VIPRPG夏の陣2010作品を偉そうにレビューするよ!
もうすぐ11月だけどまだ夏の陣レビューだよ!
マイペースでやってきていつの間にやら2ヶ月半だよ!
長かったのか短かったのかはよく分からないけど
とにかく次回で夏の陣レビューも最終回の予定だよ!


No.87 エスケープfromゴメス
20101029-1.png
ゴメスから逃げている最中に謎の塔に迷い込んだアレックスが
階段を探して塔を上ってゆく謎解きパズルゲーム。
ひたすら塔を上るという内容や意地悪でやけに捻ってある階段の出現条件など
ヒントのある「ドルアーガの塔」といった印象。
変に考えるより総当たりで試行錯誤していくほうがあっさりと進めたりするので
少々拍子抜けしてしまう部分もあるけれど
全体的にテンポが良いためにさほど気にせず勢いのままに遊ぶことが出来る。
中盤やラストにある逃げアクションはかなりタイミングがシビア。


No.88 エターナルダイバー
20101029-2.png
タイトル画面の演出から始まり、
様々な効果を持つ特殊技能や独自の装備システムなどがふんだんに使われている
VXの機能をフルに活用した3DダンジョンRPG。
戦闘回数や装備品に制限があり、更にゲーム開始時のメンバーが一人だったりと
詰め将棋的なバランスなんだろうかと戦々恐々しながら始めたものの、
難易度はさほどでもなくレベルも上がりやすいため
さくさく進めることが出来るので実はかなり万人向けな感じ。
敵味方共に被/与ダメージ量が多いため行動順が重要になるのだが、
初期から使えるウォーターのディレイ効果がかなり強力なこともあり
メンバーの役割をはっきりさせればボスでさえも封殺出来てしまったりする。
体験版ということで途中で終わってしまったけど
今後は前のステージに戻れたりちょっとした寄り道も出来るみたいだから
成長の自由度も高くなっていろいろ楽しみ方が増えそうで期待。


No.90 夏休みだよ!~海水浴へ行こう~
20101029-3.png
海水浴に行った魔王軍の面々の夏休みを描く中編見るゲ。
とにかく登場キャラが多く、細かく動くキャラチップや
アニメーションを見るだけでも十分に楽しめる。
魔王軍中心ではあるもののアレックスなども登場し、
まさに長期休みのお祭り騒ぎ。
シリアスやハプニングになりそうな展開がところどころにあるものの、
全て勢いのあるギャグに流されるので、暗い展開にはならず
とにかく終始まったりとした雰囲気のまま安心して見られるというのも魅力。
中盤の海洋生物コンボが無性にツボに入った。


No.91 大編隊SLGPV
20101029-4.png
タイトルの通り20人もの大人数が戦闘をするゲーム……のPV的な見るゲ。
PVということで音楽に合わせた各キャラ紹介の他に
集団リンチ的な盛り上がり部分もあるのだが、
キャラの多さが仇になって中盤までが少々冗長すぎる気も。
画面上には行動順や属性っぽい各色の丸アイコンがあったりするから
PVでない本編があるとしたらかなり戦略性のあるゲームになるんじゃないだろうか。


No.92 ポケモンチェッカー
20101029-5.png
簡単なプロフィールを入力するとポケモン風のステータス画面を生成してくれるゲーム。
〝チェッカー〟と銘打たれているように作るだけで冒険や対戦などは出来ないので
ゲームというよりはちょっとした環境ソフトのような雰囲気。脳内メーカーとかが近いかも。
各種パラメータやポイントなどは本家ポケモンに準じているらしいけれど
「No.54 もしも魔法具現体のマスターになれるのならPerfection」の感想でも書いたように
ポケモンは完全に未プレイだから突っ込みどころや笑い所が全く分からず
作者様ごめんなさいな感じ。


コメント (0) | トラックバック (0)

  夏の陣2010レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

以前に第一話だけ感想を書いた「デビルマン対ゲッターロボ」の単行本が発売。
予想通りというか何と言うかやっぱり短期連載だったらしく全一巻で完結。
同じチャンピオンRED掲載ということで
以前の短編「真マジンガー 衝撃!H編」が同時収録されるかと思ったけど
残念ながら未収録。おかげで当時の雑誌が捨てられん。うーんかさばって困るなあ。

お祭り作品ということで捻ったストーリー展開は特になく、
デビルマン原作の「シレーヌ編」にゲッターチームの面々を登場させて
「デーモンの合体能力」「アモンとシレーヌの関係」をテーマに話が進んでいった印象。
異なる作品のキャラが対立したり協力したりと
まさに東映まんがまつり的な雰囲気なのはいいんだけど
シレーヌ編が元ネタっぽいのにカイムが未登場なのが少々不満なところ。
永井豪氏は以前に「シレーヌ誕生編」という短編を描いたり
「新ジャック」で味方として登場させたりとシレーヌには結構思い入れがあるみたいだけど
相方役のカイムはさっぱりなんだよなあ。
「レディー」以降はシレーヌ→アモンへの想いが強調されて更に不憫な存在になっていくし
せめて登場させてあげても良かったんじゃないだろうか。

あと賛否両論ありそうなデビルゲッターのデザインはけっこう好きだったり。
コクピットとの融合みたいな「~號」を彷彿させる描写もあって
ゲッターアークとは別ベクトルの〝悪魔的フォルムのゲッター〟を見せて貰った感じ。

  

コメント (0) | トラックバック (0)

  アニメ・漫画, ダイナミック系

「無印」「~DS」と続いてきた男爵校長シリーズの最新作が単行本化。
「~DS」のラストで髪をばっさり切ったアリカさんも短髪のままで
1巻とはいうものの実質5冊目。
帯に「いろいろあってみんな高校三年生!」とあるように
進路に悩んだり面談などのイベントがあったり
「光の大社員」「ティラの介」「チューズデイ」など別作品キャラの出張ネタも多くなって
いよいよクライマックスで集大成、といった感じ。
大学に進学してもだらだら続くような話じゃないだろうし
後書きの「ラストスパート」発言を見ても次巻で終わりっぽい雰囲気。
気の早い話だけど終わっても外伝とかいろいろ描いてほしいなあ。

「~DS」の中盤あたりからテーマ性や各キャラの内面など
四コマらしかぬ「読ませる」方向にシフトチェンジしていったけど
今回もそういったエピソードが結構多め。
とは言え「光の大社員」のような切れのいいギャグ
(海編のプレイボーイコンビとか)もきちんと入ってるから
シリーズ中で今回が一番バランスがいい気がするなあ。
正直「~DS」後半の「ドラゴンスレイヤー」のあたりは
別のマンガになっちゃったのかと思うくらいだったし。

ちょっと残念なのは他キャラに比べてドナさんの出番がやや少なめだったところ。
キャラとしては精神的に一番大人で完成してる感じがするから
狂言回しみたいな感じでしか動かせないんだろうなあ。

ところで「少女→惑星探査」の続きが無性に気になるんだけど
次巻でそれっぽいオチはちゃんと付けてくれるんだろうか。

   

コメント (0) | トラックバック (0)

  四コマ漫画, アニメ・漫画

VIPRPG夏の陣2010作品を偉そうにレビューするよ!
微妙に更新頻度が落ちてる気もするけど
その甲斐あってかようやく全作プレイ完了したよ!
レビュー文はまだ書いてないけど
ここからはラストまで一気に突っ走りたい所だね!


No.82 らっきょ食わないカーバンクルのお掃除大作戦
20101023-1.png
らっきょ食べたりカレー食べたり羽毛球したりするカーバンクルとは違う
ナイ軍参謀役のカーバンクルがモップとなって魔王軍の掃除を行う
「パックマン」的なパズルゲーム。
クリアだけを目指すなら簡単なものの、
性能の違う三人のキャラが選べたり敵をどのように排除していくかなど
ハイスコアを目指そうとするとかなりの戦略性が必要となる。
おまけ部屋でしっかりとハイスコアを教えてくれるし
一周のプレイ時間もそんなに長くないので
ちょっと空いた時間にスコアアタック、と気軽に遊べるのも魅力。


No.83 晴れた朝など二度とこない
20101023-2.png
自殺をした主人公〝石森紗耶〟の死後の世界やそこでの葛藤などを描く短編見るゲ。
基本的に黒背景+文字だけで淡々と進むために一見味気なく思えるが、
制御文字や選択肢などが効果的に使われており
「賑やかな見るゲ」とは全く違った演出や雰囲気を味わうことが出来る。
中盤の「自殺は罪か」というくだりの所で
ダンテの神曲みたいな中世キリスト教的な視点を思い出したり。
どうでもいいけど一人称をトミノ風に「小生」にしてみたらすごい雰囲気が出た。


No.84 マイナーズ劣情
20101023-3.png
2003ダーエロをはじめとする
アンデッドナイ軍のマイナーキャラたちが出番を求めて奔走する短編見るゲ。
登場キャラが少ないぶん一人一人にちゃんとスポットが当たっており、
なんだかんだで面倒見のいいザンニンニンや
部下想いのアンデッドナイを見ることが出来る。
いい話で終わりそうに見せなどかけてやっぱり……というオチは
使われすぎてて逆に食傷気味なところもあるから
最後はシンプルに行くかもしくは更にもう一ひねりあっても良かったかも。


No.85 黒猫さんウォーズ
20101023-4.png
それぞれ同色の弾への耐性を持つ
白猫さんと黒猫さんの色チェンジを使い分けて進んでゆく縦スクロールSTG。
ボタン長押しでの低速移動やボムなどSTGに必要なものは完備されているものの、
一面のみというボリュームのため、ボス戦以外は特に意識しないで
ゴリ押しで進めてしまうのがちょっと残念。
色チェンジなんかはいろんなバリエーションのステージがあってこそ
生きてくるシステムだと思うし完全版に期待。


No.86 もしもハゲアレサだったら
20101023-5.png
よく分からない理由でハゲ頭になってしまったアレサが主人公の短編見るゲ。
タイトル画面や導入部の超展開などから一発ネタっぽい雰囲気を漂わせているが、
実際はかなりのホラー+残酷な内容であり、
まさに「どうしてこうなった……」と言いたくなるようなラストまで
ノンストップでスプラッターなストーリーが展開する。
本編自体は短いものの作者様の過去作が大量に収録されており
全部プレイするとそれなりに時間がかかるボリューム。
ときどきスレで挙げられる話題作「女体化カーバンクル」も今回ようやく初プレイ。
なんかナコルルの同人誌でこんなのあったよね!


コメント (0) | トラックバック (0)

  夏の陣2010レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

今月から「それでも町は廻っている」のアニメが始まった石黒正数氏の
猫と人間が織りなす日常系漫画「木曜日のフルット」がようやく単行本化。
帯のアオリで「それ町」のアニメ化や同作者の作品であることをアピールしてるけど
こういう出版社の枠を越えた宣伝っていうのは結構あるんだろうか。

漫画は基本的に単行本派だから
「フルット」も今回の単行本が初見だったんだけど
言葉は通じないんだけど猫と人間たちが共存していて
猫がすごく人間らしい作品、というのが第一印象な感じ。
何かこういうの前に読んだ気がするな……と思ったら「じゃりン子チエ」だよ!
あれの小鉄とかジュニアとか思い出すんだよ!

個人的に面白かったのはパンダになる回と宇宙人と入れ替わりになる話。
ああいう「いかにも続きそうな話」を
特に引っ張らずにスパッと終わらせてくれるのは気持ちいいなあ。

モブキャラとかで「ネムルバカ」とのリンクや
「それ町」の十数年くらい前の話みたいなことを匂わせてる感じがするけど
そのあたりはどうなんだろう。
「それ町」だとどうでも良さそうな描写が伏線になっていたりと
時系列や各エピソードがかなり緻密に練られてるみたいだけど
「フルット」はそういう雰囲気の作品でもない気がするんだよなあ。
深く考えずにちょっとしたファンサービスくらいに考えておくことにしよう。

    

コメント (0) | トラックバック (0)

  アニメ・漫画