そんなわけで完全に見切り発車で
こっそりとタイトルだけ公開した次回作『付喪草子』ですが
今までとは全く別のことをやりたい、ということでかなり斜め上のものになる予定です。
とりあえず今回はRPGではありません

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えーと見ての通りギャルゲーです。
上の画像はRPGツクールVX+恋愛シミュレーションツクール2で作ってみたものですが
開発環境自体まだ未定です。
まあ雰囲気や画面レイアウトが大幅に変わることはないと思います。

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コンセプトは正統派とか90年代風とかそんな感じ。
選択肢でストーリーが分岐して最終的に特定の子とのエンディングを迎える
非常にオーソドックスなタイプのノベルゲームです。
もちろんいつものように女主人公です。
……あれ?

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  付喪草子(現在休止中), Web小説

高遠るい氏の解釈による「新訳デビルマン」とも言える
「デビルマンG」の単行本第2巻が発売。
今回はシレーヌとの戦いの中でデーモン族と人間との接触や
人間界への侵攻の過程が明らかになり
ようやく本作の世界観がはっきりとしてきた感じ。

シレーヌのビジュアルや腕を飛ばす戦い方などは
原作漫画版「デビルマン」とほとんど同じなんだけど
雷沼教授の娘である新キャラのツバサがストーリーの中心となっており
1巻以上に現代風にアレンジした独自路線を進んでいる、というのが今回の印象。
中でも21世紀の世界観から見ると余りにも古臭くて説得力に欠ける「サバト」を
雷沼教授を絡ませた「心理学の実験」としたのは巧い逃げ道だなあ、と。
個人的には飛鳥教授がチョイ役として登場したのが嬉しかったり。

ただ「本来の力を発揮出来ていない」という設定のせいで
今回の2巻では主役=アモンがやけに弱く描かれており
何度もアグヴェルの罠に嵌っていいように扱われたりするのは
原作から考えるとちょっとストレスの溜まる展開。
最後のシレーヌ戦も完全に「弱っているところを不意打ちして勝利」という形だったし
もうちょっと勇者アモンらしいド派手な戦いを見たかったような気も。
しかしこの流れだとシレーヌは最後の最後まで引っ張るのかな。

そして週刊少年チャンピオンに掲載された特別版(第8.5話)も今回収録。
分かる人には「出水マサミ」の名前が出てきた時点でオチが読めるねこれ。

   

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  デビルマンG, アニメ・漫画, ダイナミック系

13年の長期連載となっていた「成恵の世界」の最終巻がついに発売。
前巻までのあらゆる世界を巻き込んだ混乱の末、
今までギリギリの所で踏みとどまっていた日常=サザエさん時空の世界が変革を迫られ
平穏のために星門の封鎖が決定されるいうことで
それぞれの「別れ」を意識するストーリーが展開。
話の流れとしては前回の戦後処理的な部分が大きいんだけど
事務的なものではなく一筋縄では行かない緊張感のある雰囲気が巧いなあ。

それまで繋がっていた世界が切り離され「人類が独り立ちをしていく」という
王道SFをゆく展開でありながら
最後の最後で鍵となるのが出たとこ勝負の行動力だったり
漫画的なご都合主義=デウス・エクス・マキナだったりと
手放しで科学に希望を持つ理屈一辺倒ではなく
自分たちで未来を作っていく少年漫画として帰結している絶妙なバランスも見事。

そして文字通り輝く世界が動き始める流れ星☆なエンディングからの流れは
しっかりと完結していながらまだまだ話を膨らませそうな感じも。
欲を言えば数ページで終わってしまった「七年後のサブキャラたち」は
もうちょっとじっくりと見てみたかったなあ、と。
長期連載ということでそれぞれに愛着はあるわけだし。

そんなわけでありがとう成恵の世界! さようなら成恵の世界!
あとは設定資料集的なものがほしいな!

 

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  アニメ・漫画

宇宙細菌「エンジェル・コール」を巡るストーリーが展開する
「機動戦士クロスボーンガンダムゴースト」の3巻が発売。

リア・シュラク隊と協力しての脱出や自分の立ち位置に悩むフォント、
カーティスに「人間の力を超えている」と評されるベルの力など
今回も緊張感のある展開や今後に繋がっていきそうな描写がちらほら。
特にベルの力は無印「クロスボーンガンダム」で「単に環境に適応しただけ」と否定された
ニュータイプ能力を明らかに超えているわけで
そうなると彼女は最終的に「Vガンダム外伝」の面々のように
地球を捨てて外宇宙に旅立っていくしかないんじゃないか、と思ってみたり。

また「サーカス」の中にあっても自分のルールを貫こうとするジャックや
いまだに動きが掴めないエリンの真意など
無印クロスボーン以上に各勢力の思惑が渦巻くストーリーになっている印象。
現在発表されている宇宙世紀の年表は「Vガンダム」以降
「ガイア・ギア」や「Gセイバー」まで完全に空白地帯になっているわけだし
そういう流れを考えても各勢力がどのような結末を迎えるのかも気になるところ。

そして後半では本作の主役メカになるであろう新MS「ファントム」が満を持して登場。
単行本も3冊目だし無印クロスボーンとのバランスなんかを考えると
ここらへんが折り返し地点になるのかな。

個人的にはF91のバイオコンピュータ理論が
「最初期の古い理論」と言われているのに少し感慨深くなったり。
そういやVガンってF91の30年後なんだよなあ。思えば遠くに来たもんだ。
この時代を扱った作品って少ないから余計にそう思うわ。

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  アニメ・漫画, クロスボーンガンダム

昨年から連載が始まった「サイボーグ009完結編」の漫画もついに10話目に突入。
今回から張々湖が主人公となるエピソードということで
小説版ではP76からP146までのストーリーが展開。

もともと漫画版はページ数の関係もあってか
全体的にダイジェストっぽくなってしまっていた部分が多いけど
今回はいつも以上にバッサリと切っており
道中で少年に慕われるエピソードやテンポのいい中華料理の蘊蓄、
徐福伝説に言及する部分などがまるまる削られているのがちょっと残念なところ。
小説のページ数に換算すると30~40Pくらい消えちゃってるねこれ。
「ケンタッキー・フライド・チキン氏」や「彷徨えるオランダ人」みたいな
捻った表現をなくしたのは
漫画としての分かりやすさ重視で正解だと思うんだけど。

カットされたエピソードは現在にも通ずるチベットやダライ・ラマ問題が中心で
略奪を行う解放軍の様子なんかが描かれたりしているから
どうもここらへんに宗教的・世相的な配慮や
大人の事情を感じてしまう……のは穿ちすぎだろうか。

そんなわけでいつも以上にサクサクと進み
理想郷シャングリ・ラで「神」を見てしまう……
というところまで前編で来てしまったんだけど後半どうなるんだろうこれ。
小説版通りだと神から逃げるだけで終わっちゃうし
いろいろと描写を増やして膨らませていきそうな感じ。

ところで張々湖が男と出会ったのが数年前ってなってるけど
これだと作中の「2010年5月」と時間軸が合わないような気がするなあ。うーん。

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  アニメ・漫画, サイボーグ009