Prime Videoでの配信も始まり今秋にはBDの発売も決定、と再び盛り上がりを見せている
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の公式ビジュアルブックが届きました。
いやー予約したのは去年なのですごい長かったですね。
上映後1~2ヶ月はグッズやパンフレットを手に入れるのも一苦労だったゲ謎界隈ですが
本書の受注が始まった年末には少しは落ち着いていた気はしましたね。
何はともあれ色違いの2種のパンフレットと合わせて
3冊の本がようやく揃い踏み、といった感じです。
そんなわけでこちらの公式ビジュアルブックですが
まず意外だったのは正方形に近い、いわゆる折り紙サイズというその装丁。
Blu-rayの特典冊子なんかだとこの手のサイズは良く見ますが
単発の書籍でこういうサイズの本は結構珍しいじゃないでしょうか。
個人的にはパンフレットと揃えて並べられるようなものを想像していたんですが
まあこれはこれで特別感がありますね。
そして中身は場面カットから始まりインタビュー、設定画、
そして巻末には入場特典のイラストと小さい本ながら盛り沢山の内容。
パンフレットの要素、設定資料集の要素、そして入場特典の要素と
いろんなとこから美味しいところだけをちょっとずつ摘まんだ
「ファンブック」に相応しいものと言えるんじゃないでしょうか。
監督をはじめとしたスタッフインタビューがかなり充実していて
ページ数以上に読み応えがあったのは嬉しいところです。
それと本書には「製本工程で発生した細かな傷やスジ」に関する
お断りを記した紙が入っていたのが印象的でしたね。
通販の受注生産、限定商品で状態を気にする人も多いでしょうし
かなり気を遣った文面になっていますね。
普通の本とは違う装丁ということもあり
裁断などで予期せぬ不具合が出てきてしまった感じでしょうか。
個人的には注意書きにある剥がれやスジはさほど引っ掛かるところではありませんでしたが
本の中の「折り目の白い線」のほうがちょっと気になりましたね。
個体差はあるんでしょうが自分のものはこんな感じでした。
スタッフクレジットが読みにくいレベルで
折り目に白い跡がついてしまっているのは何だかなあ、というところはあります。
年末ギリギリという予約開始のタイミング等を考えると
恐らく本書は映画が予想外のヒットをしてから突貫工事で企画された本だと思うんですが
(事前にもっと売れることが分かっているコンテンツだったら本書の内容を含んだ
「特装版パンフレット」のようなものが最初から出ていたはず)
細かな傷や不備はその煽りを受けてのものだったりするんでしょうか。
それはそれとして本書は価格の安さもあって「抜粋版」みたいな雰囲気もありますし
いつか大判のビジュアルファンブックのようなものも刊行してほしいなあ、と。