「孤独のグルメ 日暮里繊維街のハンバーグステーキ」 感想
2巻の発売がアナウンスされ同作者による『食の軍師』のドラマ化も決定するなど
最近ますます盛り上がりを見せる『孤独のグルメ』の最新作が
今週発売の『週刊SPA!』に掲載。
前回からわずか1ヶ月での再登場ということでいやあ早いなあ。
『週刊SPA!』での不定期連載が始まってから一番早いんじゃないだろうか。
そんな今回は「日暮里繊維街のハンバーグステーキ」と題して
ゴローちゃんが廃屋風の謎の洋食店で正統派ランチに舌鼓を打つ展開。
「インペリアル」のネーミングに困惑したり
卵を加えたいがためにハムエッグを追加注文したりと
店の雰囲気やメニューに戸惑いながらも普通に食べて満足する……という
ここ最近の中ではかなり落ち着いたエピソードになっている印象。
ラストのコマにも余韻があるし今回は旧作に近い雰囲気で楽しめる感じだね。
また孤独のグルメファンなら誰もがアームロック回を思い出す
「ハンバーグランチ」が食事のメインだったり
秋葉原回の「世の中にそんなにテストするものがあるんだろうか」を彷彿させる
「そんなに舞台ってあるのか」のような台詞が飛び出したり
ハムエッグの付け合わせに「不思議な練りがらし」が出てきたりと
旧作のエピソードを思い起こさせるシチュエーションが多かったのも今回の特徴。
2巻は恐らくこのあたりの話まで収録されるんだろうし
まとめの話というか総括的なものを意識してるんじゃないかなあ、と。
そして今週の『週刊SPA!』には
カップ麺とのコラボ企画やドラマ版に登場した店を紹介する特集ページも掲載。
まあこの手の記事はキャラ崩壊が激しかったり
首都圏の店しか紹介しなかったりで正直どうでもいいや、と。
……しかしアレだね。パスタ&カツサンドの店を紹介する一方で
「炭水化物かぶりで突然死」の特集記事を載せてるあたりが
いかにも『週刊SPA!』らしいというか何と言うか。うーん。
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