他者を犠牲にする「悪魔の戦争」を主張するザンの卑劣な戦法に苦戦する
アモンが描かれた『デビルマンサーガ』の第105話。
というわけで今回も前回に引き続いてアモンvsザンが中心の展開。
ここ数話はバトル回ということもあってダイナミックな構図が多くていいですね。
アモンとザンが互いの超能力をぶつけ合うシーンなんかが
スピード感があってお気に入りです。
またザンが主張する「無関係の者を容赦なく巻き込んでいく悪魔の戦争」は
『デビルマン』や『レディー』の終盤で描かれた状況そのままですね。
『デビルマン』では疑心暗鬼に囚われた人類が
周りの人々をデーモンと見なして次々と巻き込んで自ら滅びの道を歩んでしまいましたし
『レディー』では自死を選んだ不動長官に代表されるように
神々の戦いに対し「人間の出る幕では無かった」と
無力感に苛まされながら滅びてしまった流れですし。
そしてシレーヌとカイムがアモンに加勢したところで次回に続く。
この3人が協力して共通の敵を倒す、というのは熱い展開ですが
逆に言えばそれだけザンが強いってことですね。
非情になれないアモンの戦い方も一つの要因ではあるでしょうが。