TVアニメ『ブルーアーカイブ The Animation』の
Blu-rayの最終巻となる4巻が届きました。
第4巻の限定メモロビ&チケット配布キャラは
生徒会長になったりならなかったりする奥空アヤネちゃん。
メモロビのシチュエーションや最終編でのコスチュームなど
「ブルアカは眼鏡に厳しい」を地で行くキャラでもあります。
そして1~4巻のシリアルコードを全て入れることで手に入る
全巻購入特典のホシノのメモロビ&確定チケットも無事にGET。
Blu-rayのゲーム内特典もこれにて完結です。
くぅ~財布が疲れました(合計約30000円)。
というわけで全4巻のBlu-rayも発売し
アニメの展開はこれで全て終わった感じもする『ブルーアーカイブ』。
巷では「評判がいいシナリオはエデン条約編からだから……」みたいな意見と共に
2期以降の展開を期待する声もちらほらとありますが
個人的にはそういった原作ゲームのシナリオの出来不出来を置いておいて
そもそも2期は要らないというか『ブルーアーカイブ』は
そのままアニメにするのは向いていない題材だと思うんですね。
これは決して貶しているわけではないので誤解しないでほしいんですが
ゲーム『ブルーアーカイブ』のシナリオは
「ガバガバで行き当たりばったりのストーリーを
演出の上手さと大量のスチルでねじ伏せる」ものだと思っているんですよ。
盛り上がるところではしっかりと盛り上げてくれますし
スマホゲーでは最高峰とも思えるくらいにノベルゲー部分の演出がすごいので
何だかその場では誤魔化されるような感じもあるんですが
冷静になって振り返ってみると話の流れは雑なんてものじゃないです。
これはいわゆる評価の高い「エデン条約編」や「最終編」も例外ではなく
エデン条約編ではミカを初めとするキャラクターたちが
ストーリーの整合性を無視するかのように勝手に動き回り
終盤まで話を掻き回し続けるわけですし
最終編にしてもその場その場の問題を片付けていったら流れで本拠地に突入することになり
「何かわからんが行くぞッ!」な雰囲気になっているわけです。
ボスラッシュ×2なんてゲームじゃなかったら非難轟々ですよ……。
『ブルーアーカイブ』はそういった二転三転どころか
1シーンごとに話が掻き回される展開に合わせて1つの章を20~30に小分けにして
「次回に続く!」のクリフハンガーの連続で盛り上げていく構成なので
1話20~30分をまとめて観ることになるTVアニメとは真逆とも言えると思うんですね。
なので原作ゲームのシナリオをそのままアニメに落とし込んでも面白いものにはならず
「エデンエデンって信者がうるさくてさんざん評判いいって聞いてたけどこの程度かよ」
みたいな感じになってしまう可能性も高いと思います。
どんなに評判のいいシナリオだったとしても
何も考えずにそのままアニメにしてしまったら失敗してしまうと思うのです。
そもそもゲームの「○○編」「○○章」に律儀に準ずる必要すらないと思っています。
このあたりは今回の『The Animation』の第8話が
水族館に行くオリジナルエピソードで好感触だったことからも分かるように
ゲームにはゲーム、アニメにはアニメの見せ方があるはずなので
そのあたりをちゃんと理解してアニメ化してほしいのです。
1話完結の『ゲーム開発部だいぼうけん!』や短編連作の『便利屋68業務日誌』などの
コミカライズ作品のほうがアニメには向いていると思うのです。ヌッ。
とまあ長々と言いましたが
「アニメでやるならちゃんとアニメに合わせた構成・演出にしてくれ」と
1アニメファンとしては思うのです。
正直近年はそのあたりのメディアの違い、見せ方の違いすら無視して
「原作をそのままやる」ことに偏重しすぎるきらいがあると思うのです。
「原作を尊重すること」と「原作通りにやること」は
本来は単純なイコールの話ではないはずなのです。
バンダイ(BANDAI) ブルーアーカイブ ウエハース3 (20個入) 食玩・ウエハース(焼菓子) (ブルーアーカイブ)