神々が再び出現し新たなる戦いが幕を開ける
「サイボーグ009完結編」の漫画版第27話が更新。
公式ではまだアナウンスされてないけどAmazonで単行本4巻が予約開始してるね。
最近は月2回更新で1話ごとのページ数も増えてるから出るの早いなあ。
週刊漫画と同じ3ヶ月で1冊のペースなのはすごいわ。

そんなわけで今回は「~神々の製造所~」と題して
小説版のP182~P197、P201~P209、P212~P214あたりのストーリーが展開。
今回は構成や細かい部分(張々湖がダーキニーと遭遇するシーンなど)を変えていたりと
場面ごとの繋がりが小説よりも分かりやすくなっている感じ。
ここ2~3話はまるっきり小説そのままで面白味に欠ける部分があったんだけど
今回は新鮮な部分も多くて素直に面白いわ。

またストーリー的にも「善悪の翼の人との遭遇」や「クロウとの決着」
「敵に回るピュンマ」などなど今回は話が大きく動いて見所が満載。
モニュメントバレーの俯瞰視点で神々の巨大さがしっかりと感じられる構図もいいし
戦闘シーンも一つ一つは短いんだけど
「神々に接触されている間は能力が使えない」という
要所の部分がちゃんと描かれているから
短いページ数でもちゃんとまとまっているところが巧いね。
ラストページの引きも王道の少年漫画っぽくて個人的には好みだわこういうの。

そんなわけで久々に面白かった今回の漫画版完結編。
次回更新は12/17ということでその後の年末進行が気になるところ。
さすがに31日は更新しないで休みかな。

しかしフランソワーズはラストまでずっと目を閉じたままなんだなこれ……。

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  アニメ・漫画, サイボーグ009

サイボーグ戦士たちが更なる進化を遂げる
「サイボーグ009完結編」の漫画版第26話が更新……ってあれ?
今回の扉ページって前も見た気がするんだけどもしかして使い回しかなこれ?
微妙に手抜き臭が漂うしそもそも最終章後半で赤コスチュームなのがおかしいし。

……というわけで1ページ目からなんか不安な気分にさせられた今回は
「~覚醒~」と題して小説のP157~P179までを漫画化。
いやあ今回も悪い意味でテンポが速い速い。
精神攻撃を受けた8人の自殺未遂と新たな能力のお披露目を
わずか40Pでやってるから単純計算でも1人の割り当てが2~3Pという超強引展開。
イワンの長セリフや全員で進化するために力を合わせるところ、
思考が能力に直結するそれぞれの新しい力といった
「文章で書くとどうしても味気なくなってしまう部分」を
しっかりとビジュアル化してくれるのが漫画の醍醐味だと思うんだけど
これじゃあ小説読んでるのと全く変わらないなあ。
ジョーやジェットのテレポーテーションなんかは
それこそ見開き1ページ使って大袈裟に表現してもよかったんじゃないだろうか。

また今回の長老やイエティとの会話は
完結編の根幹の設定に関わる部分なんだし
このあたりもイメージ映像を加えてじっくりやってほしかったところ。
超重要なのに会話の中であっさりと流されちゃってるのは残念だわ。
やっぱり詰め込みすぎだね今回も。

そんなわけで次回からは世界各地で神々との戦いが再開。
ほんの2~3話前にパワーアップして日本で戦ったばっかりだってのにもう再戦か……。
次回は戦闘シーンも入ってくるし
もうちょっとゆっくり話を進めてほしいね。

あと今回の見所というか一番ショッキングなコマは
やっぱり紹介ページのトップにも載ってるフランソワーズ。
妙に大ゴマでインパクト重視というか
精神攻撃というより和製ホラーにしか見えないのがアレだけど。
別にこういうドッキリは求めてないんだけどなあ。まあいいか。

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  アニメ・漫画, サイボーグ009

エルクレスとの決戦が終わり新展開となる「夢喰いメリー」の単行本11巻が発売。

9~10巻がとにかく最終決戦って感じに盛り上がってたから
「このままクライマックスまでノンストップでいくのかなあ」と思っていただけに
ギャグパートを交えながら普通に日常へと戻っていったのがちょっと意外だったり。
喫茶店でのエンギのボケキャラっぷりは某うっかり侍を思い出すね。

そんなわけで今回はアクションシーンは控え目となり
ついにその真意を垣間見せた白儀くんの動向など
新たな謎や次回以降への布石が中心となっている感じ。
特に「自分の力で当てるから楽しい」「勝ち負けじゃない」と言い放つ夢路と
「何も得られなければ苦労は水の泡」と言う白儀くんの相反する主張が印象的。
これまでは「夢を奪うもの」「夢を守るもの」という
ある意味で分かりやすい善悪の対立が描かれていたけれど
今後は一歩踏み込んで過程主義と結果主義というか
「叶わない夢の価値」がメインテーマになっていくんじゃないかな。

またひったくり犯との一連のやり取りや
坂上くんの「何の関係も無い奴に台無しにされた~」あたりのセリフも伏線っぽいし
エルクレスの背後にいた黒幕(?)の言葉「覚めない正夢に包まれる~」が
「全ての夢が叶う世界」を示しているとすれば
「正しい者の夢は(どんな形であっても)叶えられなければいけない」という主張の
極論型の黒幕の姿が見えてきそうな気もするんだけどどうなんだろう。うーん。

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  夢喰いメリー, アニメ・漫画

約8年間の長期連載となっていた「光の大社員」が今回の第5巻で堂々完結。
後書きによれば「5巻くらいで終わりにしよう」というのは前々から考えていたらしいし
すでに来月(12月)からの新連載も決まっているしで本当に円満終了って感じだなあ。
単行本で「割とすぐに新連載が始まります」って報告出来るのは
なかなか無いんじゃないだろうか。

そんなこんなの最終巻、冒頭のシュールな大社員ネタをはじめとして
忍者係長とすずなさんの関係に決着がついたり
オモチャ会社ネタのお約束とも言える自社ゲーム「アルクメXX」が登場するなど
いつもの雰囲気の中に集大成っぽいエピソードもちらほら。
個人的には「13時間後の目覚まし」ネタがとにかく超正統派のギャグでお気に入り。

また95話からの流れは「全100話で終わらせる」という
それ自体が1つのネタになっており
帯に書いてある通りまさに「怒涛のクライマックス」的な展開。
こういう繰り返しがしっかりとギャグとして成立するというのも
冒頭ページがお約束として定着してる長期連載ならではって感じだなあ。

そしてOYSTER氏のファンとして見逃せないのがカバー下の描き下ろしおまけページ。
アリカさん! アリカさんじゃないか! 超久しぶり!

   

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  四コマ漫画, アニメ・漫画

小説版の第2章部分に突入して新展開となる
「サイボーグ009完結編」の漫画版第25話が更新。

今回は「~神の罠~」と題して小説版のP136からP157までを漫画化。
神々によって「人間が持つ心の弱さ」を直接攻撃されるというのは
005の衝動的な森林の破壊、006の能力の悪用による犯罪なども含めて
原作「神々との闘い編」をなぞっている部分なんだけど
各キャラの話が余韻も前置きもなく2~3ページ単位で
ポンポンと進んでいっちゃってるせいでどうにも違和感が。

マイクの死やセシリアの記憶改変、「神の神」の再登場などなど
このあたりの流れをじっくり画にして描いたら
それだけでかなりのボリュームになるんじゃないかと思っていただけに
話の流れを全部独白でやってしまったのには少し拍子抜け。
正直こんなにハイテンポで最終章が進んでいっちゃうとは思わなかったわ。
小説も後半に入ってからかなりの駆け足になってたけど
漫画版はそれを更に圧縮してるからもう完全にダイジェストだねこれ。

あとモアイ崩壊以後の細かいエピソードが削られてるせいで
2ページ目の「半年後 2012年11月」が時間軸おかしくなっちゃってるね。
本来はモアイ打倒(2月)→半年後に帰国(8月)→精神攻撃(11月)なんだけど
漫画だけだと2月の半年後が11月というよく分からない状況に。
004とギルモア博士のエピソードなんかは
最終決戦への伏線を兼ねて絶対に入れなくちゃいけないと思うんだけど
そこもスッパリ消えちゃってるなあ。うーん。

そんなこんなで毎回毎回同じような感想になってる気がしないでもないけど
漫画としてちゃんとページ数かけてもっと丁寧にストーリーを追ってほしいねこれ。
映画「RE:CYBORG」の公開に絡んだ一連の企画も終わり
作中舞台の2012年ももう過去になって
完全にタイミングを逃したというか旬が過ぎちゃったのは分かるんだけど
何かこう読んでて「パッパと終わらせたい」ってのが見えて来ちゃうんだよなあ。
大人の事情ってやつなのかな。

それと1P目の「翡巫女」が「翡巫子」になってるけどこれ誤植かな。
前回まではちゃんと「翡巫女」表記だったし。

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  アニメ・漫画, サイボーグ009