というわけで先週ついに発売となった
コンシューマーツクール最新作『RPGツクール フェス』。
自分もさっそく購入して
自作RPGの制作に向けていろいろと試しています。
サイトのほうもそろそろまともに更新したいなあ、と。
『RPGツクール フェス』は待望の変数機能が追加されたりと
前作のDSやDS+と比べるとかなり多機能になっていますが
自分はツクール歴だけは長くPCツクールもCSツクールもやってるので
基本的な操作やイベントの組み方にはそんなに問題はなさそうです。
そんなわけで実際に『RPGツクール フェス』を触ってみての
感想や考察みたいなものを何回かに分けて書いていきたいと思います。
(1)マップ制作について
えーといきなりでなんですが
『RPGツクール フェス』のマップエディタはかなり複雑です。
前作の「RPGツクールDS」や「RPGツクールDS+」では
自分で描けるのはワールドマップだけ、
その他のエリアマップ(町や内装、ダンジョン等)は
プリセットを組み合わせて通路で繋ぐ、という仕様だったんですが
今回の「フェス」ではエリアマップも1から描くことが可能になっています。
更に「地形」「地上物(下)」「地上物(上)」の3層を切り替えての作成、
範囲指定やコピー、移動、アンドゥ機能など
PCツクールのマップエディタとほぼ遜色のない機能が搭載されています。
VX系は2層なのでそこだけを見ればPCツクールよりも高機能です。
「DS」や「DS+」と比べるととんでもない自由度の高さです。
つまり逆に言えば
「それらを全てタッチペン操作でやること」
を強要されているわけです。
正直かなりキツいです。
また「オートタイルが設定されているのがワールドマップのみ」
という仕様がエリアマップの難しさに拍車をかけています。
上の画像はエリアマップの床チップですが
滑らかな曲がり道や床を描くには
ここから選んでポチポチと打ち込んでいくことになります。
もちろんタッチペンとボタン操作のみで、です。
3DSの画面サイズではチップ一つ探すのも大変です。
……いやーこのチマチマ感はある意味懐かしいですね(擁護)。
そんなわけでマップエディタに関しては
「DS」や「DS+」に比べて遙かに自由度が高くなりましたが
そのせいで面倒になってしまっているなあ、というのが正直な感想です。
ぶっちゃけマウスやキーボードが使えず画面も小さい3DSソフトで
ここまで多機能なマップエディタは自分は求めてなかったです。
ウリである通行設定が床チップには設定できない、
「DS」や「DS+」にあったスポイト機能がなくなっている
(恐らくコピー機能があればいらないという判断)など
微妙に中途半端な仕様も相まって
恐らくマップの作成が本作『RPGツクール フェス』での
一番の壁になると思います。
とにかくここで詰まって先に進めなくなるのが一番怖いので
サンプルマップを加工してオリジナルっぽくでっち上げるのが
効率的な折衷案なのかなあ、と。
ところでマップいじくってる時の話なんですが
タッチペン持っているとやたらと中指がピクピク動くんですよ自分。
何やってるんだろうと自分でも不思議に思ってたんですが
どうやら無意識に右クリックしようとしてたみたいです。
そんなものはないんだよ(血涙)。