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永井豪 「デビルマンサーガ 第109話」 感想

異次元からの悪魔たちがモスクワに続いてニューヨークにも出現し
降臨した魔王ゼノンらによる戦いに人間社会が巻き込まれていく
『デビルマンサーガ』の第109話。

というわけで今回は魔王ゼノンを中心に
現世へとやってきた悪魔たちの戦いに人間たちがおののく展開。
見開きページたっぷりで描かれる悪魔同士の戦いに加えて
圧倒的な存在感を見せる魔王ゼノンの強さなど
ちょっと唐突感はありますが終盤に向けて話が盛り上がってきた感じです。

しかしアレですね。異次元側の状況がギラン博士の推論通りだとすれば
異次元世界のデーモンたちは人間の敵でもなければ
侵略しようと思ってこっちの世界にやってきたわけでもないんですよね。
今回の話でも「悪魔同士の戦いに街が巻き込まれている」とだけ言われていますし。

また魔王ゼノンはアスカの部下のはずなんですが
そのあたりの事情を知らない勇希たちは「我らのデビルマン部隊で勝てるのか」と
親友であるアスカの陣営も自分たちの脅威として認識してしまっているのも悲劇的なところ。
「お互いに敵視しているわけでないのに状況が把握出来ずに戦うしかない」という
もどかしさのようなものもありますね。

というわけで過去のデビルマン関連作以上に
「人間は神々の戦いに巻き込まれただけ」な様相を見せてきた『デビルマンサーガ』。
片方の大将であるアスカが上手く動いてくれれば
状況が何とかなる可能性はありますが果たしてどうなるのかなあ、と。

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