永井豪 「デビルマンサーガ 第115話」 感想
天使となったジンメン、そして彼を背後で操る
大天使グルエルに苦戦するアモンとデビルマン軍団たち。
天使と悪魔の激しい闘いにより東京が壊滅してゆく中で
窮地を救うべく魔王ゼノン、そして阿修羅王ルシファーが光臨する!
というわけで東京壊滅を背景にデビルマンたちのアスラ軍団としての目覚め、
そして天使ジンメン、大天使グルエルとの最終決戦が繰り広げられた
今回の『デビルマンサーガ』。
大ゴマ連発で激しく移り変わる戦局は最終決戦らしい迫力ですし
あのゼノンが味方側として現れるシーンなんかはすごい頼もしさがありますね。
ただ欲を言えばジンメンとの決戦は
もっと話数をかけてじっくりと描いてほしかったところ。
魔将軍ザンとの戦いに2~3話ほどかけたんだから
天使の力を得たジンメンとの戦いはザン戦以上の死闘として
もっと長くて壮絶なものにしてほしかったなあ、と。
カイムの捨て身の攻撃によって刺し違える形で決着がつく(ああ今回も報われない!)
のはいいとしても
それだったら亀井教授と貝阪氏、ジンメンとカイムとの因縁を
ここまでの物語でもっと強調してもよかった気がしますね。
ぶっちゃけ無印『デビルマン』では接点ないですし
『サーガ』でもそれほど交流があったわけじゃないですからねこの二人。
それに加えて前回~今回と
アモンの強さを見せる機会がほとんど無かったのも残念だったところ。
勇希があれほどの覚悟を持って変身したというのに
ジンメンに終始押されっぱなしのまま終わってしまったのは何だか寂しいですね。
「完全復活した勇者アモンの力」を見せるという意味でも
やっぱりアモン復活~ジンメン戦の流れはもっとページ数がほしかったです。
そして次回はついに最終回=エピローグ!
ああああああああああ!
なんかもう薄々感じてたけどついに来てしまったあああああ!
打ち切りなのか予定調和なのかは分からないけどとにかく一気に物語が加速して
唐突とも言える最終決戦が終わっての次回最終話!
まあ最後の最後まで見届けるしかないです!
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