リボルテックヤマグチ No.105 ゲッター1 リニューアルVer. 購入。
先日発売したリボルテックのリニューアル版ゲッターを購入。
今回は「リニューアル版」と銘打たれていると言うことで
やっぱりここは以前の「No.31 OVA版ゲッター1」と比較してみないとなあ、
と旧版のリボゲッターを引っ張り出してみる。
まずは箱。左がリニューアル版で右が旧版。
それにしてもリボルテックも初期よりずいぶん箱大きくなったよなあ。
何だかんだで値段も1000円ほど高くなったしもっと高額なシリーズも出てるし。
しかし当時も思ったけど旧版は帯の「真ゲッター1」が誤解を生みすぎて困る。
今夜は俺とお前でダブルゲッターだ。
旧版でポロポロ取れやすくていらっとしたゲッターレザーや二の腕などは
しっかり改善されているので安心。
背の高さはほぼ同じなので並べても違和感はなし。
頭部。左がリニューアル版で右が旧版。
目がやや小さくなって黒く縁取りされたのが大きな違い。
縁取りがしっかりしているので旧版よりメリハリがついた感じ。
個人的にはこっちが好み。塗装も良好でかっこいい。
胴体。左がリニューアル版で右が旧版。
旧版とはもはや別物でOVA本編や漫画版にますます近くなった寸胴体型。
とは言え旧版もバランスが取れてないわけじゃないし
旧版のほうが好きな人もいるかも。
腰の黄色塗装が薄めの色になったのも目立つ変更点。
付属武器。左の4つがリニューアル版で右の4つが旧版。
今回は可動マントのほうにウエイトが置かれたせいかマシンガンは付属せず。
ゲッターの大きさはほぼ同じなのにトマホークの大きさが一回り違うのが面白いところ。
柄の太さに合わせて持ち手の穴の大きさも違うけれど
旧版のマシンガンはそのまま持てるのでおk。
その他、可能範囲もかなり変わっており
特にリボ球が入った両肩、逆にリボ球じゃなくなった膝が目立つところ。
個体差もあるだろうけど膝はけっこう弱く角度によってはプラプラ揺れるので
どうして変えちゃったんだろうなあ…というのが正直な感想。
今回のキモである可動マントは狙ったポーズを再現するのが結構難しい感じ。
ただ皺などがかなり細かく再現されているので
適当に広げたり畳んだりするだけで格好良くなってくれる。
というわけで全体として見てみるとプロポーションも可動の感覚もかなり違うし
リニューアルと言うより全くの別物と考えていいような感じ。
ゲッター好きなら買って損はないねこれ。
OVAのゲッターは量産されている設定だから
搭乗者に合わせたカスタム版とか勝手に妄想してもいいかも。
個人的には下半身は旧版、上半身はリニューアル版が好みなんだけど
全体のバランスが違うのでニコイチするとちょっと不自然になるのが残念。
今日は2000な気分なんだ
「もうちょっと一つに集中したほうがいいんじゃね」
「好きなようにやればいいんだよひゃっほい」
などなど思いながら久々にツクール2000。
基本的な機能は2000もVXもそんなに変わらないから平行しても特に問題はないんだけど
やっぱり細かいところで不便に思うところもあったり。
VXにある「文章の表示」のプレビューや顔グラ表示機能、
セルフスイッチに慣れてしまうと2000はやや面倒に感じるし
ウェイトの設定が「2000→0.1秒単位」「VX→1フレーム単位」なのも戸惑うところ。
ただ後発のVXのほうが上位と単純には行かず
データベース部分の操作性なんかは間違いなく2000のほうが上。
恐らく2000にあった最大数バグを解消するためなんだろうけど
XPやVXはデータベースのコピペ関連がすごい使いにくいんだよなあ。
いくらスクリプトで大抵のことは出来るとは言っても
ツールそのものの操作感はどうにもならんし。
そんなこんなでいまだに(仮)な「輪姫少女」も
思いっきり回り道しながら少しずつ進んでる……はず。
ガンダムあげ! ガンダムあげ! ガンダムをぶっ壊せ!
というわけでとうとう正式発表されてしまった「機動戦士ガンダムAGE」。
……いや、アリだと思うよこれ。
恐らく方向性としては「ガンプラビルダーズ」や「機動戦士ガンダムALIVE」に
近いものになるんだろうけれど
そういうのを新作TVシリーズに持ってくるっていうのは
ものすごく意義があり勇気がいることだと思うんだよなあ。
今回に限らず新作ガンダムが発表されるとバカの一つ覚えお約束のように
「こんなのガンダムじゃない」「ガンダムは終わった」などという意見が散見されるわけだけど
「ここまでブランド化したものが潰れるわけがないよなあ」というのが自分の見解。
富野監督がガンダムを潰すつもりで作ったという「Vガンダム」、
Vガンの後を継いでアナザーガンダムの口火を切った荒唐無稽な「Gガンダム」、
ニュータイプ論に乱暴な形でケリを付けた「ガンダムX」、
異種族との邂逅から真の意味での人類の変質と進化を描いた近作「劇場版ガンダムOO」と
これまでにも「異端」「問題作」と言われる作品は多々あったわけだけど
結局ガンダムが終わるということはなかったし
作り手、受け手の両方が終わらせるはずがない。
そしてもう誰にも終わらせられないんだったら
あとはもうどんどん手を広げて固定観念や先入観をぶち壊して
「新しいガンダムシリーズ」を制作、開拓していくしかないわけで。
先述した「TVシリーズでこういう作風のガンダムをやるのに意義がある」
っていうのはそういう意味。
どうせ新しいのを作るんだったらこのくらいのほうが景気がいいわ。
むしろメカデザインが
「目が二つあってアンテナついてりゃマスコミがみんなガンダムにしちまうんだよ」
な正統的デザインを踏襲しているのが不満なくらい。
そんなわけで無責任な一視聴者としては
「いいぞもっとやれ」「ガンダムをぶっ壊せ」「ガンダムはバーリトゥードだ」
と高らかに叫びたいというのが本音。
どうせもう何をやったって本当にガンダムがぶっ壊れることなんてないんだし
それくらいの意気込みがないと新作を発表する意味がないんじゃないかと。
自分としてはそういうスタンスだから
発表会動画の中で日野氏をはじめとしたスタッフが
「ガンダムらしさ~」「ガンダムなので~」
という語を連呼していたのがとにかくすごい不満。
じゃあガンダムらしさって何だよと問いたい。問い詰めたい。
小1時間問い詰めたい。
作り手側が「ガンダム」を特別視してる時点で
もうそれはガンダムに縛られてるってことでねぇ……うーん。
「スーパーロボットマガジン」を振り返ってみる。
スパロボαシリーズやOGシリーズに「龍虎王伝奇」の設定がかなり使われていたり
先日発表された「第2次スーパーロボット大戦OG」に
「ロストチルドレン」のイングの参戦が決定したりと
最近になって「スーパーロボットマガジン」がやたらと
取り上げられるようになった気がするので本棚から引っ張り出してみる。
ダイナミックプロとの関係も深い中島かずき氏が編集長を務めた本誌、
目玉作品は何と言っても石川賢氏による「ゲッターロボアーク」。
前作「真ゲッターロボ」はアンソロでの不定期連載だったし
隔月でゲッターの新作が読めるということに大興奮。
同時期に創刊された「ガンダムエース」をオリジンのための雑誌とするならば
「スーパーロボットマガジン」はまさにゲッターのための雑誌という感じ。
ただそういう「中の人たちが目指していた雑誌の方向性」と
「読者が望んでいた雑誌」に微妙にギャップがあった気がするんだよなあ。
正直「リアルロボット中心」「スーパーロボット大戦」がメインの雑誌を望んでいて
内容にガッカリした読者っていうのはかなりいたんじゃないだろうか。
読者コーナーのやり取りなんかを読んでるとそんなふうに訝ってしまうんだけど
自分が捻くれてるだけなんだろうか。うーん。
ともあれ誌面も少しずつ「各ロボット作品のアンソロ」から
「スーパーロボット大戦を中心とした内容」にシフトしていき
途中で100円の値上げなども挟んで14号で無念の休刊。
こういう雑誌が二年以上も定期刊行したのが
逆にすごいと言ってしまえばそうなんだけど。
ちなみに記事冒頭で触れた「ロストチルドレン」は13~14号に掲載。
休刊のアオリをもろに喰らってしまった形だけど
作者の環望氏の最終号メッセージを読む限り
構想はけっこう先まで決まってた感じもするし
第2次OGではそのあたりを膨らませる形になるのかなあ、と。
しかし「ガンダムエース」が
季刊→隔月刊→月刊となって現在も続いていることを考えると
値上げ→休刊になった「スーパーロボットマガジン」とは
まさに光と影の関係だなあ、と思ったり。
スパロボマガジンは紙質も悪いし。
自分としてはゲッターアーク連載ってだけで
スパロボマガジンのほうに軍配が上がるんだけど。
ちなみに個人的に一番面白かった記事は第8号の御禿様富野監督インタビュー。
「この前初めてザブングル観たらすごい面白い設定だった、これ考えたの誰だ」
などの絶妙な発言が続出。やっぱり御禿様富野監督は最高だわ。