現在アニメ放送中の「侵略!イカ娘」の8巻が発売。
10月に7巻が出たばかりだから2ヶ月で1冊のなんというハイペース。
2本立て掲載とかあったからページ数的にも足りてるんだろうけど
アニメ放送中に1冊出したいとかの理由もあるんだろうなあ、
と穿った見方もしてみたり。

というわけで今回も
エビ断ちしたりプールに行ったりイエローカードで調子に乗ったり
そんな中でライフセーバー話のようなちょっといいエピソードがあったりと
いつもの雰囲気のままのイカ娘なんだけど
一つ気になるのが後書きに「終わり」を意識してるような文章が見受けられること。
6~7巻あたりからはずっと季節が変わらないことを逆手に取った
カレンダーネタ(逆に言えばネタ切れ的な?)とかも出てきたし
ずっと夏という舞台で続けることは難しいんだろうなあ、と感じたり。

とは言え本巻でようやく名前が明らかになった偽イカの中の人鮎美ちゃんとか
男装ネタで新たな引き出しが出てきた渚ちゃんとか
サブキャラを掘り下げていけばまだまだ話は作れそうだし
もうしばらくは続いてほしいなあ、というのが正直なところ。
あと巻頭カラーのトナカイ早苗かわいいな!
各キャラの冬服とか着ぐるみとかも普通にもっと見てみたいわ。

ところで男装は別にいいけどオールバックはさすがにやりすぎだと思うんだよ!

  

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  アニメ・漫画

やっぱり今回もデビルマンのセルフリメイクパートが
かなりのウェイトを占めている永井豪氏の本格自伝的マンガ第2巻。
今回の肝としては
・自分が生きた証を残すために漫画家の道を選んだこと
・デビルマンに集中するために「ハレンチ」「ケダマン」を終了する激先生
・「デビルマン」に秘められた軍事的・反戦的メッセージ
の三つになるんだろうけど最後のはちょっと気になったり。
「デビルマン=反戦漫画」的なことは97年に出た文庫版の巻末エッセイ
「デビルマン黙示録」以降によく見受けられるようになった話だし
執筆時に既にそこまで計算高く考えていたようには思えないんだよなあ。
あくまで自伝〝的〟でフィクションだから
「これはおかしいじゃないか」とか言うつもりはないけれど
そのあたりの説明が「劇マン!」の漫画としての面白さに繋がってるわけでもないし。
ハレンチやケダマンをやめるあたりは
デビルマン執筆の中でどんどん疲弊していく描写とかもあって
面白いし説得力もあったんだけど。

そして今回のデビルマンパートはシレーヌ編の途中まで…って
1巻に輪をかけて展開遅いよ!
雑誌連載のほうでもまだシレーヌとの決着は付いてないみたいだし
この展開の遅さはいろんな意味で気になってしまうなあ。
個人的にはマジンガー編をやって現在中断中の「マジンサーガ」
なんかにも触れてほしいんだけどそこまで行くには果たして何年かかることやら。
「マジンサーガ」はあんなところで中断なんて生殺しすぎて困るわ。

   

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  アニメ・漫画, ダイナミック系

いやあやっぱり面白いなあ長谷川漫画。
どんな作品でも「長谷川節」になるのはまあ置いておいて
ロボット系のアンソロの仕事が多いせいでクロスオーバーなどに目が行ってしまうけど
〝勇者ライディーンの正統続編〟と見る以外に〝一つのロボット漫画〟としても
純粋に楽しめるのはさすがという感じ。
妖魔帝国や異星人との戦いが過去のものになってて主人公は最初知らない、
という設定は「ゲッターロボ號」で恐竜帝国や流竜馬が再登場した時のような興奮があるし
雑誌連載は読んでなかったけど予想以上に楽しいわこれ。

そしてライディーンだけでなく「コン・バトラーV」「ボルテスⅤ」「ダイモス」も登場する
まさに長浜ロボ大決戦ということでやっぱり気になるのは
長谷川氏の過去作品「超電磁大戦ビクトリーファイブ」との関連性。
今回の1巻でも〝外宇宙に行ったマグネバード〟という設定や
一コマだけ〝チリ〟らしき少女が登場していたりと
ビクトリーファイブの1部~2部の間と考えると結構しっくり来る気もするんだよなあ。
〝ワープ時の別次元〟などビクトリーファイブ2部の「ダルタニアス」登場を
意識させる台詞もあったしダルタニアスが今後登場するかどうかが
いろいろな意味で気になったり。

ところで主人公がデコピンされるシーンは今後絶対にあると思うんだ。
女性主人公やヒロインがデコピンされるシーンが異様に多いよね長谷川漫画。

   

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  アニメ・漫画

アニメが現在放送中(見てないけど)の「それでも町は廻っている」の8巻が発売。
木曜日のフルット」の単行本も出たばかりで
短編集もコンスタントに出してるみたいだし
アニメ放送中にいろいろ推しておきたいんだろうなあ、
と変な勘ぐりをしてしまったりしなかったり。

今回は後書きに「歩鳥一人ではどうにもならない話が多い」とあったように
タケルに上を行かれたどんぐり話や紺先輩が自分の言葉でコバンを取り戻す話など
歩鳥が単なる語り手や脇役に留まっている話もちらほら。
特に最後の「商店街が否応なしに変わってしまう話」は
作品の根幹部分に関わってるんだろうなあ。
2巻で「歩鳥が死んでも町は変わらず廻ってゆく」エピソードがあったけど
それを別の視点から見せて貰ったような感じ。

とは言え「なぞの王国」のとんち的な謎解きや
「大怪獣」ラストの同じ映像から全く違う話をでっち上げたりなど
さすが歩鳥、と思わず唸ってしまうようなひらめきは健在。
「大怪獣」の映像や音声の編集とかああいうの大好きなんだよなあ。
ちょっと昔のMADムービーやMADテープみたいで。

ただ一つ気になったのは恋愛絡み、男女関係の話題がいくつか見受けられたところ。
作中で何度か「残念な顔」「タヌキに似てる」などと言われていて
決して見目がいいとは言えない設定の歩鳥だから
ナンパされたり部活メンバーに彼氏彼女と勘違いされてる所で
そういうふうに周囲から見られる、っていうのに少しばかり違和感があったり。
個人的にはそういうのは真田だけでいいんじゃないかなあ、と。

ところで表紙が短髪歩鳥+ハリウッドTシャツなのはさすがに冒険しすぎかと思ったけど
これはこれで「それ町」らしくていいかもしれんね。

   

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  アニメ・漫画

数ヶ月前に単行本が出た漫画だけど「これいいよ」と薦められて買ってきた一冊。

いやあ確かに面白いわこれ。
とにかくキャラの配置が完璧というかすごい上手い。
・主人公の少年
・人間になった猫
・一緒に暮らす祖母
・理解力のある友人
とメインキャラの人数は少ないけど
全員の魅力が1巻目にして最大限に引き出されてて完成してるし
各話ごとにある1Pおまけもいい感じ。
早瀬ちゃんかっこいい。あと「姉弟日記」読みたい。

ただそれだけに早くも2巻以降の展開が微妙に不安だったり。
今の雰囲気が好きだから新キャラの追加やテコ入れの新展開で
現状のキャラ配置を掻き回すようなことはしてほしくないなあ、というのが正直なところ。
まあカバーに「彼らの日常を少しでも楽しんでいただけたら幸いです」
という作者メッセージがあるから
変に方向性が変わってしまう心配はしなくていいとは思うんだけど。

ところでタイトルは「ネコあね。」だけど
「人間の姉になった猫」より「主人公のツンデレメガネっぷり」を楽しむ漫画ってことで
いいんだよね? よね!

 

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