映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』に多数カットのリテイクを施し
レイティングもR15+へと変更となった特別版
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』のムビチケカードを購入しました。
全2種類なので当然2枚購入です。
昨年の本上映時にはデジタル形式のムビチケしか存在しなかったのに
今回はいち早く映画館でのムビチケ販売や4DX版の上映を発表したあたり
『鬼太郎誕生』の上映後の盛り上がりがどれだけ予想外だったかを示している感じですね。
いやマジで去年の上映前は全然話題にならずに公式からの情報も必要最低限。
1ヶ月前のギリギリまで上映館すら発表されずに
「本当にやってくれるのか……?」と不安になるくらいでしたからね。
正直10月の上旬には「この時期に発表ないなら延期コースだな」って思ってましたよ。
その一方で今回は上映館もすぐに発表されましたし劇場数もかなりの数。
まったく売れると分かったら現金なものだなあ、
去年の時点でムビチケ出してくれよ……と思ったりもするんですが
どんな形であれ物理カードのムビチケが手に入るのは嬉しいのです。
映画 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 感想
https://tktkgetter.com/blog-entry-1511.html
ちなみに『鬼太郎誕生』の映画の感想は前にブログに書いているんですが
正直なところ『鬼太郎誕生』はPG12にしては余りにも大人しすぎたと思っていますし
公式サイトにも「新しい追加シーンはなく上映時間も同じ」との文面があるので
R15+に変更となった今回もそのあたりの描写にはあんまり期待しないでおくことにします。
いい意味で裏切ってくれよ……!(本音)
そして今回の『鬼太郎誕生』とほぼ同時に『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が
「Blu-rayの発売直前に特別版を上映し、Blu-rayにはそちらのバージョンを収録する」
という全く同じ形式のメディア展開を発表した、というのも興味深いところ。
映画 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』 感想
https://tktkgetter.com/blog-entry-1531.html
近年は多くの映画が早々にネット配信され
Blu-rayは忘れたころに発売されてファンしか買わない……という状況になりがちでしたが
鬼太郎やSEEDの例はその現状に対する商業的な意味での回答なのかもしれないですね。
ソフト化にあたって細かな修正・カット変更が入ることは良くあることであり
そのバージョンをわざわざ「特別版」と称して先行して映画館で上映する……というのは
ぶっちゃけかなりセコいやり口だと思うんですが
WEBでの最速配信が持て囃されてコンテンツの消費があまりにも早くなってしまった時代に
定期的に話題を供給して延命させるための処置というか
苦肉の策なんだろうなあ、とも思うのです。
実際「Blu-rayでは細かな修正が入るよ」よりも
「特別版を全国上映! Blu-rayに収録されるのもそちら!」のほうが
中身は同じでもセンセーショナルなのは疑いようがないですし。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の3.0+1.01を観て冊子をもらってきたよ。
https://tktkgetter.com/blog-entry-1372.html
今になって思えば『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の1.01ver
(公開3ヶ月後から上映されるようになった新バージョン)
などが先駆けだったのかもしれないですね。
鬼太郎やSEEDは本上映からある程度の間を挟んだことで
下火になった時期に新たな話題を提供する、という点でも成功している気がします。
そんなわけで「これも完全版商法の一つか……」といろいろと思うところはあるのですが
やっぱり「真生版」も一度くらいは映画館で見たいと思うのです。
せっかくなので4DXで戦後の昭和の空気を体感したいと思います。
タバコの臭いとかあの煙っぽさとか再現してくれるのかなあ……と。