先週から上映中の映画『スーパーマン(2025年版)』を観てきました。
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今月のアメコミ映画は25日から長年待ち望んでいた
宇宙忍者ゴームズ4人組もとい『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が控えており
月末まで待って両方一緒に観よう、と思っていたんですが
18日からの某アニメの上映回数がとんでもないことになっており
月末まで待ってたら観れなくなるかもしれないぞ、と慌てて観に行った次第です。
2週目にしてIMAXがレイトショー1回のみなんてひどいですよ。

来月の頭には某恐竜映画も始まってしまいますし
『スーパーマン』や『ファンタスティック・フォー』にとっては
かなり厳しい夏休み商戦になってしまっている気がしますね。
『ファンタスティック・フォー』は日本での知名度があまり高くない印象もありますし。

そんなわけでこちらの『スーパーマン(2025年版)』ですが
いやー素直に面白かったですね。
新シリーズではあるもののスーパーマンが活動を始めてから既に3年後の設定になっており
細かな人物紹介などの「いつものメンバーのいつもの関係性」の説明を極力省いているのは
誰もが知っている作品である『スーパーマン』ならではの強みですね。

また話の流れやテーマとしては「ヒーローは国家を超えて介入するべきか」
「手のひらクルックルのどうしようもない民衆」「その奥にある善性」などなどの
これまでにもアメコミ映画では何度も描かれてきた非常にシンプルなものなんですが
とにかくキャラクターの使い方が巧いというか
ちょっと目立つモブキャラだと思っていた人物が中盤以降にキーキャラクターになったりと
最初から最後まで非常に計算されている隙のない話作りになっていた印象。

そんな中にも導入部からラストまで大活躍のクリプトや
「感情ないから」と言いつつもやたらと人間臭い4号ロボくん、
「ジャスティス・ギャング」の面々の軽妙な会話などのお遊び要素が随所にあり
必要以上に重くならずに1本のエンターテイメント映画として描いてくれた感じですね。
特にクリプトは奔放でありながらも最後には
「私怨で動くことが出来ないスーパーマンに代わりルーサーに引導を渡す」役割も担っており
単なるアホ犬で終わらせないところも非常に巧いところです。

SNS時代ならではの要素も多分に組み込まれており
中でも#スーパークソ(ハッシュタグ)にマジギレするスーパーマンは
本作でしか観られないんじゃないでしょうか。
効いてて草。

ただ個人的にはもうちょっとアクションが欲しかったというか
「問答無用の強さを見せるスーパーマン」が観たかったところ。
前シリーズの『バットマンVS~』や『ジャスティス・リーグ』もそうでしたが
他のヒーローとスーパーマンを共演させるとどうしても
「スーパーマンをいかに弱体化させるか」みたいな感じになってしまうと思うんですよ。

本作でもクラークは最終盤まで後手後手で苦戦しっぱなしで
アクション面ではフラストレーションが貯まる部分が多かったのがなんだかなあ、と。
ラプターズ相手の無双パートは非常に盛り上がったのに尺が短すぎましたし
あそこがもっと長ければ良かったのに、と思います。

「次元の裂け目を止めるためにスーパーマンの力が必要だ」みたいな流れになった時は
謎のクリプトンパワーで次元を動かす展開になるのかと思ったんですが
結局は地球のヒーローのテクノロジーで何とかしちゃうんですね……。

そんなわけで「スーパーマンだからこそ許されるような問答無用の強さ」を
味わえなかったのはちょっと残念でしたが
全体としては非常に面白かった『スーパーマン(2025年版)』。
ラストに顔見せ的に登場したスーパーガールや
この手のアメコミ映画ではお馴染みとなったスタッフロール後の伏線などもあり
今後のシリーズにも期待したいですね。

特にスーパーガールには完全に心を持っていかれたというか
劇中であれだけクリプトの「奔放で言うこと聞かないアホ」なところを見せておいて
「犬は飼い主に似る」で彼女を登場させるのは卑怯というか
あんな登場させられたら好きにならないわけがないじゃないか、みたいな感じですよマジで。
映画『スーパーガール』は早くも来年公開になるらしいですし
完全に「オタクに優しいギャル」なキャラクターをしている彼女が
どんな破天荒な活躍をしてくれるのかが今から楽しみです。

あ、それと「ジョー・エル夫妻の真意」についてはちょっとフォローが欲しかったですね。
本作のラストでは「実の親よりも育ての親だよね!」になってしまった感じもありますし
何だかあそこだけがモヤモヤするんですよね。
「今回の映画における設定変更」でも納得出来ないことはないんですが
自分としてはジョー・エル夫妻にもクラークと同じ精神を持った聖人であってほしいのです。
次回作の『スーパーガール』ではそのあたりに言及してくれると嬉しいなあ、と。

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   映画

大阪に旅行に行く前に「せっかくなので記念に」と注文していた
「2025大阪・関西万博 記念チケット(パスポート型)」が届きました。
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2025大阪・関西万博 記念チケットオンラインストア
https://expo2025kinen.pia.jp/

というわけでこちらの記念チケットですが
自分が注文したパスポート型のものの他にも
様々な種類のものや飾るためのスタンド、ステッカー等のグッズが売られており
値段も1650円のものから6000円超になるまでいろいろ。

正直なところ「単なる記念のもの」と考えると最安値の1650円でも高すぎますし
一般料金が7500円の万博チケットを購入した上で更に上乗せ、と考えると
通常のカード型のものくらいは無料~数百円で発行してくれてもいいんじゃないか、と
思ってしまいますね。

最初は一番安い「スクエア型」にしようと思っていたんですが
サイズがW88mm×H125mmとかなり大きく
(一部のTRPGやボードゲームが採用している
「ディクシットカードサイズ(ラージユーロサイズ)」よりも更に大きいもの)
カードとしての収納が難しいこともあってパスポート型にしたのです。
変に奇をてらったサイズにしないで通常のカードにしてくれれば
愛知万博のチケットと一緒にカードバインダーに収納出来たのになあ、と。

そんなわけで売り方や仕様も含めてこの記念チケットにはいろいろと不満があるんですが
スマートフォン所持を前提としたオンライン完結・キャッシュレスになっている
今回の「2025大阪・関西万博」において
公的な「記念として手元に残るチケット」を手に入れられるのは
これらの記念チケットを購入するしかないということで
どんなに高くて足元を見られているのは分かりつつも注文するしかないのです。
くやしいのうくやしいのう。
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そんなこんなで自分から買っておきつつ悪口ばかりになってしまいましたが
こちらの「パスポート型チケット」は値段が高いだけあって
中身までしっかりと作り込まれており細かな文面等も含めて
しっかりと「パスポートっぽい装丁」になっているのが嬉しいところ。
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「関西の観光名所を紹介する」「ストラップが付属している」などの仕様は
こちらの「スタンプパスポート」と同じなんじゃないか、と最初は思っていましたが
「小型のガイドブック的なスタンプパスポート」に対して
「パスポートとしてのデザインを突き詰めた記念チケット」となっており
しっかりと差別化されているのも良かったですね。

あ、それとこちらの記念チケットの発送なんですが
差出人が「チケットぴあ」になっており全く覚えがなかったので最初は戸惑いましたね。
「懸賞で何か当たったのかな」くらいに思いましたよこれ。

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   旅行・展覧会・イベント等, 雑記

そんなわけであっという間に最終日となった大阪旅行最終日。
今日の目的地は大阪城とその近くにある大阪歴史博物館です。
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大阪城はかなり混雑するということで事前にWEBでチケットを購入し
天守閣の開館時間となる9時に合わせるように8時ころから公園を散策です。
「石山本願寺推定地」「豊國神社の豊臣秀吉像」「豊臣秀頼・淀殿ら自刃の地」などの
興味深いスポットもありじっくりと時間を潰せますね。

そして本丸周辺は9時前にも関わらずかなりの人。
っていうか一部のマラソンランナー的な人を除けば
ほとんどが外国人で得体の知れないアウェイ感があります。
統計では数年前の時点で外国人比率6〜7割程度とのことですがそんなもんじゃないです。
体感では95%以上、限りなく100%に近い外国人割合です。

そんなわけで観光客で大混雑の大阪城ですがWEB予約のおかげでスムーズに入れたので
展示も含めてじっくりと観覧することが出来ました。
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豊臣秀吉の一生を総ざらいする常設展は非常に見応えがありましたし
開催中の企画展「海と川と水都大阪」や「サムライの世を変えた!?世界との交流」も
九鬼嘉隆の刀剣の展示や大阪城の水害などの紹介など
戦国時代が好きならしっかりと楽しめるものが展示されているのが嬉しいところです。
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それと今年開館したばかりの「豊臣石垣館」がすごい良かったですね。
実際の石垣を見ながら解説文と比較・確認出来るようになっている構造に加え
館内で上映されている映像は豊臣時代の大坂城から徳川時代の再建、
そして現在のものになるまでの歴史を簡潔ながら非常に分かりやすく説明しており
滞在時間は20分程度の小規模のものながらすごい満足感でした。
大阪城公園の広場からは横道に逸れるような立地のため人もほとんどおらず完全に穴場です。
天守閣とセット料金で入れるのになんでこんなに空いているんだ、と不安になるくらいです。
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そんなこんなで公園内の「ミライザ大阪城」をちょっと覗いて大阪城観光は終了。
中のショップなどは完全に外国人観光客向けになっていましたね。
「海洋堂フィギュアミュージアム」も気になりましたが
今回は時間がないので無料スペースのみにしておくのです。
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そして大阪歴史博物館は難波京跡のすぐ近くということで
難波京が展示のメインの一つになっているのが珍しいところ。
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前期難波にしても後期難波にしても高校レベルの日本史ですら
「いろいろ遷都したうちの一つ」くらいの話しか出てこないところなので
難波京にスポットを当てた展示というのはそれだけで新鮮ですね。
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10階建ての博物館なので高いところから難波京跡が一望出来るのも嬉しいです。

しかしアレですね。海遊館、大阪城、そして大阪歴史博物館と大阪の観光スポットは
「最初に最上階に行って降りながら展示を見る」形式のものが多い気がしますね。
ルート取りとしては効率的なんでしょうが
個人的には一番高いところは一番最後に取っておきたい気持ちもあるのです。
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そんなわけで難波京から始まり江戸時代の上方文化、明治以降の人々の暮らし、
そして1970年万博のタイムカプセルまで古代から現代までの充実した展示を満喫。
文楽人形にクジラのヒゲが使われているのは『美味しんぼ』でやったところだ!

というわけで全4日の旅行も終わりとなりあとは新大阪から帰るだけなんですが
最後に本町でちょっと寄り道をして「せんば自由軒」で昼食です。
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「自由軒」と「せんば自由軒」の関係はいろいろとややこしいことになっているみたいですが
カレー好きの観光客としては細かいことは置いておいて両方来店して楽しむのです。
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こちらの「せんば自由軒」はビジネス街の地下ということもあって
時間帯をちょっとずらせばかなり空いており落ち着いて食べることが出来ますね。
日替わりランチもやっておりビーフカツがついて1000円という安さも嬉しいです。
ビーフカツはココイチのトッピングから消えてしまい
地元では食べられる店がほとんどなくなってしまったので久々です。
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あ、それと「普通のたこ焼き」を食べてなかったぞ、と思い
電車待ちの間食としてそちらも食べてきました。
ソースを付けないタコ焼きや明石焼き、出汁がメインのうどんももちろん美味しいんですが
出汁ばっかりで逃げ場がないというか濃厚でべったりした味が恋しくなってくるというか
大阪の出汁文化の歴史の中で濃厚なソースの登場は必然だったような気もします。

そんなわけで3泊4日で新大阪を中心に東西南北いろいろ回った大阪旅行。
3日目を除けば天候もよく6月上旬なのでまだ極端な暑さもなく
どこもかしこも人が多すぎだったことを除けばほぼ予定通りに行けたと思います。
「あれが食べたかった」とか「あそこも見たかった」みたいな細かな悔いはありますが
まあ旅行にはそういうものは付き物なので次の楽しみに取っておくのです。

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   旅行・展覧会・イベント等, 雑記

折り返しとなる大阪旅行3日目。
この日はあいにくの大雨だったんですが本日の目的地は吹田市の万博記念公園。
夢洲方面とは新大阪を挟んで正反対ということもあってか交通機関も空いており
天候の悪さを気にすることなくのんびりと移動することが出来ました。

そんなわけで地下鉄やモノレールを乗り継いで万博記念公園へと到着。
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なんだこれは!(映画化決定)
というわけで一度はこの目で本物を見てみたかった
岡本太郎によるでたらめでべらぼうな建築物、太陽の塔です。

そしてこの太陽の塔は事前予約制で中に入っての見学が可能。
当然しっかりと予約をしていたのでじっくりと見学をします。
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いやーすごいですねこれ。
生命の神秘と進化をここまでサイケデリックに表現されたら
脱帽するしかないというかまさに芸術が爆発しています。なんだこれは!(2回目)
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こんなの中高生の時に見てたら
絶対にすごい影響を受けて人生が歪んでいた可能性もあるので
「学生の頃に見ておかなくてよかった」「もっと若い時に見ておくべきだった」の
真逆の2つの感想を抱いてしまいます。とにかくすごいです。
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そして爆発する芸術に圧倒されるまま次のスポットである「EXPO’70パビリオン」へ。
1970年の万博の物品や記録、記念品が大量に展示されておりこちらも見応えたっぷりです。
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オンラインで完結することが多くなった今回の2025年万博の情報や記録は
正直55年後までこんなに残っているんだろうか、と思ったりもしますね。IMG_20250603_105139970s-
入場料も当時はさすがの安さ。
「勤労青少年」という区分には時代を感じますね。
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出産1はさすがにフリーダムすぎます。
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開催中だった企画展「プレイバック1970 大阪万博と昭和レトロ」も面白かったんですが
常設展が500円であのボリュームだったことを考えると
企画展が別額で800円というのはかなり割高感がありますね。
まあデビルマンやマジンガーが見れたからヨシ!(謎)

ちなみにこちらの「EXPO’70パビリオン」は入館料もグッズ販売も現金オンリーでした。
完全キャッシュレスとなった今回の万博を思うと逆に新鮮です。

そして70パビリオンを後にして国立民族学博物館へ。
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こちらは国立の博物館ということでとにかくボリュームが凄まじく
まともに全部見たら丸一日かかっても終わらない、という話を聞いていたので
身構えて入館します。
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うへぇ……こりゃあ確かにすごいわ……。
最初のオセアニアだけで普通の博物館の常設展くらいはありそうなボリューム、
それが10以上のコーナーにわたって続くんですからとんでもないですねこれ。
地域ごとにオセアニアからアメリカ、ヨーロッパと見ていって西アジアあたりで
「そろそろ後半かな」と思ったら音楽コーナーや言語コーナーが始まって
まだ4分の1くらいしか進んでなかったのに気づいた時には軽く目まいがしましたね。
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そんなわけで世界や日本の文化を伝統的なものから現代芸術まで余す所なく展示しており
万博よりもこっちのほうがよっぽど世界の文化に触れられるぞ、的な気持ちもあるんですが
後の予定もあるので気になったところでは足を止めつつどんどん見ていきます。
途中に給水所がある博物館なんて初めてです。
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自分は76巻までならほぼ全てのエピソードを暗記している美味しんぼガチ勢なので
ここだけハングル語が読めました。
キャビアが表紙になっている12巻は「黄金の意味」ですね。
韓国コーナーに展示されていたので
10巻の「キムチの精神」や22巻の「韓国食試合」がメインでも良かった気がします。

そんなこんなで常設展をようやく1周。くぅ〜疲れました。
駆け足でのダイジェスト的な見学だったにも関わらずかかった時間は3時間半ほど。
公式サイト等では「2時間が目安だけど2時間じゃ無理」みたいな感じに書かれていますが
「一度も足を止めずに全部歩いたら2時間だよ」くらいの意味合いなんじゃないでしょうか。
それくらいの広さとボリュームです。
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というわけで国立民族学博物館でお腹いっぱいになりつつ
モノレールに乗って今度は大阪大学最寄りの柴原阪大駅から
豊中キャンパスをのんびり横切る形で大阪大学総合学術博物館へ。
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また学食の有名メニューだという「天津麻婆丼」を食べてみたかったんですが
こちらは残念ながら提供時間から外れており泣く泣く諦めることになりました。

うーん食べたかったなあ天麻丼。
以前に東大の学食で有名な「赤門」は食べており
麺と飯という違いこそあれ東西の国立大学が両方とも
「ピリ辛のあんかけ系」を目玉メニューにしていることが気になっていたので
食べ比べをしてみたかったんですが残念です。
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そんなこんなで予定通りにいかない部分もありつつも博物館を見学。
こちらの博物館は写真撮影が不可だったのがちょっと意外でしたね。

自分は結構いろいろな大学博物館に行っており
国公立は無作為に研究成果を並べたようなごちゃごちゃ感、
私立大は普通の博物館に近いような見栄えの良さと
大学の実績をアピールするような展示で撮影不可のところもちらほら、
みたいな差異をぼんやりと感じていたんですが
阪大の博物館は私大の博物館に近いものを感じましたね。

展示室がきれいに整備されており
湯川秀樹をはじめとする阪大に関わりの深い著名人の展示も多く
国公立大の博物館では珍しく押しが強いというか大学アピールを強く感じる博物館でした。
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ちなみに大阪大学では生協でマグカップをはじめとするいくつかのグッズを購入しました。
以前購入した東大湯呑みとの東西対決です(謎)。

そして本日の食事は「会津屋」のたこ焼き&ラヂオ焼きと駅ナカのきつねうどん。
会津屋のたこ焼きは『美味しんぼ』にも登場しており一度食べてみたかったのです。
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写真だと量が多く見えますが一人前が12個程度ということでかなり小ぶりなたこ焼き。
確かに出汁の味が効いておりソースを付けなくてもしっかりと食べられる美味しさです。
熱々の出来立ての状態で提供されるんですが
ちょっと冷めてからのほうが出汁の味がよく分かって美味しい気がしましたね。
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そしてきつねうどんは出汁がメインのつゆに甘めの油揚げで
まさに自分が期待していた「大阪のきつねうどん」といった印象。
こちらも美味しくて満足です。

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太陽の塔ガイド

太陽の塔ガイド

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   旅行・展覧会・イベント等, 雑記

いろいろと歩いたり食べたり飲んだりしている大阪旅行2日目。
2日目は新大阪から地下鉄を乗り継いで夢洲方面へと行きましたが
万博会場に入るのは午後からの予定であり
まずは大阪港駅で降りて天保山や海遊館方面へ。
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天保山は「(三角点のある)日本で一番低い山」をアピールしており
登頂証明書なども発行している、ということで気になっていたスポットなんですね。

ちなみに天保山は10年くらい前までは
仙台市の日和山と低さ日本一を争っていたんですが現在は日和山が日本一。
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【日本一低い山の物語】一度は2位に陥落も、東日本大震災で奪還という不思議
https://www.yomiuri.co.jp/hobby/travel/20220624-OYT1T50197/

ぶっちゃけ日和山が日本一になったのは経緯も経緯なので
他の地域からは完全に異議を唱えにくい状態になってしまっており
正直なところ何だかなあ、と思う部分もあるんですが
何はともあれこれで東西の低い山の登頂証明書が揃ったのです。やったぜ。
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それと天保山公園の「明治天皇観艦之所碑」が想像の数倍は大きくてびっくりしました。
2mくらいの石柱だと思ってたのでこの大きさには驚きです。
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そして天保山公園からのんびりと歩いて海遊館へ。
開館前からかなりの混雑っぷりでしたが
そのあたりは事前に情報を得ており時間指定のWEB予約をしていたので悠々と来館です。
遠方からの観光客にとっては予定が立てやすいWEB予約は非常にありがたいのです。
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そして1時間30分ほどかけて海遊館をのんびりと見学。
全8階ぶち抜きの超巨大な水槽をぐるぐる360度回りながら降りていくのは
ここでしか味わえない体験じゃないでしょうか。「世界最大級」は伊達じゃないです。
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説明や解説のパネルは後半に集中しており前半は巨大な水槽のみ、という構成には
「細かいことはいいからとにかく魚たちを見てくれ!」という気概や自信を感じますね。
じっくり文章を読むような展示・解説は少ないので
「見学時間」こそそんなにかからないと思うんですが
水槽の中をのんびり見ているだけでいくらでも時間を潰せそうな感じもあります。
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ちなみにミュージアムショップでは
「海遊館ガイドブック」と「海遊館 BOOK」という2種類の本が売っていたんですが
「BOOK」はどちらかと言えば写真集っぽかったのでガイドブックのほうを購入しました。
こういう「じっくり読める魚の図鑑・図録」的なガイドブックを発行している水族館は
意外と少ない気がするので嬉しいですね。
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そして大阪港駅に戻って再び地下鉄に乗っていよいよ万博へ。
いやーついに来ましたよ。愛知万博以来20年ぶりの万博です。
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そんなわけで前評判通り大混雑の万博会場。
昼過ぎということもあって会場入りこそスムーズでしたが
各パビリオンはどこも1〜2時間待ちレベルです。

当初は穴場のようになっていた謎の独裁国家トルクメニスタンや謎の国テックワールドも
WEB等で話題になったこともあって大行列ですし
スタンプラリーやトイレやコンビニ、給水所ももちろん並んでいますし
大屋根リングに上るエスカレーターですら10分待ち程度の列になっており
「階段ならすぐに登れますよ」的な案内がされていたのは
何だかなあ、と思ってしまうのです。

まあこの混雑っぷりは予想通りでもあるので「〇〇を見よう!」と意気込まずに
「とにかく万博の雰囲気を味わおう!」を目的として会場を軽く1〜2周し
5分ほどで入れるコモンズ館を中心に見ていくことにします。

そんなわけで大屋根リングに上ったり下がったりしながら会場をぐるぐる周遊。
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ぶっちゃけ建物に入らなくても多種多様なパビリオンの外観を見ているだけで楽しいですし
大屋根リングの上をトコトコと歩いていると
「まるで万里の長城みたいだぁ……」みたいなことを思ってしまうのです。

そんなわけで極力並ばないようにしながら会場を回り
比較的空いていたUAEとセネガル、総務省の「Beyond 5G ready ショーケース」の他に
コモンズ館はA〜F(ツアー形式のカザフスタンを除く)まで全て制覇。
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コモンズ館は混雑こそしていましたが
よく見ると並んでいるのはスタンプ台のところだけだったりするので
意外にもどんどん見ることが出来た感じですね。
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万博の展示というのは説明や解説はほぼ皆無で
その国の民芸品や物品などを並べただけ、みたいなものも多く
じっくり学びたいのなら博物館とかに足を運んだほうが面白いぞ、というのはあるんですが
そんな中でコモンズDのモンゴルは解説にかなり力を入れていた感じでしたね。
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それとマケドニアの国旗を見るだけで笑いが込み上げてくるのは
某画像掲示板のせいです。絶対に許さないよ。
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ちなみにコモンズEでは「万博漫画展」が開催中。
いわゆる日本の「和」的なものがテーマになっているんですが
中にはあんまり関係なかったりするイラストもちらほらとありました。
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この孤独なsilhouetteは…? コブラじゃねーか!(歓喜)
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また総務省の「Beyond 5G ready ショーケース」は中の体験コーナーこそ並んでいたものの
入って映像や展示物を見て出るだけならそんなに時間はかからなかったですね。
会場で配られた未来のデバイスを模した謎バンドが持ち帰り可能なのも
万博の土産っぽくて嬉しいのです。
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このバンドはスマホに近づけるとWEBサイトが開くもの……ということで
中身はNFCタグにURLが書き込まれてる感じでしょうか。
これが未来ですかぁ?(煽り)

個人的には5Gはあれだけ騒いでいたのにも関わらず
一般向けには「映画が数秒でダウンロードできるぞ!」みたいなことしかアピールされず
それで何が変わるんだよ、みたいなことを思っていたので
未来の高速通信にはもっと劇的で分かりやすい変化を望んでしまうのです。
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それとせっかくなので「アニメイト大阪・関西万博店」にも足を運んでみました。
入るのに万博会場に入る権利がいるアニメイトです。
特に何も買いませんでしたが入っておきたかったのです。
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そんなわけでほとんど並ばず入れるところに入りつつ
会場全体を2〜3周くらいはぐるりと回って雰囲気を思う存分楽しんだんですが
最後の最後で「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の当日予約を取ることが出来たのが
本日最大のハイライトです。
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どれも超人気スポットであるエンタメ系の
ガンダム(「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」)、
アトム(「PASONA NATUREVERSE」)、河森正治(「いのちめぐる冒険」)のうち
どれか一つは抽選で入れたらいいなあ、とダメ元で思っていたので
もうこれだけで大勝利です。やったぜ。
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というわけで念願の「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」ですが
4DX軌道エレベーター的な演出から始まり最初から最後まで迫力満点。
写真撮影、動画撮影も可能だったんですが
「撮れるもんなら撮ってみろ」と言わんばかりの全方面超スピードのメカアクションで
まさに「万博のための金のかかった映像」を堪能することが出来ました。
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「最後にガンダムに先導される形で地球に帰還」→
「パビリオンを出るとガンダムに守られているような形で立像の背中が見える」
流れになっているなど最後まで会場でしか出来ない演出になっているのも良かったですね。

ただ最初の5分〜10分くらいは本作の前史やら宇宙農業の話を映像で観るようになっており
話は面白いんですがあそこだけは正直かなり地味に感じてしまいましたね。

夜の回にも関わらず子供連れも結構いたんですが
最初の映像部分は子どもは退屈そうにしてましたからね。
あの映像スペースは入場者整理の意味合いもあるんでしょうが
全員揃うまで映像を見て待っててね、だけじゃなくて何らかの演出がほしかったなあ、と。
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そんなわけで最後に滑り込みでガンダムの予約が取れたこともあって大満足だった万博。
日本館やアメリカ館、イタリア館のような何時間も並ぶ必要があるところは
何回も足を運べる人が「今日はこれだけ」と時間をかけるところだと思いますし
極力並ばずに会場の雰囲気を堪能、コモンズ館も全部回って
人気のガンダムも滑り込みで体験出来た、というのは
遠方からの旅行で半日のみ、という自分のシチュエーションを考えれば
大満足の出来栄えだったと思います。うーん満足満足。

気温は27〜28度くらいで真夏日ではなかったんですが
それでもやはり屋外を歩き続けるのはキツいものがあったので
今の時期に行っておいて良かったです。
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それと万博会場では7〜8時間ほどほぼ飲まず食わずだったんですが
唯一口に入れたのはこちらのUAEレストランのラクダミルク。

もちろん普通の牛乳とは違うんですがそんなにクセの強いものでもなく
更に温かいミルクに氷と甘い綿アメ風のものを入れて提供されるので
どうしても「甘くて薄い加工乳」っぽさを感じてしまいますね。

前に「牧畜民は腹を壊さないために乳に血を混ぜて飲むぞ」と
ラクダの鼻から管を通して血を採取している映像を観た記憶があるので
個人的にはそういうのを飲んでみたかったんですが
さすがに日本人向けではないですよね……。

そして万博会場から新大阪へと戻って
今日の夕食はラストオーダー直前に滑り込んだ511レストランの「551点心セット」。
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肉まんの他にシュウマイや春巻き、ハーフ担仔麺などの
551の人気メニューを少しずつ食べられる観光客には嬉しい欲張りセットです。
特に担仔麺はしっかりと八角が効いており
日本人向けながら本格派な感じも味わえる印象でした。
シュウマイや春巻きも油が多めで王道の美味しさ。
肉まんは想像していたよりも中の餡が少なめでしたが
恐らくこれは甘い皮を味わうものなんだろうなあ、と。

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