テロを目論み東京へと潜入したジェイソン・ゴーダーたちと
白縫さんたちが望まぬ再会を果たす『デビルマンサーガ』の第97話。

というわけで今回は主人公、勇希が一切登場せず
ゴーダーと白縫さんとの因縁を強調するような展開。
「俺を無視した白縫の国だからだ」と日本を敵視するゴーダーの描写は
彼の執着心と同時に「根の部分は小者」な部分を感じさせていて巧いところです。

ところで今回は最初のページで「2029年」のテロップが出てますね。
物語の開始時は2025年だったので
いつの間にか4年が経ってることになります。
連載期間もここまでで2015年~2019年で4年になりますし
近未来だけど時間の進みはリアルタイムってことなんでしょうね。

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デーモン・ソルジャーの戦争による悪魔の時代の到来が示唆され
異次元世界ではアスカがついに決起する『デビルマンサーガ』の第96話。

というわけで今回も現実世界パートは細かいエピソードが中心で
話はあまり動かない展開。
前回の2代目クウモ=メリケン・ジョーに引き続き
今回はアメリカのタロー・サンダースが鎧を着ることを決意したりと
勇希の知り合いが次々とデビルマンになっていますね。
アメリカの面々が勇希たちと再会するのはいつになるのかなあ、と。

そしてアスカたちの異次元パートは
アスカが鎧をまとっていよいよ戦いが始まりそうな予感。
超文明の都市が神を名乗る宇宙からの侵略者に蹂躙され、
それに対して異形の姿となった者たちが立ち上がる……というのは
『魔王ダンテ』と同じシチュエーションですね。
まだ敵の姿は出てきていませんが
神々に相応しいド派手なビジュアルを期待しています。

そんなこんなでアスカ側の話が一気に盛り上がってきたのに比べると
勇希たちの世界での国家間の争いはやや矮小に感じてしまうなあ、と。
とにかく壮大な話が好きなのでアスカたちの神々との戦いも
しっかりがっつり見せてくれると嬉しいです。

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各国にデーモン・アーマーの兵士が売り渡され
世界大戦が現実味を帯びてゆく『デビルマンサーガ』の第95話。

二代目クウモの誕生やホーカーの治療、義兄との協力など
細かいところをフォローする描写があったり
勇希と美紀ちゃんが会話の中で宗教の話やクロード博士に言及したりと
今回は完全に状況を整理する説明回ですね。
勇希が久々にアスカのことを思い出したりと
二つの物語がそろそろ交差を始める予感もあります。

そして異次元世界を旅するアスカたちが
自らの都、アスラーンに到達したところで次回に続く。
なんかゼノン首長いな! と思ってしまったのは自分だけでしょうか。
何だかアスカの乗り物っぽくなってますし
今回のゼノンは三つ首竜、キングギドラ的なイメージで
描かれてるってことでいいのかなあ、と。

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以前と変わらずに距離を詰めてくる白縫さんに対する勇希の困惑、
そして魔将軍ザンやレイの部隊が世界各国に売り渡されたことに言及された
『デビルマンサーガ』の第94話。

というわけで今回も前回に引き続いてちょっと地味な展開。
あれだけ盛り上がったシレーヌ戦のあとなので仕方ないですが
こういう話が動かない展開が続くのはちょっと辛いですね。
アスカ側のパートは今回もなかったですし。

それと今回は白縫さんが
「美紀ちゃんを襲ったのは自分ではなくシレーヌ」と弁明しつつ
「アモンの中の勇希を感じていた」と言い放ったり
それに対して勇希が「あれはアモンで自分ではない」と返したりと
今回は「アーマーの影響、鎧の人格と自分との同一性」を中心に
会話が展開していた感じですね。
まだまだ勇希はそのあたりに悩んでいるみたいですし
貝阪氏みたいにスッキリ出来る日は来るんでしょうか。

そしてデーモン・アーマーを各国が所有することによる世界大戦、
それによる悪魔の世界の到来を予期させる貝阪氏の台詞と共に次回に続く。
うーん何て言うかこのあたりはちょっとアンバランスに感じますね。
異次元に行ったアスカたちが既に神々の領域に踏み込んでいるのに
こっちは今さら国同士の戦いかあ、的な。

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戦いを終え国軍省へと帰還する勇希の葛藤、
そして女性として、勇希の妻として白縫さんの気持ちを看破する
美紀ちゃんの姿が描かれた『デビルマンサーガ』の第93話。

というわけで前回までの激しい戦いが終わり小休止、的な展開。
毎回数ページほど挿入されていたアスカ側の描写もなかったので
今回は物語的にも全く進まずに状況の整理、といった感じですね。

また美紀ちゃんが「勇希の気持ちが白縫さんに盗られるのではないか」と
危惧する場面がありましたがこれって読者の不安そのままですよね。
これまでのストーリーを思い返すと間違いなく
美紀ちゃんよりも白縫さんのほうがウエイトが大きく描かれてますし。

そして勇希の前に白縫さんが再び現れたところで次回に続く。
うーんあれだけ混乱を巻き起こしたというのに何だか悪びれない態度ですね。
個人的にはもうちょっと軍人らしく責任を感じるというか
殊勝な態度を見せてほしいんですが
「人間の常識に捕われなくなる」というアーマーの影響が
出ちゃってる感じです。

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