HEROMAN(ヒーローマン) 第25話 クライシス 感想
世界各地から集結した〝タマ〟を吸収し、
更に自らの部下を捕食しながら増殖と進化を続けるスクラッグ首領ゴゴール。
対するジョーイとヒーローマンはウィルを救出し、
ゴゴールの弱点にピンポイント攻撃を仕掛けるべく手を結ぶ。
英雄<ヒーロー>、侵略者<スクラッグ>、そしてジョーイの無事を、人類の勝利を願う人々。
全ての力が集い、今、この星の命運を賭けた最終決戦の幕が上がる。
ウィル「か、勘違いしないでよね! 目的が同じだけで仲間じゃないんだからねっ!////」
ウィル「この体になったからスクラッグの弱点は分かるぞ(キリッ)」
というわけで遂にウィルが味方になっての最終決戦である第25話。
前半のデントン先生やリポーターたちの描写はちょっと尺を取りすぎな気もしたけど
後半、特にジョーイら三人が突撃を敢行してからの盛り上がりは特筆もの。
テレビシリーズのアニメとしては間違いなく現時点最高峰である作画も相まって大興奮。
触手を板野サーカス的に斬り裂いていくウィルや
ヒーローマンの自機中心型マップ兵器なんかについつい目が行ってしまうけど
個人的には最後のヒーローマン・ブラストでゴゴールの両腕を押し退けるシーンが
重量感もあってお気に入り。
それにしても〝タマ〟って一体なんだったんだろう。
世界各地にばらまいた理由も分からないし呼び戻して吸収した理由も分からない。
「世界各地で地球のデータ収集をするのが目的」とかだったらまだ分かるんだけど
そのあたりの説明をするにはもう尺が無い気もするし
〝タマ〟の不気味さや不可解さはかなり好きだったから
もうちょっとスポットを当てて欲しかったかも。
何はともあれ次回はいよいよクライマックス。
残り30分で果たしてどんなふうにケリを付けるんだろうか。
自分としては期待してるのは荒唐無稽痛快ロボットアクションだから
細かい設定とか伏線とかは正直二の次でもいいんだけど
それでもやっぱりある程度は納得のいくように、きれいに着地してほしいな、と。
それにしても最終話のサブタイトルは
絶対に「HERO<ヒーロー>」だと思ってたんだけどなあ。