ダイナミックプロ作品をはじめとして多くのロボットアニメとコラボしている
『機動戦隊アイアンサーガ』の派生タイトルとして開発中の2D対戦格闘ゲーム
『アイアンサーガVS』の体験版がSteamで配信された、ということで
さっそくダウンロードしてみました。
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本作『アイアンサーガVS』は『アイアンサーガ』のオリジナル機体の他に
マジンガーZやゲッターロボといった版権作品のロボットが多数登場、
更に誰もがゲーム『スーパーロボット大戦』を思い浮かべる
3~4頭身のデフォルメ具合などが発表当時から話題になっており
自分も非常に気になっていたものです。

「スパロボの戦闘シーンを自分で操作して遊びたい」というのは
それこそシリーズ初期の90年代の頃から
「理想のスパロボ」としてたびたび挙げられていましたが
20年~30年の時が経った令和の時代に
ゲームの進化によってついにそれが実現出来るようになった、と考えると
非常に感慨深いものがありますね。
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というわけでこちらの『アイアンサーガVS』ですが
「格闘ゲームにあまり馴染みのないスパロボプレイヤー」も客層として考えているだろうし
爽快感重視のアクション寄りのゲーム性になるのでは、と思っていたんですが
いざプレイしてみると予想以上に本格的な格闘ゲームでしたね。

ボタン押しっぱなし+レバーでの自動コンボなど
近年の格ゲーっぽい簡易入力こそ採用しているものの
その他の基本システム等はかなり複雑。
体験版も簡単なチュートリアルから始まって
ボタン同時押しでの特殊行動、カウンターや相殺などのゲージを溜めるテクニック、
そして操作キャラごとのコンボミッションまでしっかりと導入されており
まさに「本格対戦格闘ゲーム」といった具合です。
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ちなみに体験版では『アイアンサーガ』のオリジナル機体の他に
版権作品からはマジンガーZが使えるようになっているんですが
「マジンアッパー」「マジンニーアタック」など
今までに聞いたことのない格ゲーならではの技名となっているのが興味深いですね。
『スーパーロボット大戦』でのダイナミック系の合体技などは
全てダイナミックプロが監修・命名しているという話でしたが
本作の技名もダイナミックプロ公認ってことでいいんでしょうか。
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『真マジンガー 衝撃!Z編』で兜甲児を演じた赤羽根氏が本作でも抜擢されており
「ロケットパンチ百連発」や「光子力ビーム最大出力」などの
真マシンガーの技が導入されているのがファンサービスとして嬉しいところです。
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それと今回の体験版はまだまだ開発中の状態ということで
製品版のリリースまでに細かい部分がブラッシュアップされていくと思うんですが
「ガード」が全て平仮名の「がード」と表記されていたりと
フォントの問題もあるのか大陸ゲー独特の怪しい日本語が散見していたので
そのあたりのローカライズは発売までに見直してほしいところ。
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対戦ロビーを覗いてみたところ自分以外は中国語っぽい名前の人しかいなかったので
商業的には向こうが主戦場になるのかもしれませんが
日本のロボットに対するリスペクト的な意味合いでも
しっかりして欲しいなあ、と思います。
固有名詞とかにミスがあったら目も当てられませんよ……。

というわけで予想以上に本格的で複雑な対戦格闘ゲームながら
コンボミッションの完全攻略や対人での勝敗にこだわらなければ
気軽に好きなロボットをガシガシ動かして楽しめそうな『アイアンサーガVS』。

今回の体験版は恐らくネット対戦のテストも兼ねているのか
提供期間は10/15~10/22と短くストーリーモード等も未実装なんですが
個人的にはそっち方面のボリュームがどれくらいあるのかが気になりますね。
本作は「スパロボの格ゲーをやりたい!」
「対人は苦手だけどロボット共演ストーリーを楽しみたい!」という
自分のようなライトなプレイヤーも多い気がするので
一人で物語を楽しむシングルモードにもそれなりに力を入れて欲しいのです。

あ、それと自分が近年プレイした格ゲーが
『GUILTY GEAR STRIVE』に『ドラゴンボール ファイターズ』と
いわゆるアークのコンボゲーに片寄っていたからだと思うんですが
本作のコンボは先行入力のタイミングが難しいというか
硬直中などにちょっと利きにくい感じがしましたね。
GGシリーズなんかは相手のガード等を見る前にどんどん次の技を入力していっても
そのまま出てくれる感じだったんですが
本作はちょっと遅めに入力しないと繋がらない感じでした。

このあたりの入力猶予はゲームによってかなり差があるみたいなので
いろんな格ゲーをやっていれば「今回はこういうタイプか」みたいな感じで
すぐに慣れることが出来ると思うんですけどね……。

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