竜馬たちゲッターチームと號たちとの対面、
そして世界破滅の原因として竜馬たちを責める民間人たちの姿が描かれた
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第33話。

というわけで今回のメインは存在しないはずの未来を再現するかのような
メタルビーストの襲撃に訝る弁慶たちとの会話。
このあたりの『號』でのストーリーを前提としたやり取りには
ファンとしてはやっぱりニヤニヤしてしまいますね。

しかしアレですね。本作のムサシが実はベンケイだった、というのは
特にそんな深い意味はなくそういうふうに作られた仮想世界だったから、
くらいの理屈でしかないんでしょうか。
どのゲッター作品にも言えてしまうんですが
竜馬と隼人の二人の関係性が完成されすぎているせいか
武蔵や弁慶はどうにもストーリー的にメインになりきれない感じがします。
目立ったときは死ぬときだ、とまでは言いませんが。

またゲッターチームに石を投げる民間人に対し
「自分の物語の主人公を全うすれば世界は終わらない」と言い放つ竜馬の姿も印象的。
仮想世界の人間だった彼らが自らの意思で実体化したことをなどを考えると
「心を強く持って絶望に屈しなければ世界はそれに応えてくれる」
みたいな意味合いでしょうか。

そして合体を終えた上空のエンペラーがビームを放つ所で次回に続く。
今までは疑似個体を呼び寄せていた創造主がついにエンペラーを動かした、
ということでいよいよ決戦の時が来たみたいですね。
個人的にはもっと敵との戦いを単発エピソードで見たかったというか
『DEVOLUTION』は話に無駄が無さすぎてチームとしての成長や交流を描かずに
話を吹っ飛ばしすぎちゃってる気もするんですね。
「3人のパイロットが揃ってから話をどう転がしていくのか」は
過去のOVAや漫画でも課題となっていたところだと思うんですが
このあたりをじっくりガッツリと描いたゲッター作品もいつか見てみたい気がします。

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ゲッターロボ 1

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戸惑いながらも現実世界のミチルに仮想世界での彼女の境遇を話す竜馬、
そしてこの世界ではゲッターとは関係ないはずの號がメタルビーストに狙われた
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第32話。

というわけで號、凱、弁慶を中心に
この世界には存在するはずのないメタルビーストの襲撃がメインとなった
今回の『DEVOLUTION』。
敵が號を狙ってくるシチュエーションは完全に漫画版『號』の序盤の流れですし
『號』の世界を知っている創造主がそれを再現する
(あるいは逆に號とゲッターが関わる可能性を完全に絶つ)ために
メタルビーストを模した疑似個体に號を襲わせた、というのが妥当な感じでしょうか。
あと前回も書いたけどこの女子高生なんかクッソエロいですね。
今回は下半身がアラクネっぽくなって更にマシマシです。

また個人的には今回登場したメタルビーストが「ビーインRX-1」だったのが嬉しかったり。
いやー好きなんですよビーイン。
アラスカ戦線で登場したメタルビーストの中では「ギガントX2(X3)」に並んで
インパクトのあるデザインと攻撃方法でしたし
何よりゲーム『ゲッターロボ大決戦!』での強ザコとしての印象がすごく強いです。
なんかもう中盤は増援のビーインに苦戦してた記憶しかないですよあのゲーム。

そんなこんなで超スピードで颯爽と駆けつけたゲッター2が
ビーインを倒したところで次回に続く。
ドリルで頭部を一撃、というのは期せずして『ゲッターロボ號』で
ビィートT23がビーインを倒した時と同じパターンですね。
まあ特に意識した感じでは無さそうですけど。

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空に浮かぶエンペラーによって世界が混迷する中、竜馬たちが敵の正体を知る
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第31話。

というわけで前回のバトル回から一転して説明回となった今回の『DEVOLUTION』。
メインは何と言っても早乙女博士によって
敵の正体が「創造主=ゲッター線を産み出した種族」であると語られるところ。
いやー「ゲッター線の創造主」とはまた大きく出ましたね。
『サーガ』でも「生命」「全てを司る者」などのワードは出てきていましたが
それがどこから来たのかは語られていなかったので
そこに踏み込んでいくのかー、という気分になりますね。

そして民間人パートでは號、弁慶に続いて凱も登場。
號に「凱ちゃん」と呼ばれて「目上の人間をちゃん付けで呼ぶな」と
偉そうに返すシーンが新鮮ですね。
漫画版『ゲッターロボ號』では號と凱は対等の友人っぽい関係でしたが
よく考えたら號は新参者なので凱のほうが先輩=目上だし
ここらへんの会話は「もしもあのキャラがゲッターに関わっていなかったら?」と
いろんな可能性を見せてくれていて楽しいです。

そして妙にエロい女子高生が號を狙い始めたところで次回に続く。
「ああ別世界でもゲッターからは逃げられない!」といった感じでしょうか。

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  アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボDEVOLUTION

10月より3ヶ月連続で発売中のアニメ『ゲッターロボ アーク』の
特装版Blu-ray第2巻が無事に届きました。
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中身は第1巻と同様に本編ディスクにサントラCD、ブックレットという構成。
ブックレットの内容も1巻と同じくキャラクターやメカニック紹介から始まり
各話のストーリー解説にスタッフインタビュー、と大ボリュームで
非常に読みごたえがある内容になっています。

ところで「大女王メルドウサの全身カラー設定画」は
もしかしてこのブックレットが初出になるんですかね。
公式サイトのキャラ紹介などにもメルドウサの立ち絵はなかったですし。

そして今回のインタビューはシリーズ構成・脚本の早川正氏、
キャラクターデザイン・作画監督の本橋秀之氏など
1巻よりもアニメの制作に直接携わった方々が多かったこともあり
新情報や裏話が次々と出てくる驚きの内容。
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特に號と黒い真ゲッター=タラクの登場が「黒いゲッターを出してほしい」という
「スカパー!」側からのオーダーによって決まった、という話にはビックリしましたね。
放送局やスポンサーの要望によってアニメの方向性や設定、ストーリーが
大きく左右されることもある……というのはよく聞く話ですが
まさかあそこがそうだとは思いませんでした。
「スカパー!」の中にゲッター線キメてる人がいますねこれは……。
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また「マクドナルの名前がマクドナル(ド)になった理由」に触れていたり
星和弥氏が「ゲットマシンから逆算する形でザウルス2と3もデザインを作っている」と
発言していたりと気になっていたところにしっかりと答えてくれたのも嬉しいところ。
ザウルス2やザウルス3のデザイン画は今後の「お疲れ様本」や全巻購入特典の原画集などで
隠し球として出してくれそうな気もするなあ、と。
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そしてネット上で「プリケツゲッターチーム」「ゲッターきららジャンプ」などと
ある意味ネタにされている「オープニングで炎に飛び込む拓馬たち三人のシーン」について
作監の本橋氏から「尻に力を入れました」とまさかの公式からの衝撃発言が。
マジでケツが見所だったんですね……。プリケツダァ……。

そんなこんなで来月発売の3巻で最終巻となるアニメ『ゲッターロボ アーク』のBlu-ray。
とは言え12月には「お疲れ様本」の他に公式ガイドブック
「『ゲッターロボ アーク』アニメオフィシャルワークス」などの発売も控えていますし
まだまだ楽しませてくれそうで嬉しいです。

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  アニメ・漫画, ダイナミック系, ゲッターロボアーク(アニメ)

百鬼獣を相手に数多の仮想世界の「戦いの記憶」を受け継いだゲッターの戦いが描かれる
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第30話。

というわけで今回は圧倒的な強さで疑似個体=百鬼獣を破壊する
進化を遂げたゲッターの戦いっぷりからスタート。
その戦いぶりを驚愕と同時に嫉妬しているような感じで見つめる「現実の竜馬」などを見ると
三人がまさに世界に叛逆した存在であることがよく分かりますね。

ただ攻撃方法がいつものトマホークでの薙ぎ払いだったのがちょっと物足りないというか
進化を遂げてここまで別モノの機体になっちゃったのなら
武器も既存のゲッターに囚われなくてもいいんじゃないかなあ、と思ったり。
特に本作のゲッターはウイングの鋭利なデザインが特徴的なので
トゲトゲをファンネルみたいに飛ばしたりとか
「これまでとは別物になった強さ」「進化した新たなゲッター」を
もっと分かりやすく見せてほしかった気もします。

そして後半の見所は「現実世界の人物」として登場した號と弁慶の姿。
いやーやっぱり原作キャラがこうやって出てきてくれるとワクワクしますね。
過去作では直接会うことのなかった二人
(OVA『真ゲッターロボ』のゴウはちょっとキャラが違いすぎますし)
こうして先輩後輩っぽいいい感じのコンビになってるのは見ていて嬉しくなりますし
今後のストーリーにどう絡んでくるのかも楽しみです。
この現実世界は「ゲッター作品の集大成」的な世界観っぽいので
これからもどんどん過去作のキャラを出していってほしいなあ、と。

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