囚われの身となったキオがヴェイガン指導者のイゼルカントと対面した
「機動戦士ガンダムAGE」の第37話。

イゼルカントがその目的の一部を明かし
これまでに何の疑問もなく「ヴェイガン=敵、侵略者」という教育を受けてきた
キオの認識がディーンとルウの兄妹との交流の中で覆される……ということで
今回と次回が一つのターニングポイントになるような感じ。

とは言え第1部ラストで「UE=人間」であることが明らかになった時点で
こういう展開や和平によるラストがある程度見えてしまっていただけに
「ようやくここまで来たか……」という思いのほうが強かったり。
ヴェイガン側の詳しい状況はここまで全く語られてなかったわけだし。
ちょっと引っ張りすぎじゃないかなあこれ。

ところで「イゼルカントの亡き息子とキオがそっくり」という設定は
単なる話の都合なのか今後の展開に関わってくるのかが気になるところ。
MS開発者としてのアスノ家の家系や過去の遺産である「EXA-DB」、
それと火星移住者たちが遺伝子的に関わっているとなってくると俄然面白くなるし
アスノ家のオーバースペックさにも説得力が出てくると思うんだけど。

   

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  アニメ・漫画, 機動戦士ガンダムAGE

襲来するヴェイガンにAGE-3が拿捕されるまでを描いた
「機動戦士ガンダムAGE」の第36話。

フリットを助けるために忠告を無視するキオや
命令とクルーの安全との間で板挟みになるエイナス艦長など
完全にアスノ家の主導で行われてきたディーヴァの問題点が
浮き彫りになってしまった、といった今回の話。
特にヴェイガンの殲滅と孫のキオに執着する余りに
完全に大局が見えなくなってしまっているフリットの描写は上手いなあ。
世代交代の果てに見苦しくて面倒臭い爺さんになってしまったという恐ろしい説得力が。
ユノア叔母さんだけが頼みの綱だわマジで。

しかしフリットが最終的に「英雄」になるヴィジョンが全く見えないんだけど
どうなるんだろうこのアニメ。

そしてストーリーが大きく動いたためについつい忘れてしまうけど
AGE-3オービタルは今回が初登場。
前情報でも一番格好いいと思ってたんだよねオービタル。
ノーマルやフォートレスと違って赤色パーツが主張しているからメリハリがあるし
この図体で高機動型という設定にも惹かれる感じ。
それなのにまさか初登場話でいきなり奪われることになるなんて……
タイタスもそうだったけど赤色ウェアに何か恨みでもあるのかスタッフは!

   

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  アニメ・漫画, 機動戦士ガンダムAGE

戦況を変えうる危険性を持つ過去のデータベース「EXA-DB」について語られた
「機動戦士ガンダムAGE」の第35話。

ストーリー的には単なる設定の解説や今後への話し合いが中心だったんだけど
その代わりに今までほとんど描写の無かったキャラたちにスポットが当たっており
悩む艦長やフリットに対等に意見するアビス隊長、キオを優しく諭すユノア叔母さんなど
素直に見ていて面白いシーンがてんこ盛り。
特に「アセムとは昔一緒に戦っていたことがある」「ディーヴァは俺たちの家だ」
と語るオブライトさんには
アセム編でのレミとのエピソードを思い出して感慨深くなったり。
そうだよ! こういう群像劇的な話が見たかったんだよ!
もっと早くこういうエピソードがないといけないんだよ本当は!
もう第3部始まってから2ヶ月だよ!

しかしユノア叔母さん若いなあ。
キオにとっては叔母というより「従姉妹のお姉さん」といった感じなんじゃないだろうか。
……と思いながらWikipediaを見ていたら第3部時点で38歳という衝撃の事実が。
ちょっと待て! そんなの絶対おかしいよ! どう見ても艦長(25歳)と同年代だよ!
BBA結婚してくれ!

   

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  アニメ・漫画, 機動戦士ガンダムAGE

キャプテン・アッシュ率いる宇宙海賊ビシディアンとの遭遇戦が描かれた
「機動戦士ガンダムAGE」の第34話。

地球を舞台としていた前回までと違い宇宙に上がっての戦いとなっているんだけど
このあたりの繋がりが分かりにくいというか
いつの間にかみんな宇宙にいたりそのあたりの説明や流れが適当だったりと
「ディーヴァを厄介払いしようとしている連邦政府」に説得力が余り感じられないのが何とも。
少なくとも作中の描写では超優秀なメンバーが揃っている(艦長除く)のに加えて
フリットだっていまだに影響力の強い要人なわけだし。
っていうかAGEシステムの設定を考えれば
フリット(アスノ家)がいなければ成り立ってないんだよね連邦の戦力って。

また「死んだと思っていた父アセムとの邂逅」という超重要エピソードにも関わらず
・フリットがアセムに気付くシーン
・フリットがキオにアセムのことを伝えるシーン
がやけにあっさりしているために
キオの驚きなどが視聴者になかなか伝わってこないような気も。
「ガンダムAGE」はこの辺のバランスがおかしいというか
尺の取り方や物事の引っ張り方がヘタだと思うなあ。

完全に捨てキャラだった「ファントム3」の面々をここに引っ張ってきて
三つ巴の戦いにするような見せ方はいいと思うんだけど。
AGE-3を超高速戦闘で翻弄するAGE-2ダークハウンドも格好いいわ。
しかしみんないつの間にか宇宙に上がってるのね本当に。

   

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  アニメ・漫画, 機動戦士ガンダムAGE

今年最初の更新となる「サイボーグ009完結編」の漫画版第9話。
今回は005編の後編ということで小説版ではP41からP74にあたるストーリーが展開。
しかし扉ページの「首を吊っている女性たち」の絵は何ともシュールだなあ。
やっぱりこういう凄惨な描写は漫画版の絵柄に合ってないわ。

今回のエピソードは005が密猟団相手に大立ち回りを繰り広げたりとアクションが多めで
こういうのを動きのある画で見せてくれるのが漫画版の醍醐味のはずなんだけど
ページ数の関係かダイジェストに徹してしまっていてどうにもあっさり感が。
密猟団を襲撃する005や全滅してしまうインディオの仲間たちは
余りにも唐突過ぎて違和感があるし
最終ページで登場したケツァルコアトルもどこかコミカルな感じがしてしまうなあ。
遺跡の見開きページなんかは緻密に描かれていたし
もうちょっと神々の画も細かくしてほしい感じ。
せっかくの漫画なんだからアクションシーンにもっとページ割いてくれよ、と。

そして次回からはチベットを舞台とした006編が開始。
006編は小説版も「明るいロードムービー」的な雰囲気があったし
漫画版の絵柄とは一番合ってるエピソードかも。

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  アニメ・漫画, サイボーグ009