なんか大きいガンプラをがっつり作りたいなー、という気分になり
衝動的に「MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.3.0」を購入しました。

 20160509.jpg

 

ガンダム3.0は「RGを大きくしただけで新鮮味がない」という
あまり芳しくない評価がされているみたいですが
パチ組みしか出来ない自分にとっては
組み立ててシールを貼るだけで密度の濃いものが出来る
ディティールの細かい3.0はうってつけなのです。
Ver.kaのνガンダムとどっちにしようか最後まで悩みましたが
1体だけ1/100を飾るならやっぱり1stかなあ、と。

1/144のプラモは何だかんだで年に2~3体は作っているんですが
最後に1/100のものを作ったのはなんと今から十数年前
20年前に「究極のガンプラ」として鳴り物入りで登場した
マスターグレードの第1弾、ガンダムVer.1.0以来になります。

 

これです。
当時のものはすでにぶっ壊れて捨ててしまったんですが
頭が炊飯器みたいに開くギミックだけはやけに印象に残ってます。

ちなみにMGシリーズの対象年齢は15歳以上となっているんですが
購入当時の自分はまだ15歳未満。
変なところで律儀だったので15歳の誕生日が来るまで積んでた記憶があります。
発売から数年のタイムラグがあるのはそのせいです。

そんなこんなで十数年ぶりとなる1/100のガンプラ。
せっかくなのでじっくり作ってガンプラの進化を存分に味わいたいと思います。
今月末に出るRGクアンタとSDスペリオルドラゴンは予約済みなので
それまでに完成出来ればいいなあ、と。

  

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  プラモデル, アニメ・漫画, 玩具

前回の第4弾から約1年ぶりの発売となった
艦これの「艦娘クリアカードこれくしょんガム」の第5弾を購入しました。

 20160506-1.jpg 20160506-2.jpg

前にも書いた記憶がありますがトレカ系のグッズにはこだわりがあるので
特典カードも含めたフルコンプを目指してBOX(16パック)を3箱購入です。
さすがに第5弾ともなるとレア艦未実装の子が多いですね……(白目)。

というわけで全て開封した結果(96+特典3枚)はこんな感じでした。
横の数字が出た枚数になります。

■■■ノーマルカード■■■
No.155 Littorio 1
No.156 Roma 0
No.157 葛城 0
No.158 秋津洲 3
No.159 瑞穂 3
No.160 照月 0
No.161 高波 0
No.162 Libeccio 0
No.163 風雲 2
No.164 海風 2
No.165 江風 3
No.166 嵐 3
No.167 萩風 3
No.168 速吸 1

■■■改レアカード■■■
KAI 050 武蔵改 0
KAI 051 葛城改 0
KAI 052 翔鶴改二 0
KAI 053 大鳳改 2
KAI 054 祥鳳改 3
KAI 055 加古改二 3
KAI 056 鳥海改二 1
KAI 057 摩耶改二 0
KAI 058 阿武隈改二 0
KAI 059 叢雲改二 1
KAI 060 睦月改二 3
KAI 061 如月改二 3
KAI 062 暁改二 3

■■■レアカード■■■
R 042 Bismarck 1
R 043 Littorio 1
R 044 Roma 2
R 045 翔鶴改二 2
R 046 天城 1
R 047 葛城 1
R 048 龍鳳 1
R 049 秋津洲 2
R 050 加古改二 2
R 051 鳥海改二 1
R 052 摩耶改二 1
R 053 衣笠改二 2
R 054 川内改二 1
R 055 神通改二 1
R 056 那珂改二 1
R 057 阿武隈改二 1
R 058 大淀 1
R 059 睦月改二 1
R 060 如月改二 2
R 061 潮改二 2
R 062 初霜改二 1
R 063 Z1 1
R 064 Z3 2
R 065 朝霜 1
R 066 嵐 1
R 067 萩風 1
R 068 U-511 1
R 069 明石 2
R 070 香取 2
R 071 速吸 1

■■■シーズンカード■■■
S 001 祥鳳 1
S 002 高波 0
S 003 大淀 3
S 004 明石 0
S 005 時雨改二 2
S 006 夕立改二 2

■■■シーズンレアカード■■■
SR 001 祥鳳 1
SR 002 高波 1
SR 003 大淀 2
SR 004 明石 1
SR 005 時雨改二 2
SR 006 夕立改二 1

■■■特典カード■■■
特典 012 軽巡棲鬼 1
特典 013 北方棲姫 1
特典 014 防空棲姫 1

 20160506-3.jpg

きた! 特典カードがダブり無しで揃った! いやっほぅ!
いやーこれは嬉しいです。
コンプリートを目指す際に最大のネックになるのがこの特典カードで
3箱ダブり、という最悪の事態も覚悟していたので。
それにしても第1弾の初回特典カードはとんでもない値段になってますね……。

 20160506-4.jpg

ノーマルや改レアはかなり偏りがありましたが
レア/シーズンレアがほぼダブり無しで揃ったのも嬉しいところ。
ただ今回はこれまでと違い30/69とレアの封入率が一番多いので
今までよりレアカードが揃いやすいアソートになっているのかなあ、と。

そんなわけで全72種のうち60種が手に入って残りは12枚。
個人的にはいい感じだと思います。はい。
しばらくお菓子には困りません。

 20160506-5.jpg

あ、あと今回から収録されるようになった期間限定グラですが
こちらはまだまだストックがありますし
第6弾は意外と早く来るような気もしますね。
しかし第3弾の水増しキラ付けカードはもはや黒歴史ですね……。

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  艦これ, トレーディングカード, コレクション, ゲーム

2016年5月1日に本邦初放送となったテレビドラマ版『幼年期の終り』の
第3章(5話~6話)「子供たち」の感想です。


第三章のサブタイトルは原作の「最後の世代」に対して「子供たち」。
進化した新人類も自分たちにとってはただの子供だ、という
このドラマ版が「滅びる大人たちの傲慢な視点による悲劇」であることが
ここからも浮かび上がってきます。

そんなわけで原作では進化を遂げていく子供を見守る親としての嬉しさと
それを見届けることが出来ない寂寥感、という
諦観と静けさによる美しい人類の最期が描かれていたんですが
ドラマ版では悲劇の部分が異様にフォーカスされ
子供を奪われた大人たちはオーバーロードを恨み、見苦しく抵抗し、
パニック映画さながらに「子供たちを返せ!」と絶叫する展開へとなっています。
そしてニューアテネは核爆弾で大爆発。なんだこれ……。

そしてオーバーロードたちの母星へと行ったジャン(マイロ)も
原作では崇高な覚悟と使命感、責任感をもって実況の任務を果たしたのに
ドラマではただただ混乱するだけで
涙ながらに「人間が生きていた証を残してくれ」と
カレルレンに懇願するという往生際の悪さとみっともなさを見せる始末。
……えーとぶっちゃけ彼まともに実況してません。
終盤の尺がかなりカツカツだったということもあり
(マイロがオーバーロードの母星で目覚めるのがラスト15分前!)
一番観たかったクライマックスが消化試合的に流されてしまったのは正直不満です。
こんな駆け足じゃ余韻も何もあったもんじゃないよ!
第1話のタイトルアバンからずっと引っ張ってこれはさすがに酷いです。

また映画ほどには予算をかけられないテレビドラマの宿命なのか
ふわーっと「浮遊感与えちゃったかな」的に飛んでいく子供たちや
文字通りに真空パックされるマイロには思わず苦笑してしまいました。
これが未来の冷凍冬眠技術なのか……。

あ、ただオーバーロードの宇宙船や母星の描写はかなりしっかりしてますし
オーバーマインドを「真っ白な空間に浮かぶ光の塊」として
ちゃんとビジュアル化してくれたことは評価したいと思います。
いくら陳腐になろうともこういう部分を見せてくれなきゃ
SF作品を映像化する意味はないと思うので。

というわけで要所要所は押さえつつも
大胆なアレンジを加えて映像化されたドラマ版『幼年期の終り』。
いろいろと原作との違いに関して不満を書いたりしてきましたが
「滅びゆく人類の悲劇の物語」として考えると
何だかんだで一本の面白い連続ドラマとして成り立っていると思います。
登場キャラが多く場面転換のテンポが良かったこともあって
6時間ぶっ通しでも飽きずに見続けられたことは事実ですし。

ただここまで主題と視点が外れてしまった本作は
もう『幼年期の終り』じゃないよなあ、という気持ちはもちろんあります。
正直自分が『幼年期の終り』の映像化で一番観たかったのは
クライマックスの全てが吹き上げられ光と共に消えていく美しい破滅の描写なんですね。
はっきり言うとストーリーは二の次で良かったんです(暴論)。
それこそドキュメンタリー番組みたいに語りと映像だけで進めてくれても良かったんです。
古典SFとして手垢が付きまくった『幼年期の終り』を今の時代に映像化するからには
やっぱり人間ドラマより映像的な部分で見せてほしかったなあ、と。

というわけで結論。
『幼年期の終り』の一つのバージョンとしてこういうのがあってもいいと思うよ!
でもやっぱり原作に忠実な映像化も観てみたい!
その時はもちろん映画館の大画面で!
そんな感じです。はい。

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  幼年期の終り(ドラマ版), SF小説

2016年5月1日に本邦初放送となったテレビドラマ版『幼年期の終り』の
第2章(3話~4話の前後編)「偽りの日々」の感想です。


西暦2030年代へと舞台を移してのストーリーが語られる
テレビドラマ版『幼年期の終り』の第2章。
まず目を引くのがサブタイトルが「偽りの日々」と題されているところ。
原作では「黄金時代」(光文社版では「黄金期」)なので
ニュアンスが真逆のものになっているんですね。

そして内容も「黄金時代」が持つ平和で牧歌的なイメージからは遠く離れて
オーバーロードによる支配を喜びつつも疑い、
いまだに言葉を濁して真実を語ろうとしない彼らに対し業を煮やす、という
第1章に輪をかけて不審と不安が渦巻くストーリー。
サブタイトル同様に全体の雰囲気が正反対になっています。

ここでこのドラマ版のスタンスというか主題と視点が分かってきます。

光文社版『幼年期の終わり』の解説文で
巽孝之氏が庄司卓氏の論考を引用して説明しているように
原作ではあくまで「主人公=オーバーロードたち」であり
「淡々としながらも人間と進化を見守る優しい視点」で書かれていました。

ですがこのドラマ版では視聴者の感情移入を重視したのか
「やがて滅びる大人たちの悲劇」の視点で徹頭徹尾描かれているんですね。
だからオーバーロードたちを完全には受け入れられないし
旧時代から続く信仰は捨てきれないし
進化を始めている子供たちのことは理解出来ずに恐怖の対象としか描かれない。
子供たちが能力の片鱗を見せるシーンがポルターガイスト現象そのままだったり
本章のラストシーンが「赤ん坊の目が怪しげに光る」という
あまりにも陳腐なホラー演出となっていることからもそれは明らかです。

そして原作では人間とオーバーロードが互いに友人となって
パーティを開いたり家族ぐるみで交流をしたりしていたんですが
作品の雰囲気にあわせてドラマ版ではそのあたりが総カット。
その影響でオーバーロードの一人、ラシャヴェラクの存在が
無かったことになってしまっているのはちょっと残念なところです。

代わりに1章から引き続き登場するストルムグレンなど
2章以降も原作にはいなかったキャラが多数出てくるんですが
中でも特徴的なのがジャン(マイロ)に想いを寄せる同僚の女性レイチェル。
研究第一の鈍感男マイロにヤキモキしつつも彼に協力する……という
まさかのツンデレラブロマンスがここで勃発です。はい。
アジア系の黒髪の女性であり
「心」の文字が書かれたペンダントをお守りにしている、という彼女の設定は
海外の人にはエキゾチックな魅力に映るのかもしれませんが
このわざとらしいアジア像にはどうしてもしっくり来ない感がありますね。
映画『ハンニバル・ライジング』で
いきなりレディムラサメが出てきた時と同じ違和感です。

そんなわけでいろいろと原作との違いに困惑しましたが
ようやくこのドラマ版の視点やテーマがはっきりし
「最後にして最初の子供」となるジェニファーが生まれたところで次回に続く。
物語はSF史に燦燦と輝く最終章へと入っていくのです。

あ、あとカレルレンが銃で撃たれて死にかけるシーンは
さすがにどうかと思いました。
あれで倒れるのか……(困惑)。

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  幼年期の終り(ドラマ版), SF小説

原作の発表から半世紀以上を経てついにテレビドラマとして映像化が実現した
アーサー・C・クラークの古典的名作SF小説『幼年期の終り』。

とにかく原作『幼年期の終り』は自分が一番好きなSF小説。
先日5/1にAXN Japanで本邦初放送となった一挙放送も
もちろん6時間ぶっ通しでテレビにかじりついてしっかりと見届けたので
さっそく感想を書いていきたいと思います。
例によってネタバレ満載です。


そんなわけで原作の第1部を映像化した
第1章「オーバーロード」(日本放送版では1~2話の前後編)。
いやーもう地球をバックにタイトルロゴが出てきた時点で鳥肌立ちましたよ。
ああ『幼年期の終り』だ! 自分はあの『幼年期の終り』をテレビで観ているんだ!
うーんもう感無量。

そして全体的なストーリーは
オーバーロードの宇宙船の出現、彼らによる紛争や飢餓の解決、
カレルレンと地球代表となったストルムグレンの交流、
「自由連盟」による誘拐事件、と原作の基本的な要素は押さえているものの
世界観やキャラ設定はずいぶん変わったなあ、というのが正直な印象。
中東の紛争や朝鮮半島の情勢について触れられていたり
ストルムグレンがスマホでカレルレンの写真を撮ろうとするところなどは
現代を舞台にするとこうなるんだなあ、といった感じですね。
オーバーロードのせいで人々の信仰と母親を喪った宗教家、ペレッタが
オリジナルキャラとして登場し第2章のラストまでメインを張り続けるのは
ちょっと日本人的には違和感がありますが
このあたりの宗教的な部分はしっかり描かないと
海外の人には逆に変にうつっちゃうのかなあ、と。

そんな中で一番大きな変化が
原作では国連事務総長だったストルムグレンが交渉術に長けた農家の男性
(作中でのあだ名は「ブルーカラーの預言者」)となっているところ。
「再婚を考えているが前の妻のことを今でも忘れられないでいる」などの
海外ドラマでは王道とも言えるような設定も加わって
良くも悪くも主人公として感情移入しやすい等身大のキャラクターになっちゃった感じ。
カレルレンに「政治家はメッセンジャーには向いていない」と
原作を真っ向から否定するようなことを言わせているのはある意味挑戦的ですね。

そしてオーバーロードが人類の前に姿を見せるまでの期間が
原作の50年から15年とかなり短くなっているのも興味深いところ。
恐らくこれは連続ドラマとしての繋がりを重視した結果ですね。
ドラマ版ではストルムグレンは続く第2章、第3章でも登場しますし
原作では第2章での登場となるジャン(ドラマ版での名前はマイロ)が
勉強好きな車椅子の少年、として第1章の時点で早くも登場していたりと
原作と違ってストーリー全体を通して出演するキャラがたくさんいて
連続ドラマとしての統一感を持たせようとしているのがよく分かります。
少年マイロの夢が「オーバーロードの母星に行くこと」なのがニクい演出。

そして約束の15年後、オーバーロードが遂に姿を見せたところで第2章へ続く。
カレルレンの姿に映画『デビルマン』を思い出してしまったのは秘密です。
まあ原作のビジュアルをそのまま映像化するとこうなるよね。うん。

あ、あとタイトルの『幼年期の終り』や
(創元社版では「地球幼年期の終わり」、光文社版では「幼年期の終り」)
地球総督カレルレンの名前などなど
(創元社版では「カレレン」、光文社版では「カレラン」)
固有名詞の表記がハヤカワ文庫版に則っているのが個人的には嬉しかったです。
自分が一番最初に読んだのがハヤカワ版なので
やっぱり一番思い入れがあるのです。

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  幼年期の終り(ドラマ版), SF小説