今年の1月に発売された「SDガンダム外伝メモリアルブック」の続刊となる
「ナイトガンダム物語(ゼロガンダム編)」から「聖伝」までを網羅するガイドブック
「SDガンダム 新SDガンダム外伝メモリアルブック」が発売。
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「SDガンダム SDガンダム外伝メモリアルブック」 感想
https://tktkgetter.com/blog-entry-1322.html

本書については前巻に封入された折り込みチラシに「企画進行中」とあったものの
「後期作品だけの本が本当に出せるんだろうか」と需要などを含めて少々の不安があったので
こうして無事に発売されて何よりです。ありがとう本当にありがとう。
前巻は帯をめくったイラストが「真悪参→騎士ガンダム」になっている演出がありましたが
本書でも「啓示騎士エックス→勇者エックス」で同様の表現がされているのがいいですね。

というわけで約1年ぶりの新刊となった「新SDガンダム外伝メモリアルブック」ですが
本の装丁や中身の構成、ページ数も前巻と全く同じとなっており
その情報量は言わずもがな。
当時は尻切れで終了してしまった「鎧闘神戦記」と「聖伝」についても
「鎧闘神戦記」は後年の復刻版で新規展開された
第4弾「光臨の超鎧闘神」も含めてしっかり紹介されていますし
「聖伝」も漫画やガシャポンで展開された後半部分までしっかりとカバー。
特に「聖伝」は「アルティメットバトル」で展開されたものを除けば
2021年現在まで復刻や新作も出ていないですし
リオン・カージ世界とスダ・ドアカの関係など近年にフォローアップされた部分も含めて
その全体像を俯瞰することが出来る文字資料、というのは
恐らく本書が初めてなんじゃないでしょうか。
自分はカードダス以外はあんまり興味がなかったので
ぶっちゃけ「聖伝」後半の具体的なストーリーは本書で初めて知りましたよ。
もうこれだけで嬉しい……嬉しい……。
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また個人的には両面プリズムや二重プリズムといった
「カードダスそのもの」の仕様の変化にしっかりと触れてくれていたのが良かったところ。
同時期のドラゴンボールのカードもそうでしたが
インフレした数値をリセットするための単位の変更
(騎士ガンダムの場合はHP→BHP、ドラゴンボールの場合はBP→DP)や
両面プリズム、二重プリズム、隠しプリズムの登場など
当時はカードダスそのものがいろんな試行錯誤を強いられていた気がするので
このあたりにもしっかりと言及していたのは嬉しかったですね。
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ところで本書のインタビューにあった「最大のライバル」は
ドラゴンボールカードのことでいいんですよね。

そして意外だったのが本筋とは別口である「スーパーバトル」について
当時の提案書が載っていたりとかなり詳しい話がされていたこと。
ファルコやコナン(=コマンド)には復刻版や「新訳」で掘り下げが行われている
先代の円卓の騎士も絡めての記載もありましたし
まさか1ページ丸ごとフューラーザタリオンにスペースを取っているとは思いませんでした。
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ただ「スーパーバトル」にここまでしっかりと触れてくれるなら
「スペシャル」の話も入れてほしかったなあ、という部分はありましたね。
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いわゆる総集編~次回予告風に展開された「SDガンダム外伝スペシャル」は
何とかして新規客を取り込もうとした当時の状況が窺えるシリーズだと思いますし
本書にも「スペシャル」に使用されたイラストがかなり載っているのに
インタビューでもほとんど言及がなかったのはちょっと寂しい気もします。
「スーパーバトル」はカラーページで当時のディスプレイパネルが紹介されているのに
「スペシャル」は載っていませんでしたし。

また巻末のインタビューではカードの番号をリセットして
「新」としてシリーズが展開されるようになった理由や
転職やアイテムといったRPG的な要素を入れて原点回帰を目指した
「聖伝」の方向性などについての話が載っているんですが
肝心のシリーズが打ち切られた経緯については
「時代に逆らえず大きく広げることが出来なかった」と曖昧な表現をされていたので
実際の売り上げの推移なども含めて
このあたりの話を詳しく聞きたかったなあ、というのがありますね。

えーといやリアルタイム世代だからこそぶっちゃけて言っちゃいますけど
「聖伝」は線の少ない丸っこいデザインなど全体の雰囲気が低年齢向けになったこともあって
自分の周りではすごい不人気で評判が悪かったんですよ。
カードダス自体が大好きだった自分は特に気にせずガチャガチャやってましたが
「キャラやモンスターが格好悪くなったからイラネ」という人も多かったですし
そもそも原点回帰をした剣と魔法のファンタジーRPG的な世界観自体が
FF7が発売した1997年に出すには「古臭くてダサい」印象が
当時のスレた子供たちの間にあったのは否めないと思うんですよ。

今でこそエンタメ系は流行が一周して猫も杓子も異世界モノ、みたいになってますが
90年代末期から10年くらいはライトノベルの新人賞も
「異世界ファンタジーは門前払いだから学園ものにしろ」みたいな時代でしたからねマジで。

せっかくのメモリアルブックでそういうネガティブな話を聞きたいとか
打ち切りの経緯について詳しい話をしてほしい、っていうのが
失礼なことだって言うのは分かります。

ただですね、何も知らされずにいつまで経っても続きが出ない理不尽さを
小学生の頃にリアルタイムで体感した身としては
どうしてもそのあたりの事情を知りたいところがあるんですよ。
どんなに不人気で売り上げが不振だったとしても
あの時カードダスの続きを待っていた子供は確かにいたんです。
当時のカードを大事に持っている大きな子供はここにいるんです。
ただそれだけは伝えたかったんです。はい。

というわけで当時打ち切られたシリーズの書籍、ということもあって
ついついノスタルジーというかセンチメンタル(?)な文章を綴ってしまいましたが
「聖伝」までをしっかりカバーしてここで一区切り、といった感のある
騎士ガンダムのメモリアルブック。
折り込みチラシでは「新訳」の最新作である「騎士王物語」の宣伝をしていましたが
今後の展開としては「新訳」のガイドブックも期待したいところですね。
「新訳」も既に同じような本を1~2冊は出せるくらいに続いていますし
プレバン限定での商品展開に加えて過去話やらユニコーンによるアルティメットバトルやら
完全に一見さんお断り状態になってしまっているシリーズを整理するという意味でも
書籍の形でストーリーや設定、時系列を確認出来るような本は
「新訳」でも是非とも出してほしいのです。

ちなみにWikipediaでは「聖伝」から「新訳」までの期間に発表された
「列伝」「英雄伝」も同一シリーズとしてカウントされているみたいですが
本書では全く触れられていませんし
自分もこの2つはシリーズには含まれないって認識なんですよね。
いや別に嫌いだとか認めたくないとかそういうわけでは全くないんですが
両方ともカードダスで展開された作品ではないですし
カードをメインに考えたい自分としては
「別作品に騎士ガンダムがゲスト出演した」くらいの印象しかないのです。

ほらアレですよアレ。
スパロボ30にOGキャラがたくさん参加してるからって
30がOGシリーズにはならないでしょ、的な。

 

 

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   トレーディングカード, コレクション

予約開始初日にしっかりと注文していた
アニメ「ゲッターロボ アーク」の公式ガイドブック
「ゲッターロボ アーク アニメオフィシャルワークス」が無事に届きました。
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名前こそ「公式ガイドブック」ですが発行元が松竹からで
販路も映画やイベントのグッズ等を販売する「Froovie」からの購入になるので
厳密に言えば一般の書籍ではなくてパンフレット的な位置付けになるんでしょうか。
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とは言えページ数は100ページ以上で背表紙もしっかりと完備。
厚さも普通のファンブックや画集くらいはあるのでボリューム的には申し分ないですね。

そして中身もパンフレットっぽい構成というか
いわゆる「アニメのビジュアルファンブック」とは少々趣を変えており
キャラクター紹介や各話のエピソード紹介、場面カットなどは最小限に抑えられていた印象。
このあたりは情報量も公式サイトなどとそう変わらなかったですし
正直ちょっと物足りなさを感じてしまうところかなあ、と。

ただその代わりにインタビュー記事とキャラやメカの設定画、
背景美術などのページが冊子の大半を占めておりこちらは非常に充実。
インタビューはBlu-ray付属のブックレットのものを更に膨らませた感じのもので
とにかく読み応えがありますし
(内容がBlu-rayのものとかなり被ってしまっているのはご愛敬)
キャラの設定画は隼人だけで「アーク」「真」「號」の三つの時代のものがあったりと
「サーガ」の集大成的な雰囲気もあったアニメ版アークならではの設定画が
たくさん見られたのが嬉しかったところ。

中でも石川賢先生がOVA「真」の時に描いたという真ドラゴンのラフ画(P84)と
Blu-rayの付属ブックレットで言及されていたザウルス2とザウルス3の設定画(P90)は
間違いなく本書のハイライト。
いやーもうこの2ページだけで大満足ですよ。
石川先生のイラストが収録されているとは思わなかったので嬉しい不意打ちですし
アニメ版の「でたなゲッタードラゴン」での真ドラゴンのデザインが
ここから来ているというのは新しい発見でした。
角がパカッと開いて顔が現れるギミックも石川先生のラフの時点で既にあったんですね……。

またザウルス1は「いかにも恐竜」な顔をしていましたが
本書で初公開となったザウルス2と3はもっとゲッターに近いというか
キリクやカーンと並んでも違和感がないように描かれていた印象。
ザウルス2と3はアニメ本編には結局登場しませんでしたが
デザインを手掛けた星先生はザウルス2や3がキリクやカーンと並び立つようなシーンを
想像していたのかもしれないですね。

というわけで100ページ超の中に魅力がしっかりと詰まった
本書「ゲッターロボ アーク アニメオフィシャルワークス」。
普通の書籍とは少し違う販売形式であることも手伝ってか
3200円という定価にはやっぱり割高感がありますが
個人的には上記の真ドラゴンとザウルス2、ザウルス3のイラストが見られただけで
買う価値はあったと思いますし
何よりBlu-ray付属のブックレットよりも数倍大きなサイズでいろんな設定画を楽しめるのは
それだけでファンとしては嬉しいところなのです。
表紙の内部図解と裏表紙のゲッター曼荼羅もインパクトがありますし
A4判なのがほんと嬉しい……嬉しい……。

そんなこんなで放送が終了しても
いろんなグッズやコラボ企画で楽しませてくれているアニメ「ゲッターロボ アーク」。
年末のBlu-ray3巻と「お疲れさま本」でメディア展開も一区切りになりそうですが
もちろん両方とも予約済なので最後まで楽しみたいと思います。

 

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   アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボアーク(アニメ)

人類の根絶を宣言した宇宙の意思=ゲッターウィルに対し
異なる世界のゲッターチームが手を組み6人での最終決戦へと挑む
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第35話。

というわけで掟破りの「6人乗りであらゆる世界の記憶を持つゲッターロボ」による
ストナーサンシャインの一撃でゲッターウィルとの一大決戦が始まった
今回の『DEVOLUTION』。

ゲッターサーガの謎の一つであった
「未来のエンペラーと人類の目的」に言及しているのも注目すべきところだけど
ちょっとこのあたりはさらりと流しすぎかなあ、という気もしますね。
クライマックスに向けて加速しているのはいいんですが
前回のウィルの自分語りといい散々もったいぶった謎があっさりと説明されると
もっと盛り上げてほしいなあ、とも思ってしまったり。
このあたりは戦いの前に全部説明しちゃうんじゃなくて
戦いながらお互いに言葉をぶつけ合う感じにしても良かった気がします。

とりあえず本作の設定としては
創造主=ゲッター線が宇宙でネットワークを作ったものの
そのネットワークが狂って「人類を滅ぼすウィル」となってしまう未来を知ったから
ゲッター線がウィルに対抗するために自らと人類を進化させていた……
という図式でいいんでしょうか。
そこに仮想世界とかが入ってくるのでああややこしいややこしい。

あと「目をちょっと閉じただけでゲッターが6人乗りに変化」は
まあそういう設定だから、でご都合主義でもいいんですがちょっと味気なかったというか
せっかく漫画なんだから画で見せてほしかった気もしますね。
イメージ的にはゲットマシンの操縦席が
モーフィング変形でグィーンと前後に広がった感じになるんでしょうか。

そんなこんなで次回に続く。
次回はゲッターウィルの反撃が描かれるかと思いますが
どんな攻撃をしてくるのか楽しみですね。
中身はともかくエンペラーの姿をとっているわけですし。

 

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   アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボDEVOLUTION

疑似個体エンペラーによって破壊された研究所で反撃を目論む早乙女博士たちに対し
創造主だと思われていた敵が自らについて語る
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第34話。

というわけで今回は残った謎を一気に解き明かすべく
創造主(実は創造主ではない)が10P以上に亘って長々と説明をする解説回。
……えーと話が佳境に入って一気に謎解きをするのはまあいいんですが
正直ここ2~3話はこれまでの回答をひっくり返しすぎな気がしますね。
月刊連載のこのペースで「正体はこれだ!→実は違いますよ」を
あんまり短いスパンでやられても読者としてはぶっちゃけ戸惑ってしまいます。
この前「創造主だ」とドヤ顔で説明をしたばっかりの早乙女博士が
創造主では無かったことに対ししたり顔で「だろうな」とか言う流れになっちゃってますし。
分かってたのかよ博士!
説明しないで話をややこしくするのは今川作品だけで十分だよ!

というわけでここに来て「真の敵が長々と自分語りをする説明回」となり
話が二転三転するややこしさに戸惑ってしまったところもありますが
何はともあれこれで全ての謎が明かされたわけで
今度こそあとは最終決戦だけって感じですね。
さあ行くぞ!

あ、それとあっさりと流された
「ドラゴンはゲッター炉を外して解体済」ってセリフですが
シリーズのファンとしてはこのあたりは結構重要なところだと思うんですよね。
ドラゴンを解体したり事前にランドウを屠ったりして
『真』や『號』のフラグを事前にへし折った世界が
この『DEVOLUTION』の現実世界なんだろうなあ、と。

 

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   アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボDEVOLUTION

先日発売したエントリーグレードの「EG RX-78-2 ガンダム(フルウェポンセット)」。
予約していたのが届いたのでさっそくサクッと作ってみました。
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「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」を作ってみたよ。
https://tktkgetter.com/blog-entry-1350.html

EGガンダムについては以前にライトパッケージ版を購入した時に
「キット化が少ないハンマーやジャベリンも含めた武器セットみたいなのが欲しいなあ」
と思っていたので今回のフルウェポンはまさに自分が望んでいたものだったんですよ。
ジャベリンありがとうね!
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というわけで今回のフルウェポン、
本体部分は以前のライトパッケージや通常版と同じ作りなので
その出来の良さは言わずもがななんですが
成形色にやや違いがあって青や赤の部分がやや薄めになっているんですね。
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右がライトパッケージ版、左が今回のフルウェポン版です。
今回のフルウェポン版のほうがアニメ本編に近い気がしますが
以前の引き締まった感じの色合いも好きですしここはもう個人の好みですね。
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そしてこちらが今回の目玉となる武器セット一式。
サーベルの刀身部分のみが2つで
あとはシールド、ライフル、バズーカ、ハンマー、それにジャベリンが1つずつですね。
あくまでも「EG」ということで基本的には単色モナカ割りの作りになっているんですが
ハンマーのトゲトゲが完全に別パーツになっており
立体感が出て非常に格好良かったのが嬉しかったところ。
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チェーン部分が非可動のプラスチック製だったのは意外でしたが
ポーズを付けるにはこちらのほうが便利ですし
このあたりも一長一短みたいなところはありますね。

またハイパーバズーカが1本しかないので
2本持ちのいわゆる「最終決戦仕様」が出来ないのは残念だなあ、と思いましたが
こちらはよく考えたら簡単な解決方法がありましたね。
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こうです。
正直バズーカのためだけにもう一個買うのは自分でもどうかと思いましたが
ハンマーやジャベリンの二刀流も可能になりますし
実売価格1000円未満の武器セットでプレイバリューが一気に上がる、と考えれば
そんなに高いものでもない気がします。
多々買え……多々買え……。

そんなわけでハンマーやジャベリンなどの武器に久々にスポットが当たり
一気にプレイバリューが増した今回のEGガンダム(フルウェポン)。
いやーしかしこうなると欲は尽きないというか
他の細かな武装、スーパーナパームとかも欲しくなってきますね。
小脇に抱えるデカいやつとライフルに付けるやつ両方。

いや好きなんですよスーパーナパーム。
アニメ本編では直接戦闘に使われたわけではない謎武器ですが
ゲーム等での採用が妙に多くガンダムの最強武器だったりすることもあるので
けっこう思い入れのある武器なんですよ。
中でもスパロボAでは強化パーツの仕様もあって
ガンダムのスーパーナパームが自軍最強の一角でしたからね。

え? 2周目以降? そらもう真ゲッターですよ真ゲッター。

 

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   プラモデル, アニメ・漫画, 玩具