OYSTER 「光の大社員 3巻」 感想
社員の中において最も光り輝く大社員を目指す主人公〝輝戸光〟をはじめとする
オモチャ会社「アルクメ」の愉快な面々たちのギャグ四コマ「光の大社員」もとうとう3巻目。
前に「男爵校長High!」の感想を書いた時にも触れたけど
「大社員」は「男爵校長シリーズ」と比べてギャグに特化してるぶん
勢いがあって畳み掛けてくるような面白さがあるなあ。
毎回ラストの伊達の一人暮らしネタなんかはまさに様式美。
正統派なギャグからノリツッコミ、シュールなものまで各種あって
しかもどれもこれも高レベル。いやあ今回も変わらず面白いわ。
ただちょっと残念なのは
前巻までは結構入ってた他作品ネタがほとんど見られなかったところ。
「万人向け」を意識するなら正しい方向性だとは思うんだけど
他作品も追ってる身としてはちょっと物足りなくも感じてしまったり。
まあこのあたりは贅沢な注文なんだろうけど。
電気復旧。
さすがに今回は復旧が早くて一安心。
しかし家の前の道路を挟んで向こう側が全く停電してなかったのが何とも。
あと前回ので脆くなってたところにまた揺れたせいか
近所のスーパーやコンビニの壁が軒並みぼろぼろ剥がれててまたもや臨時休業。
まあ仕方ないとしか言いようがないか…。
停電中。
また来た…
どうなってんだこれ…
水谷ゆたか 「ひなたフェードイン! 1巻」 感想
少し気弱な性格の女子大生〝高村ひなた〟のバイトや大学生活を描く
「ひなたフェードイン!」が満を持して単行本化。
四コマ漫画ではあまり見られない水彩画のような淡い塗りや
鉛筆描きのような柔らかい絵柄が魅力…なんだけど
内容は本当にボケもツッコミもない日々が淡々と進んで行くという感じで
というわけで良くも悪くも〝空気感〟のみを楽しむ漫画だなあ、というのが正直な感想。
主人公のひなたは元より、親友のみのりやバイト先の面々など、
登場人物のほとんどが同じような雰囲気を持っていて
本当に日常の繰り返しだけに終始してしまっているのがうーんなんとも。
別にそれが悪いわけじゃないんだけど
本作ならではのウリや少しピリっとしたところもほしかったなあ、と
単行本でまとめて読むとちょっと物足りないところが出てきてしまってるのも事実。
逆に言えば安心して読み続けられる作品ってことになるんだろうけど。
どうでもいいけどキャプテンさんと路上練習してるってことは仮免は通ってるってことだよね。
とてもそうは見えないけど。