプレイ出来ない状態が続いてサービスの開始が翌日に延期、
10/25に予定していたメンテナンスも来週以降に延びて
現時点でも数値の更新や画面表示を中心に多数の不具合が存在しているままだったりと
開始時からのグダグダでスタートダッシュに完全に失敗してしまった印象。
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スマホゲー界隈はかれこれ10年近く客の奪い合い状態が続いており
初動でコケるとプレイヤーがガクンと減ってしまうのか
ランキング等を見てみても事前登録者数と比べて実プレイヤー数はかなり少ない感じですね。
最初の2~3日は通常プレイの範疇で攻略ランキングに2桁まで食い込めてました。

というわけでこちらの『エルゴスム』ですが
まず気になってしまったのがメインストーリーの進ませ方。
本作はストーリー部分を漫画で読ませる、というのが魅力の一つとして挙げられており
漫画形式なのはもちろん新鮮でいいと思うんですが
余りにもその他のシナリオ部分・文章量が少なくて
「長文で物語を書ける人がいないから簡略化・省略化のために漫画にしたんじゃないか」
みたいなことを邪推してしまうほどのものになってしまっているんですね。

ノベルゲーの合間の見せ場として漫画があるんじゃなくて
ほぼ漫画オンリーで文章なし、の形で進んでいくとはさすがに思いませんでした。
これではボリュームでも物語の深みという点でも物足りなさを感じてしまいます。
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今後は追加コンテンツとしてキャラストーリーが解放されるようなので
そちらではもうちょっと「文章で読ませるストーリー」がほしいところですね。
各キャラのプロフィールがゲーム中で唯一のまともな文章、という状態は
さすがにどうかと思うのです。
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そしてゲーム部分はアクションやタイミングを合わせた操作などを要求されるものではなく
「プレイ期間と課金でレベルを上げてぶん殴る」王道のRPGといった印象。
ただ3人パーティで戦闘行動は3種類のスキルから選ぶだけ、というシンプルさに対して
キャラクターがアタッカー、ソーサラー、サポーターの3タイプ存在しており
属性が火氷雷風光闇の6つ、更に別分類で近/遠距離と物理/魔法の区分がある、
というのは明らかに過剰です。それに加えて状態異常が7つです。
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レベルさえ上げれば不利属性が出てきても強引に進めていくことはもちろん可能なのですが
獲得Expの関係でプレイヤーLvが20~25、キャラLvが30~40あたりで頭打ちになるので
メインクエストだと4-5の星3取得、サブクエストだと1-9エリアあたりが壁になり
その後はデイリーミッションや放置報酬で別属性のキャラを育てながら
少しずつ進めていく感じになると思います。自分は2-1-3で停滞中です。

また毎日のように100個単位で手に入り100個単位で処分することになるオーブ(装備品)も
各キャラごとに装備部位が6つ、ガチャによるランダム入手で追加パラメータもランダムと
こちらも属性同様に余りにも多すぎて水増し感が非常に強い印象。

公式サイトには「ハスクラ」「ローグライク」「トレハン」等の記載もあることから
これらの過剰な種別の多さやランダム性はある程度は意図してのものだと思うんですが
戦闘システムがこれくらい単純なら属性や装備はもっと少なくてもいい
(多かろうが少なかろうがやることは変わらない)と思いますし
逆に属性や装備が多いなら戦闘中のメンバー交代や特殊行動を増やすなどして
多くのキャラ、多くの属性を駆使して戦えるシステムにしてほしいのです。
現状だとそのあたりがアンバランスすぎます。

というわけでいろいろと不満な部分を述べてしまいましたが
正直現時点ではアプリの動作すら不安定で
回線速度やスペックの問題とは思えない読み込みの長さ・テンポの悪さもあり
そのあたりでも今後の課金やモチベーションに関わってきてしまっている感じですね。
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とは言えキャラデザとか世界観とかはすごい好みですし
ホーム画面でのLive2Dの動きも小道具を使ったものが多くかなり凝っていて好印象。
なので現状の不具合・不満点を改善した上でアプリの動作を快適にして
「魅力的なキャラクター」「サクサク周回出来るハスクラ系」
「じっくり読ませてじっくり考えるシナリオ・ゲーム部分」を
きちんと融合させたゲームになってくれれば思いっきり化けると思うので
そのあたりを頑張ってほしいのです。
このままこのキャラクターたちを埋もれさせてしまうのは寂しすぎます。
花守ゆみりボイスのクールキャラからしか得られない栄養素があるのです。

それと本作はゲーム中で入手するスキンを仮想通貨で取引出来る
「稼げるNFTゲーム」としてもアピールしているんですが
10/25時点ではスキンが手に入るコンテンツ「アビスゲート」は未実装で
スキンのドロップ率や今後の相場についても未知数な状態。

まあぶっちゃけこの手の「稼げる」はあまり信用しないことにしています。
いわゆる「ポイ活」などはメディアが話題にするようになって人が増えたことで
一人一人の分け前がどんどん少なくなっている感じですが
「ドロップアイテムとしてのNFT」をそれと同様に
「熱心なプレイヤーに対する分け前」と考えると
需要と供給のバランス取りが非常に難しいところだと思いますし。

15年くらい前の楽天なんて1ヶ月に1冊は本が買えるくらい
ポイント山分けしてたんですけどね……。
今じゃ1Pとか+0.5%とかばっかりですよ……。(懐古)

ただまあ時代に置いていかれないためにも
実際に口座の開設や取引をするかは別として
そこらへんの知識ややり方くらいは覚えたいと思っています。
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とりあえずマイページの連携はしてみましたが
軽く調べた感じでは直接日本円に替えられるものではなさそうなんですよねこれ。
『エルゴスム』は自前でマーケットプレイスを運営することで
ゲームアカウントとの連携のハードルは低くしているみたいですが
最終的には他の仮想通貨と同様に海外の取引所に登録して
ウォレットアプリから資産を動かす形になるのかなあ、と。

あ、それと戦闘中のWAVE移動の際に強制的にターンが経過されるのは
不具合一覧には載っていないのですがかなりキツいので何とかしてほしいですね。
この仕様のせいで星3条件の5ターン以内勝利が異常に厳しくなってしまっています。
3WAVEステージだと2ターン目に入った時点でほぼ失敗確定になるのはアレすぎんよ……。
この仕様で行くなら最低でも7~8ターンが適正値じゃないですかね……。

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   ゲーム

ダイナミックプロ作品をはじめとして多くのロボットアニメとコラボしている
『機動戦隊アイアンサーガ』の派生タイトルとして開発中の2D対戦格闘ゲーム
『アイアンサーガVS』の体験版がSteamで配信された、ということで
さっそくダウンロードしてみました。
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本作『アイアンサーガVS』は『アイアンサーガ』のオリジナル機体の他に
マジンガーZやゲッターロボといった版権作品のロボットが多数登場、
更に誰もがゲーム『スーパーロボット大戦』を思い浮かべる
3~4頭身のデフォルメ具合などが発表当時から話題になっており
自分も非常に気になっていたものです。

「スパロボの戦闘シーンを自分で操作して遊びたい」というのは
それこそシリーズ初期の90年代の頃から
「理想のスパロボ」としてたびたび挙げられていましたが
20年~30年の時が経った令和の時代に
ゲームの進化によってついにそれが実現出来るようになった、と考えると
非常に感慨深いものがありますね。
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というわけでこちらの『アイアンサーガVS』ですが
「格闘ゲームにあまり馴染みのないスパロボプレイヤー」も客層として考えているだろうし
爽快感重視のアクション寄りのゲーム性になるのでは、と思っていたんですが
いざプレイしてみると予想以上に本格的な格闘ゲームでしたね。

ボタン押しっぱなし+レバーでの自動コンボなど
近年の格ゲーっぽい簡易入力こそ採用しているものの
その他の基本システム等はかなり複雑。
体験版も簡単なチュートリアルから始まって
ボタン同時押しでの特殊行動、カウンターや相殺などのゲージを溜めるテクニック、
そして操作キャラごとのコンボミッションまでしっかりと導入されており
まさに「本格対戦格闘ゲーム」といった具合です。
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ちなみに体験版では『アイアンサーガ』のオリジナル機体の他に
版権作品からはマジンガーZが使えるようになっているんですが
「マジンアッパー」「マジンニーアタック」など
今までに聞いたことのない格ゲーならではの技名となっているのが興味深いですね。
『スーパーロボット大戦』でのダイナミック系の合体技などは
全てダイナミックプロが監修・命名しているという話でしたが
本作の技名もダイナミックプロ公認ってことでいいんでしょうか。
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『真マジンガー 衝撃!Z編』で兜甲児を演じた赤羽根氏が本作でも抜擢されており
「ロケットパンチ百連発」や「光子力ビーム最大出力」などの
真マシンガーの技が導入されているのがファンサービスとして嬉しいところです。
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それと今回の体験版はまだまだ開発中の状態ということで
製品版のリリースまでに細かい部分がブラッシュアップされていくと思うんですが
「ガード」が全て平仮名の「がード」と表記されていたりと
フォントの問題もあるのか大陸ゲー独特の怪しい日本語が散見していたので
そのあたりのローカライズは発売までに見直してほしいところ。
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対戦ロビーを覗いてみたところ自分以外は中国語っぽい名前の人しかいなかったので
商業的には向こうが主戦場になるのかもしれませんが
日本のロボットに対するリスペクト的な意味合いでも
しっかりして欲しいなあ、と思います。
固有名詞とかにミスがあったら目も当てられませんよ……。

というわけで予想以上に本格的で複雑な対戦格闘ゲームながら
コンボミッションの完全攻略や対人での勝敗にこだわらなければ
気軽に好きなロボットをガシガシ動かして楽しめそうな『アイアンサーガVS』。

今回の体験版は恐らくネット対戦のテストも兼ねているのか
提供期間は10/15~10/22と短くストーリーモード等も未実装なんですが
個人的にはそっち方面のボリュームがどれくらいあるのかが気になりますね。
本作は「スパロボの格ゲーをやりたい!」
「対人は苦手だけどロボット共演ストーリーを楽しみたい!」という
自分のようなライトなプレイヤーも多い気がするので
一人で物語を楽しむシングルモードにもそれなりに力を入れて欲しいのです。

あ、それと自分が近年プレイした格ゲーが
『GUILTY GEAR STRIVE』に『ドラゴンボール ファイターズ』と
いわゆるアークのコンボゲーに片寄っていたからだと思うんですが
本作のコンボは先行入力のタイミングが難しいというか
硬直中などにちょっと利きにくい感じがしましたね。
GGシリーズなんかは相手のガード等を見る前にどんどん次の技を入力していっても
そのまま出てくれる感じだったんですが
本作はちょっと遅めに入力しないと繋がらない感じでした。

このあたりの入力猶予はゲームによってかなり差があるみたいなので
いろんな格ゲーをやっていれば「今回はこういうタイプか」みたいな感じで
すぐに慣れることが出来ると思うんですけどね……。

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   アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲーム

フィリピンで全90話のテレビドラマとして放送された
『超電磁マシーン ボルテスV』の実写版『ボルテスV レガシー』が
日本での放送に先駆けて再編集版を劇場公開、ということで
現在発売中の前売り券を購入しました。

映画の「紙の前売り券」がムビチケへと姿を変えて久しいですが
近年は更にオンライン化、ペーパーレス化が進んでおり
本作『ボルテスV レガシー』も前売り券はオンラインのムビチケ前売り券と
自前でコンビニ等で印刷するのエンタメプリント版の2種類のみ。

コレクターとしては紙のチケットどころか
カードタイプのムビチケすら発行されないのはとても寂しいのですが
これも時代の流れと割り切りながら
「やっぱり手元に残るものが欲しいよね」と
エンタメプリント版の前売り券を購入した次第です。
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そして近所のコンビニでプリントアウトしたブロマイド付きの前売り券がこちら。
うーん格好いいです。さすがに家庭用コピー機とは格が違うというか
発色も素晴らしく「コンビニで自前でプリントした前売り券」とは一見思えません。
この手のネットプリントは10年くらい前のサービス草創期に
インク切れやらレシート切れやら通信障害やらにぶち当たって
「1時間くらいしたらまた来てください」と言われたことが多々あったりと
あまりいいイメージが無かったんですが
まあさすがに昔とは回線の速度や安定感、印刷のクオリティも段違いですよね。
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ちなみにプリントアウトの際にサーバーからダウンロードしたファイル名と思われる
「ボルテスVレガシー_4」という文字が表示されていたんですが
これは全5種類のブロマイドのうち4番目ってことになるんでしょうか。

何はともあれ映画の公開もいつの間にか今週末ですし
久々の実写映画を楽しみたいと思います。

ところで「映画の紙の前売り券」っていつまであったんでしょうね。
自分はアニメを中心に観た映画のチケットは全て保存しているんですが
最後の紙のチケットは2015年の『サイボーグ009 VS デビルマン』でした。
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ニュースサイトやオークション等を見てみると
2019年くらいまではちらほらと紙のチケットがあるみたいなんですが
その後は記念グッズとして特別に発行されるものを除けば
完全にムビチケに以降したっぽいですね。

完結までに十数年を費やした『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』などは
序・破・Qが紙のチケットだったので
シンもファンサービス的に紙のチケットで出してほしかったんですけどね……。

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  アニメ映画, アニメ・漫画, 映画

映画『スーパーヒーロー』からは2年ぶり、TVシリーズ『超』からは6年ぶりとなる
『ドラゴンボール』の最新TVアニメ『ドラゴンボールDAIMA』が今月からついにスタート、
ということでさっそく第1話を観てみたのでいろいろと書いてみたいと思います。

本作『DAIMA』は全世界待望のDB完全新作ながら
「悟空やベジータたちが小さくなって大冒険!」以上の事前情報がほとんど出ておらず
『GT』っぽいなあ、と思わせつつも完全に謎に包まれていたんですが
いざ始まった本編はこれまでの『超』の流れを汲むものではなく
魔神ブウ編の直後、ちびトランクス9歳の誕生日パーティの時系列というまさかの展開。

いやーこれはさすがに予想外でした。
かつての映画などでも時系列や設定に矛盾のある作品は多々ありましたし
恐らく鳥山先生としては時系列や設定がガチガチになりつつあった『超』から一度離れて
悟空やベジータたちに全く新しい冒険をさせたい、というのがあったんだと思いますが
『神と神』から始まって10年以上続いている『超』の流れを切って新たな物語を始める、
というのはかなりの英断だったんじゃないでしょうか。

そしてストーリーはダーブラの次に新たに大魔界の神となったゴマーや
界王神の兄弟姉妹であることを匂わせているデゲスやアリンスが新キャラとして登場し
悟空たちの力を脅威に感じた彼らが「大魔界」から「外の世界」に干渉してくる展開。
『復活のF』ではフリーザ編、『スーパーヒーロー』では人造人間・セル編を
下敷きにした物語が展開されましたが
今回は『魔人ブウ編』がベースの印象ですね。
第1話のAパートはほとんどが新規作画によるブウ編のダイジェストに費やされており
ファンサービスとして非常に嬉しいところです。よっしゃー!

ブウは無限の再生能力に回復能力持ち、と
パワーバトルになってしまった『超』の物語では使いづらいのか
理不尽に退場させられてしまうところが多々ありましたが
今回はかなり出番が増えるんじゃないでしょうか。
『超』でいろいろと迷走したポタラによる合体・分離の設定も
本作では「ブウの体内の空気による影響で分離」との原作当時のものに戻ったみたいですし
吸い込んだり吐いたり魔法でいろんなものを出したり……と
ドラえもんやカービィ的な便利キャラとしての活躍も期待できそうです。

また「悟空たちが子供になる」というシチュエーションに合わせてか
「青年になると一気に成長し、若い期間が長い」サイヤ人の特性について
アバンタイトルでの悟空の紹介やトランクスの身長などと絡めて
かなり詳しく説明されていたのが印象的。
このあたりは原作では世間話的にちょっと触れられていただけで
ネットの検証サイト等が普及する前、連載当時は裏設定レベルの話だったと思うんですが
『DAIMA』はこの部分をかなり強調して見せている気がします。

その他「ナメック人」として登場したネバについても気になるところ。

[【ナメックコラム】「生残者グラノラ編」で活躍中のモナイトさんに注目!!]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
ナメック星人?ナメック人?
https://dragon-ball-official.com/news/01_682.html

「ナメック星人」と「ナメック人」の表記揺れは
いわゆる「外人と外国人」的にデリケートな部分があるのか
公式でも上記のようにコラムで言及するなどしっかりと使い分けていた印象があるんですが
本作ではネバやデンデは徹頭徹尾「ナメック人」と呼ばれていて
「ナメック星の住人ではなくナメックという種族」であることを示している気がしますね。
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原作ではブルマとミスター・ポポが神様の宇宙船を発見した時に
「ピッコロ大魔王=違う世界の大魔王」と
ナメック語の翻訳について言及するちょっとしたシーンがあるんですが
まさかアレが令和の時代にマジの伏線として機能するとは思いませんでした。
ナメック人が大魔界の出自ならば
「DB世界=大魔界とは違う世界」で大魔王となった際に
「ピッコロ」を名乗ったのは必然だったとも言えるんじゃないでしょうか。

「宇宙人が善と悪に分離して何で魔族になるんだよ」というツッコミは
連載当時からありましたし
本作では魔界や魔族といった初期の設定に踏み込むことで
そのあたりの回答も出してくれそうな感じもします。
こりゃあアックマンの再登場もワンチャンありますね……!

というわけでキャラクターやメカのデザインにはDBらしいコミカルな部分を入れつつ
近年の「宇宙を舞台にしたサイヤ人の物語」とは異なる部分にスポットを当てており
非常に新鮮な導入となった『ドラゴンボールDAIMA』。
「先が読めないワクワク感」をこの時代にドラゴンボールで味わえるとは思いませんでした。

そして今後の展開ですが「放送前の時点で全話の制作が完了している」ことが
ニュースサイト等で語られている以外は放送期間や話数も含めて全くの不明。
ストーリー的にも『超』のように何年もやる形にはならなさそうですが
この一大プロジェクトが短期間のTV放送だけで終わってしまうとは正直思えないんですね。

本作『DAIMA』の作画はTVシリーズとは思えないくらいにハイレベルで
色合いなどの雰囲気もいわゆる東映アニメとはかなり違う気がしますし
スタッフロールへの入り方などの演出には映画っぽい雰囲気も感じるんですよ。

なので『神と神』や『復活のF』とは逆のパターンで
TV放送の終了後に再編集して映画館での分割上映や総集編の公開、
みたいな劇場展開も見据えているのでは、と予想してみます。

何はともあれ今後もDB世界が広がっていきそうで何よりです。

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   アニメ・漫画