『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の3.0+1.01を観て冊子をもらってきたよ。

3月よりロングラン上映中の映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」に
一部カットの差し替えや修正を行った「3.0+1.01」版が
本日6/12より上映開始ということでさっそく観てきました。

シンエヴァは初日に通常版を1回、その後にIMAX版で1回観ているので
今回が3回目の鑑賞になります。
まあ3回だけでは「差し替えここかな?」という部分はいくつかあっても自信がないので
ちゃんとした比較は何十回も劇場に足を運んでいるようなガチ勢に任せることにします。
とりあえず中盤に入るアイキャッチはちゃんと「1.01」になっていた……と思います。

いやーしかしアレですね。
3回目ともなると全体のストーリーは完全に頭に入ってることもあって
終盤の旧作映像が出てくるあたりからラストにかけて
「さぁーアニメの時間は終わり終わり、切り上げて行こー!」
って庵野カントクが腕をグルグル回しながら入ってきたような気分になるんですよね。
まあ実際そういう作品ではあるんでしょうが。

そして同じく今日から始まった入場者プレゼントの冊子
『EVA-EXTRA-EXTRA』(通称:シンエヴァの薄い本)も無事にGET。
貞本義行氏が漫画はおろかイラストの寄稿もしていないところには
何だか大人の事情を感じてしまいますが
(貞本氏はシン・エヴァの制作には直接関わっていないようですし)
収録されている漫画「EVANGELION:3.0(-120min.)」は
背景や影の描き方、効果線などをかなり貞本エヴァに寄せているというか
非常にリスペクトを感じる作品になっていますね。
ただ漫画の内容としては文字通りの「(-120min.)」でしかないので
サイトの紹介文にあるような「これまで語られることのなかった前日譚」
あるいは「破とQの空白を埋める物語」などを期待していた場合は
ちょっと肩すかし感もあるような気がしますね。

そして漫画以外の描き下ろし寄稿も
本編のストーリービジュアルやイメージボード的なものから
上映から3ヶ月が経ってネタバレ上等だからこそ出来る
「あったかもしれない世界、これからあり得るかもしれない世界」
を描いた日常系のものまでバラエティに富んだイラストが盛りだくさん。
特に日常系イラストは今後のエヴァの可能性も感じられて何だかほっこりします。
そうそうこういうのでいいんだよ。釣りエンドでもいいんだよ。的な。

A4の大判サイズで下手な映画のパンフレットよりもボリュームがありますし
700円くらいでファンブックとして売られていても納得出来るようなものなので
「え? これ本当に全員サービスでいいの?」って気分になりますね。
まあここまでエヴァを追ってきたファンへのサービスなんだと思って
有り難く戴いておきます。やったぜ。

そんなわけで上映3ヶ月目にして装いを新たに始まった「EVANGELION:3.0+1.01」。
数字だけを見ればバージョンアップ版ということになるんでしょうが
今後発売するであろうBlu-rayなどの収録状況によっては
初期上映版「3.0+1.0」のほうがレアになってくる可能性もあるんじゃないですかね。

エヴァは本放送時から制作スケジュールの混乱などが多かったせいか
とにかくバージョン違いやソフト化での修正や編集がメチャクチャ多くて
「DEATH & REVERSE」のDEATH編(劇場公開版)などは
2015年発売のBlu-rayに収録されるまでは
当時映画館に行った人しか観たことがない幻の作品みたいな扱いをされていましたし。

それにしても今日は土曜日で
恐らく客層がかなり被っているであろう『閃光のハサウェイ』の
公開後最初の週末ということもあってか映画館がやたらと混んでましたね。
平日だった3月の上映初日よりも席が埋まっていたような気もします。
個人的には土日は人が多すぎて嫌なので平日に動き回りたいんだけどなあ、と。

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