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泉昌之 「食の軍師 2巻」 感想

B級グルメ専門漫画雑誌「食漫」の休刊に伴って
「漫画ゴラク」での連載となっていた泉昌之「食の軍師」の2巻が発売。

掲載誌が変わったこともあってか1巻と比べるとかなり雰囲気が変わっており
特に観光マンガ、紀行マンガ的な部分がかなり強くなっているのが印象的。
個人的に「食の軍師」の面白さっていうのは
・勝手に脳内で勝負して勝手に敗北する本郷の一人芝居
・1巻のトンカツ定食やシウマイ弁当に見られる「食べ方への拘り」
にあると思っていたから
今回はそのあたりの部分が削ぎ落とされてしまっていて少々物足りない部分も。
実在する観光地を舞台としていることもあってか
普通に食べて飲んでそのまま満足して帰ってしまうようなエピソードも多いし。

また「ノンアルコールビールなんて飲まない方がマシ」
「ビールさえあれば全部許す」などのセリフが随所に見られるように
食べ物よりも酒のほうを重視している描写が多いのも気になったところ。
このあたりは同誌で連載中の鼻もげろ「酒のほそ道」にも似ている感じだし
雑誌のカラーに合わせて酒飲みなところを強調したんだろうか(偏見)。

そんなわけで自分の求めていたものとは
ずいぶんと変わってしまった感のある今回の「食の軍師」。
謎の中国人「順美中と永餃中」などのキレのいいオヤジギャグは健在なんだけど
酒をほとんど飲まない身としては
1巻のような「食べ物マンガ」をもっと見たかったなあ、と。

 

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