先日本屋に行ったところ
岡崎優氏による「機動戦士ガンダム」のコミカライズ、通称「岡崎ガンダム」が
「サンライズロボット漫画コレクション」として復刻されているのを発見。
10年ほど前にも一度復刻されたこの作品、
「第2次スーパーロボット大戦α」のインターミッションでネタにされたり
作者の岡崎優氏も最近になって永井豪氏の「激マン!」の中で
当時のアシスタントとして紹介されていたりするけれど
「岡崎ガンダム」と聞いて自分が最初に思い出すのはこれだったりする。
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ガンダム20周年を記念してアスキーから発行された
ガンダム・トリビュート・マガジン「G2O」。
「機動戦士ガンダムSEED」はおろか「∀ガンダム」すら
放送前~放送中という時期に全9号で発刊されたもので
この雑誌が岡崎ガンダムを紹介したことが10年前の復刊に繋がった…と記憶している。

そんなわけで何だか懐かしくなって「G2O」を
本棚から引っ張り出してきたんだけどやっぱりいろんな意味ですごいわこれ。
現在角川書店から出てるガンダム雑誌「ガンダムエース」がある意味ライトな方向性で
幅広い読者層に支持されているのに対してこちらは完全に読者を限定した作り。

何しろ中身がこれである。
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ランバ・ラルの副官であるクランプが表紙になるような謎のチョイスに始まって

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中古模型屋で発見されたという「RX-78メインテナンスハッチ・オープンモデル」なる
幻の模型(自分はよく知らないけどすごい物らしい)の特集を数ページに亘って組んでいたり

他にも
台湾で放送されたラジオドラマ版ガンダム紹介
コミックボンボン創刊時に子供だった「G2O」ライターと本屋のおばちゃんのやり取り
ガンプラ抱き合わせ販売の原初体験
などが赤裸々に書かれておりガンダム抜きでもいろんな意味で楽しめてしまう。

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その一方でニュータイプ論やスペースコロニー論などの堅い文章も大量にあり
誌面のほとんどは上の写真のような圧倒される量の文章で埋め尽くされている。
もちろん漫画は一切なし!

一読者でしかない自分が偉そうに一言で言ってしまうと
ガンダムとサブカルと下ネタと悪ノリをぐちゃぐちゃにかき混ぜたような雑誌
だと思うんだよなあこの「G2O」。
当時中学生だった自分も「これ売れてるのかな」「わけ分かんない記事もあるな」
と思いながら全号揃えた記憶があるくらい。

そう言えば最終号の編集後記では10年後の「G3O」が予告(妄想?)されていたんだけど
結局出ることはなかったな…。
まさかあの時はアスキーがこんなことになるなんて。

   

復刻版なんて出てたのか…初めて知ったわ。

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  アニメ・漫画

(以下の画面は全て「RPGメーカー’98」のものです。)

応用編…というか「RPGメーカー」のマニュアル冊子で「上級編」として
紹介されているのがこの「ビジュアルシーンスクリプト」。
ツクールXPに5年以上先駆けて「スクリプト」が採用されてるのはマジすげえ!
…と一瞬思ったけれどその中身は非常に簡略化されていたりする。

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メモ帳をはじめとするテキストエディタでスクリプトを記述し、
「RPGメーカー」のエディタに読み込ませるとAVG風の画面が表示されるという
無料のAVG制作ソフトとして有名な「吉里吉里」のシナリオファイルに近い使い方。
命令数はかなり少なく、出来ることは
・背景画像の表示/変更
・メッセージウインドウの表示/消去/移動
・音楽の演奏/停止
・効果音の演奏/停止
・ウェイト

など単純なもので
命令文も「#DISPLAY_ON」「#WAIT」「#MIDI_PLAY」と直感的に分かるものばかり。

いわゆる「見るゲ」も多く作られている現在のツクールでは
どれもこれも簡単に設定出来るものの
やっぱり当時としては一枚画を使った演出というのは
画期的だったんだろうなあ、と思ったり。

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  RPGメーカー

いやー面白かったね日曜洋画劇場「アイアンマン」。
分かりやすいストーリーながらも随所に出てきた伏線はしっかり回収するという
まさに2時間映画のお手本みたいな内容。
当然のようにカメオ出演してるスタン・リー氏を見ると何だか安心するね。
あの謎のアオリ文付きのアイキャッチだけは意味分からなかったけどね!

 

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  映画

ツクール→296→2/9+6→2/15
というこじつけにしか思えない複雑な語呂合わせによって制定されたらしいツクールの日。
そんなわけで久々に公式のツクールBlogも更新されて
現在開催中の第2回RPGツクールDSコンテストについて触れられていたんだけど
気になったのは最後の2行。

>いまから作り始めても間に合いますよ!
>一日23時間のペースでツクれば1週間ほどで完成できる計算です。楽勝ッスね。

…うわあ何なんだろうこの「ほぉーらつっこんでみなー」byあずまんが大王@とも
的な声が聞こえてきそうな感じは。

しかしこれ真面目に考えると中の人たちは23*7=161時間程度を
制作時間の基準に考えてるということになるんだろうか。
ちなみに自作品「機神少女(DS版)」の制作時間はソフト内データだと83時間10分
途中でスリープモードにしたり寝落ちしたこともあったから-30時間くらい。
文章は全部PC入力してからDSに落とし込んでたからPC作業でやっぱり+30時間くらい。

まあ正直「制作時間なんか単なる目安だ! あとは勇気で補えばいい!」
って話になると思うんだけど。

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  RPGツクール

夢魔の襲撃が学校全体を巻き込んでゆく中、
完全に脇役と化してしまっていた勇魚が中心となって
幼馴染みキャラの面目躍如的な活躍を見せた「夢喰いメリー」の第6巻。
本巻はバトルアクションがメインで本筋のストーリーはあんまり進んでない気がしたけど
今まで完全にモブだったクラスメイトたちにスポットが当たったり
夢路とメリーが人知れず夢魔と戦ってきたことを勇魚に明かすなど
世界観が一気に広がった印象。
5巻までが「主要キャラが出揃いメリーの正体や明確な敵が明らかになる」という序盤で
今回からが中盤戦突入って感じなんだろうか。

どうでもいいけど夢路が「借りるぜ!」とクリスやノワールの技を使ったところで
ロックマンの武器チェンジを思い出してしまった。
イマジネーションを形に出来るというのは
まさに完全無欠なオールマイティキャラになれる可能性を秘めてるなあ、と。

また夢路、メリー、勇魚が過去に既に出会っていたということの他にも
・出番がほとんど無かった謎の転校生、白儀響
・覗かれるのを嫌がるため「視」ないようにしているタカ

などの「余りにもあからさますぎる」伏線がいくつか出てきたし
それらをどのように処理していくのかが楽しみなところ。

そんなわけで夢魔「レギオン」との戦いを描いた今回の話も終わり
ちょうど良く一区切りということで気になるのは次巻以降の展開。
恐らく本巻ラストの流れから由衣や菜桜、エンギのエピソードになるんだろうけど
そうなると由衣たちの春日学園まで話が広がっていきそうな予感。
勇魚が真実を知ったことで由衣との関係にも厚みが出てきそうでそのあたりにも期待。

まあ一番気になったのは新キャラのクリオネさんなんだけどね!
巻頭のカラー立ち絵のダウナー系の目つきとかマジたまらんね!

   

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  夢喰いメリー, アニメ・漫画