えーとそんなわけで自分がサービス初日から続けていた唯一のソシャゲである
『ロックマンX DiVE』のサービス終了が先日6/7についに発表されてしまいました。
とは言えかなり前から覚悟はしていたというか
ここ数ヵ月は復刻イベントだけがズルズルと続いている生殺し状態で
「終わるならさっさと発表してくれ」な気持ちもあったので
ぶっちゃけ「ようやく運営が終わらせる気になってくれたか」と
ちょっとホッとしてしまったところもあったりします。
ただ本作の終了に関しては他のソシャゲとちょっと違うというか
ストーリーモードには区切りがついて最大レベルも200、とキリのいい数字になっているので
「これ以上やることがなくなった、増やせることがなくなったから終わるしかない」みたいな
不人気や採算を理由とした打ち切りではなく一種の円満終了な雰囲気も感じるんですね。
ギルドのバイタルタワーやDNAポータルといった中期以降に追加された新コンテンツは
正直どれも苦し紛れのネタ切れ感が強いものでしたし
どんどん増え続けるキャラや武器に画面スクロールすら大変なヤコブのステージ選択など
肥大化しすぎたデータには現状のUIでは追い付けず、
かと言って今から画面レイアウト等の全てを一新することも出来ない、と
進むも引くも出来ず限界を迎えた形での終了になったんじゃないかと思っています。
発表だけされていた3vs3モードなんかも
ゲームの重さなどを考えると明らかに現実的ではありませんでしたし
その場のノリで発表したのはいいけれど……と
恐らくかなり早い段階で頓挫していたんじゃないでしょうか。
で、ここからは自分の想像になってしまうんですが
本作は本来はもっと早い段階、1年~1年半程度での終了を視野に入れており
リコとアイコ、ヴィアの3人のみで話を終わらせる
(ドロワ、アンジュ、エラトの3人は登場しない)予定だったんじゃないかと思うんですよ。
あの三姉弟はストーリーモードでも会話があるにも関わらず
加入イベントが期間限定ステージになっており後付けした感がありますし
それぞれのキャラと直接戦うのではなくシグマ戦を通して解放するというのも
元々考えていたストーリーをちょっと改変して三姉弟の存在を付け加えたとすれば
辻褄が合う気がするんですね。
設定画やデザインコンセプト等を公式が公開するようになったのも
ちょうど三姉弟の登場あたりからだったので
『ロックマンX DiVE』の展開自体があのあたりから当初の予定とは違う、
ちょっとした寄り道、引き延ばしのような状態に入っていった気がするんですよ。
その場の思い付きのような新コンテンツの数々も
そう考えるとある程度納得出来るんじゃないかなあ、と。
そんなわけで自分の勝手な想像で
「予定よりも長く続いて円満終了だったのでは」とも思っているんですが
長く続いたがゆえに「常に課金を促さなくてはならない」
ソーシャルゲームの宿命から逃れられなくなってしまったがゆえの不満点、というのが
自分としてはたくさんあるんですね。
例えばガチャを引かせるために
強い弱い関係なしに排出率が低いSランクのキャラ、武器ばかり増やしていったせいで
最終的にはAキャラやBキャラは合わせて20人しかいないのにSキャラが120人以上、と
とんでもない偏りになってしまいましたし
そのあたりはもっと「原作の強キャラはしっかり強くてS、弱キャラは弱くてB」みたいな
原作再現度の高いメリハリのある性能差がほしかったなあ、と思います。
アルティメットアーマーや覚醒ゼロあたりは
正直どんなに強くしても文句が出にくいキャラだと思うんですが
初期に実装されたせいで後発の強キャラとは性能に大きく水を開けられてしまいましたし。
個人的にはマグマード・ドラグーンをSキャラにしてしまったのが
そのあたりのターニングポイントだったと思うんですよ。
いくら人気キャラとは言え8ボスの1体をSランクにしてしまったせいで
その後のA~Bキャラの実装や8ボスのプレイアブル化がやりにくい状況が
生まれてしまったんじゃないかなあ、と。
そんなこんなで個人的な想像も含めていろいろと言いたいことはあるんですが
何だかんだで初日から毎日やり続けて
日課レベルにまでなってしまったゲームが終わってしまう、というのには
解放される嬉しさと寂しさが入り交じる妙な気分があったりするのです。
ありがとう。そしてさようなら。
まあ終了までには3ヶ月ほど猶予があるので
スクリーンショット等を撮りながら最終日までのんびりとやっていきたいです。はい。