予約開始初日にしっかりと注文していた
アニメ「ゲッターロボ アーク」の公式ガイドブック
「ゲッターロボ アーク アニメオフィシャルワークス」が無事に届きました。
名前こそ「公式ガイドブック」ですが発行元が松竹からで
販路も映画やイベントのグッズ等を販売する「Froovie」からの購入になるので
厳密に言えば一般の書籍ではなくてパンフレット的な位置付けになるんでしょうか。
とは言えページ数は100ページ以上で背表紙もしっかりと完備。
厚さも普通のファンブックや画集くらいはあるのでボリューム的には申し分ないですね。
そして中身もパンフレットっぽい構成というか
いわゆる「アニメのビジュアルファンブック」とは少々趣を変えており
キャラクター紹介や各話のエピソード紹介、場面カットなどは最小限に抑えられていた印象。
このあたりは情報量も公式サイトなどとそう変わらなかったですし
正直ちょっと物足りなさを感じてしまうところかなあ、と。
ただその代わりにインタビュー記事とキャラやメカの設定画、
背景美術などのページが冊子の大半を占めておりこちらは非常に充実。
インタビューはBlu-ray付属のブックレットのものを更に膨らませた感じのもので
とにかく読み応えがありますし
(内容がBlu-rayのものとかなり被ってしまっているのはご愛敬)
キャラの設定画は隼人だけで「アーク」「真」「號」の三つの時代のものがあったりと
「サーガ」の集大成的な雰囲気もあったアニメ版アークならではの設定画が
たくさん見られたのが嬉しかったところ。
中でも石川賢先生がOVA「真」の時に描いたという真ドラゴンのラフ画(P84)と
Blu-rayの付属ブックレットで言及されていたザウルス2とザウルス3の設定画(P90)は
間違いなく本書のハイライト。
いやーもうこの2ページだけで大満足ですよ。
石川先生のイラストが収録されているとは思わなかったので嬉しい不意打ちですし
アニメ版の「でたなゲッタードラゴン」での真ドラゴンのデザインが
ここから来ているというのは新しい発見でした。
角がパカッと開いて顔が現れるギミックも石川先生のラフの時点で既にあったんですね……。
またザウルス1は「いかにも恐竜」な顔をしていましたが
本書で初公開となったザウルス2と3はもっとゲッターに近いというか
キリクやカーンと並んでも違和感がないように描かれていた印象。
ザウルス2と3はアニメ本編には結局登場しませんでしたが
デザインを手掛けた星先生はザウルス2や3がキリクやカーンと並び立つようなシーンを
想像していたのかもしれないですね。
というわけで100ページ超の中に魅力がしっかりと詰まった
本書「ゲッターロボ アーク アニメオフィシャルワークス」。
普通の書籍とは少し違う販売形式であることも手伝ってか
3200円という定価にはやっぱり割高感がありますが
個人的には上記の真ドラゴンとザウルス2、ザウルス3のイラストが見られただけで
買う価値はあったと思いますし
何よりBlu-ray付属のブックレットよりも数倍大きなサイズでいろんな設定画を楽しめるのは
それだけでファンとしては嬉しいところなのです。
表紙の内部図解と裏表紙のゲッター曼荼羅もインパクトがありますし
A4判なのがほんと嬉しい……嬉しい……。
そんなこんなで放送が終了しても
いろんなグッズやコラボ企画で楽しませてくれているアニメ「ゲッターロボ アーク」。
年末のBlu-ray3巻と「お疲れさま本」でメディア展開も一区切りになりそうですが
もちろん両方とも予約済なので最後まで楽しみたいと思います。