麻雀で相手を揺さぶり装甲を貫く、という一風変わった要素を組み込んだ
最新ゲッター漫画『ゲッターロボ牌』の第3話。

第1話で敵の襲来とゲットマシンの出撃、第2話で合体、ときて
第3話は戦闘+勝利、というこれまた王道の展開。
とは言え今回はついにゲッターの手に麻雀牌が握りしめられ
ゲッタービーム(物理)で敵を吹き飛ばす主人公、バン子など
ようやく「らしい」ハチャメチャな描写が増えてきた印象。

近年のゲッター漫画は
世界そのものが終わりかけている「偽書」
主人公が現代的にひねくれていて暗い感じの「DEVOLUTION」など
ちょっと重苦しい設定やストーリーのものが多かっただけに
「牌」にはとにかく小難しい部分を極力無くして
いい意味で頭の悪いロボットアクションにしてほしいです。はい。

それにしても本作のゲッターロボは
OVA版を更に極端にしたような寸胴+手足の短い体型、
両手の長い爪、まるで人間のような掌、など
これまでない面白いアプローチのデザインをしていますね。

麻雀バトルという性質から手のアップが映るコマが多いので
手のデザインがかなり特徴的、というのは
そのあたりのインパクトを狙っているのかなあ、と。

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単行本の第2巻も無事に発売となった
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第14話。

というわけで今回も前回に引き続き戦闘はなく
研究所での各キャラの動向を描きつつ世界の謎に迫っていく展開。
それにしても本作のムサシは非常に親しみやすくていいキャラですね。
3号機パイロットはムードメーカー的な役割を担うことが多いけど
本作のムサシはそれ以上に年相応というか
学生らしい等身大の明るさがある気がします。ああアジフライ。

そして隼人が研究所のコンピュータに侵入する中で
平行宇宙の「恐竜帝国」や「百鬼帝国」の存在の他、
まさかの「第三次オリオン大戦」の語句が登場し
最初の宇宙≒原作漫画の宇宙? をはじめとする無数の宇宙が
ゲッターエンペラーによって消滅してしまっていた……
というショッキングな事実が明らかに。
平行宇宙を持ち込んできたあたりで薄々そんな気はしていましたが
このあたりは完全に『真マジンガーZERO』的な設定だなあ、と。

それにしてもここで思いっきり『サーガ』に踏み込んできましたねー。
原作漫画(と思われる)世界がエンペラーによって消滅してしまった、
というのは賛否両論を巻き起こしそうなかなりの冒険だと思いますし
この設定のまま『DEVOLUTION』が続いていけば
原作で結局語られることの無かった
エンペラーの目的、進化の果てにあるものは何か、
という部分に踏み込んでいかなくてはならないので
そのあたりは楽しみでもあり不安でもあるところ。

あ、それと先日発売した単行本の2巻ですが
1巻ほどでは無いにせよセリフの差し替えや細かい加筆がちらほらありますね。

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何だか間違い探しをしてる気分になってきました。

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ゲッターロボ 1

ゲッターロボ 1

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衝撃のラストを迎えた「ゴースト」に続く形で始まったシリーズ最新作
『機動戦士クロスボーンガンダム DUST』の単行本第1巻が発売。

というわけで「ゴースト」のクライマックスで一気に時代が飛んで
宇宙世紀0169年という誰も知らない世界に到達してしまった
クロスボーンシリーズ最新作の舞台は
無数の小勢力がしのぎを削る「宇宙戦国時代」!
ビームサーベルに時間制限があるほどに技術が低下した世界で
「ミキシング・ビルド」によって生み出されたMSたちが大暴れする物語は
既存のガンダムのイメージからは良くも悪くも完全に解き放たれた感じ。

全身武器のギミックにフェイスオープンと
かつてのクロスボーンガンダムを踏襲した主人公機アンカーをはじめとして
四つ目のマラサイにガンダムに偽装したバイアランなど
「何でもありの混沌とした世界」を体現するような
トンデモデザインのモビルスーツが続々登場するワクワク感は
まさに長谷川漫画の真骨頂。
宇宙を飛ぶズゴックやゾックにしっかりと説得力を持たせているのは
一時期必要以上にネタにされた岡崎優氏の漫画版ガンダムに対する評価への
「設定に囚われて否定するだけじゃ面白くないよ」という
長谷川先生の遊びを含んだ一種の意趣返しなんじゃないかなあ、と。

そして物語の着地点が全くの不明瞭であることも
この混沌とした世界を強調している部分。

無印クロスボーンでは「木星帝国の地球侵攻を防ぐ」
ゴーストでは「エンジェル・コールを消滅させる」
というはっきりとした目的と敵対組織が序盤で提示されていたのに対して
本作のアッシュ&レオの目標は
「この世界を何とかしたい」という非常に曖昧なものなんですね。

またこれまでのシリーズではトビアに対するキンケドゥ、
フォントに対するカーティス、と
前作主人公が序盤から導き手として登場していたのに対し
アッシュ&レオはどちらかと言えば「二人三脚」な感じで
日々を生きていくので精一杯の手探り状態。
そういう部分も含めて良くも悪くも指針がないというか
どういう風にストーリーが転がっていくのかが全く分からないなあ、と。

そんなわけで既存のガンダム世界を飛び出してしまい
これまで以上に長谷川節が炸裂している新シリーズ『DUST』。
今のところ分かりやすい敵や黒幕も登場していないし
「戦国時代」の名に相応しいこの混迷した世界に
どういったケリをつけてくれるのかは全くの未知数ですが
まあガンダム漫画随一のストーリーテラーである長谷川先生のことなんで
そのあたりは全然心配してないです。はい。

それとオープニングで1コマだけ登場しているフォント&ベルは
『マップス ネクストシート』のゲン&リプミラみたいな
立ち位置になりそうな感じですね。
決して物語の主人公にはならない番外編的なアレというかなんというか。
パワーバランス的にもこの時代のファントムは最強レベルの機体だろうし
ストーリーの中盤で満を持して登場するんじゃないかなあ、と。

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  アニメ・漫画, クロスボーンガンダム

というわけで3DSソフト『RPGツクール フェス』で
現在開催中のコンテストに参加する予定の作品
『星図少女~私と彼女の赤方偏移~』の制作を始めました。

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発表する場所と〆切をあらかじめ宣言しておくことで
後に引けない状況にまで自分を追い込むのです。

『星図少女~私と彼女の赤方偏移~』紹介ページ
https://box.tktkgetter.com/seizu-top.html

昨年からちまちまと作っていた紹介ページも完成し
年に1~2回しか更新しないような自サイトも新年早々に更新です。
いやー本当に更新する機会が無くてですねー。

ちなみにゲーム本編で顔グラを使うか使わないかはまだ決まっていません。
恐らく1月中はデータベースとマップの作成だけになると思いますし
シナリオもテキストエディタ上で進めているので
今のところは顔グラの有無は気にしないようにしているんですが
本当にどうしましょうねこれ。

そして今回はゲーム完成後にWEB小説としても発表したいと思っています。
こういうのは前に一度挫折した記憶があるんですが
やっぱりね……やりたいんですよ……ひとりメディアミックス……。
素晴らしき自作自演……。

前は同じ物語を同時進行するのに不毛さを感じて停滞してしまったんですが
今回はRPGじゃないと出来ないこと、小説じゃないと出来ないこと、を意識して
自分でも違いを楽しんで作っていければいいなあ、と思っています。
何はともあれよろしくなのです。

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  星図少女(制作休止中), RPGツクール

ゲッターロボ×麻雀という異色のゲッター漫画として
麻雀漫画専門誌「近代麻雀」で始まった『ゲッターロボ牌』の第2話。
いやー「近代麻雀」誌って月2回の刊行だったんですね。
てっきり月刊だと思っていたので
コンビニで見つけた時「あれ?」と二度見してしまいました。

そんなわけで今回はゲットマシンに主人公が乗り込み
各搭乗者の顔見せをしつつゲッターロボに合体、という
これまた第1話に引き続き王道の展開。
主人公、バン子がゲッターの操縦席に懐かしさを感じた、というのは
今後の伏線になっていきそうな部分ですね。
イメージとして出てきた父親は
マフラーなども含めてOVA『真ゲッターロボ』の竜馬っぽいデザインだなあ、と。

そして第1話で疑問だった「麻雀」である理由も今回で明らかに。
理屈としては作中でもツッコミがされているようにお馬鹿な感じなんですが
最後にモノを言うのは精神力……という部分に着目すれば
何だかんだでゲッターサーガを正しく踏襲しているのかも、と思ったり。

そしてついにゲッターロボが合体し
いよいよ敵との対決、という期待を煽りつつ次回に続く。
あくまで麻雀は「敵の装甲を貫くための手段」なので
バトル描写自体は普通のロボットアクションっぽくなるのかもしれないけど
どうせなら思いっきりおバカな演出でやってほしいところです。
早乙女博士が下駄でゲッターをぶん殴るアンソロも過去にはあったし
麻雀牌や点棒を武器に戦うくらい無問題ですよ。

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  アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボ牌