前回に引き続き「文章の表示」の話。
ツクールDSでは有名な日本語入力システム「ATOK」による文章入力と
多くのRPG用語を登録してある専用辞書を売りにしており
ATOK+一太郎ユーザーである自分にとってはかなり嬉しいところ。
しかしこのツクールDSのATOK+辞書というのはかなり癖が強く
いくつかの特徴を掴むまではなかなか思った単語が出なかったりとかなり苦戦している。
で、一応「機神少女」では結構な量の文章を入力したと思っているので
その中で自分の気付いた特徴をちょっと羅列してみようかな、と。
これからツクールDSで文章入力をする方の参考になれれば幸いです。
①学習能力は非常に高いが学習したデータは保存されない
さすがATOKというべきか、入力した単語の学習能力は非常に高い。
人名や造語なども一度入力してしまえばあとはしっかりと予測候補に挙がってきてくれる。
しかし学習内容はゲームデータに保存されない=電源を切ってしまうと消えてしまうので、
もし学習内容を常に使い続けたければスリープモード等の処置が必要になる。
②専用辞書はあまり過信できない
ファンタジー用語を中心に一般的な辞書では出ないような単語を集めた、
というのが公式ブログ等の弁だが、実際は少し試してみるだけでも
「剣技」や「術法」といったRPGではお馴染みの単語すら出てこない有様。
QMAのクイズ問題追加みたいに追加辞書データ配信とかは……無理なんだろうなあ。
③単漢字入力はかなり優秀
単語変換は上で述べたようにかなり使い勝手が悪いのだが、
その一方で単漢字入力はかなり優秀であり、普通使わないような読みでも
しっかりと変換してくれることが多い。
例えば「殲滅」の「殲」は「せんめつ」でも「せん」でも変換してくれないが
訓読みの「つく(す)」だとしっかり変換してくれる。
これに気付かなかったらコンテスト作品「機神少女」は完成しなかったくらいに
自分の中では重要。
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ということでまとめ。
ツクールDSでは単漢字変換しつつ学習させていくという
ATOKで優秀とされている一括変換と真逆の方法が非常に効率的……だと思う。
あくまでも体感だけど。
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ところでツクールDSで「杞憂」の「杞」が変換出来た人いますか?
音読みの「キ」「コ」でも訓読みの「くこ」「こりやなぎ」でも出ない気がするんですが。
情報募集中。