地獄大使との決着、そしてZXをメインとする新章のスタートとなる
『新仮面ライダーSPIRITS』の単行本11巻が発売。

まず前半で描かれたのはショッカー編の完結とも言える地獄大使の最期。
村雨と五郎の会話、人間への未練、「弱くないと強くない」などの台詞によって
『新SPIRITS』の1巻から一つのテーマとなっていた
「1号ライダーの心の弱さ」にも今回でようやく回答が示された感じだね。
ガラガランダの尻尾が決め手となる…というバトルの流れは
ベタながらも地獄大使の執念を感じさせる上手い演出だなあ、と。

そして後半は村雨の姉、しずかのコピーが物語を掻き回していく展開。
「相手の力を暴走させて破壊する」という超常的な力は
バダン=神々というのを改めて感じさせてくれるところ。
またスカイ編で「仮面ライダーとして生きる」ことを決意し
V3編で必殺技を編み出して成長してからはずっと狂言回しに徹していたZXが
ここに来てようやく主人公に返り咲いた、という印象もあるね。
ミカゲやニードルも久々に動き出したし
今後は最終決戦に向けていろいろな謎が明かされてゆく中で
村雨の悩みと決意が再び描かれる……という展開になるのかな。

何にせよ復活した組織との戦いもデルザー軍団を残すだけって感じだし
銀のドクロなど序盤からの伏線にも手を着け始めて
ようやく終わりが見えてきた感じ。
それにしてもマガジンZ時代からの累計だともうすぐ30巻か……。
こんなに長くなるとは思わなかったわ-。

コメント (0) | トラックバック (0)

  アニメ・漫画, 仮面ライダーSPIRITS

夢魔たちが次々と現実世界に現れて状況が混乱してゆく
『夢喰いメリー』の単行本14巻が発売。

今回は黒幕の白儀くんによって
幻界と現界がどんどん混じり合い新しい世界が生まれてゆく、という展開が見所。
特に「一度夢魔と関わった人間にはその姿が見える」という設定により
みなとやひな、大学生ケンなどの
これまでのストーリーで登場してきたゲストキャラたちに
再びスポットが当たる内容になっているのが初期からのファンには嬉しいところ。
まさに全キャラ総出演の最終章が開幕、といった感じだね。
みなとを助けるイチマちゃんなど再登場した夢魔も単なる敵ではなく
それぞれの思惑によって動いている、というのも面白いね。

そんなこんなで夢路、メリー、白儀くんの三人の傷など
これまでずっと引っ張ってきた謎がいよいよ解き明かされそうな『夢喰いメリー』だけど
正直エルクレス戦後あたりから微妙にテンポが悪くなってしまったというか
少しばかり引き延ばしに入っている印象も。
「まんがタイムきららフォワード」草創期からの最古参作品だけに
そう簡単に終わらせられない事情なんかもあるんじゃないかなあ、と。

コメント (0) | トラックバック (0)

  夢喰いメリー, アニメ・漫画

今週より東北地区限定で発売中のローソンの新商品
「のすけ監修つけのすけ赤(けっこう辛い)」を食べてみました。
一見すると謙虚に見える「(けっこう辛い)」に
そこはかとない自信を感じるのは自分だけだろうか。

 20150516.jpg

というわけでさっそく一口。
……うん、旨い。スープはラー油たっぷりでかなり赤いものの
コクのあるまったりとした味噌味のおかげで食べやすい印象。
味噌の香りなども含めて担々麺にけっこう近い気もするね。

そして麺がかなり頑張っているのが嬉しいところ。
コンビニのつけ麺は無駄に極太をアピールして
ボソボソバラバラになってしまっているのが多い中で
「つけのすけ赤」はあえてしっかりとした中太麺を選んでいる感じ。

そんなこんなで完食。ごちそうさまでした。
あ、あと品名の「(けっこう辛い)」ですが別にそんなに辛くはないですこれ。
スープも冷たい冷やしつけ麺だから余計にそう感じるね。
付け合わせの辛味ネギがいい味を出していたので
あれの量をもうちょっと多めにしてほしかったなあ、と。

コメント (0) | トラックバック (0)

  辛い食べ物

コンスタントに新作が出ている
東ハトの「暴君ハバネロ」に激辛パウダーをふりかけるシリーズの最新作
「暴君ハバネロ・シビ盛」が近所のコンビニに売っていたのでさっそく購入。

 20150515-1.jpg

……で、いきなりなんですが今回のこれ、
商品紹介やニュースサイトでは山椒パウダーと紹介されていますが
普通の山椒じゃなくて花椒、いわゆる中国山椒です。
「痺れる辛さ」「山椒」というキーワードで「うん?」と引っかかったんですが
原材料にもこの通りしっかりと「花椒」と記されています。

 20150515-2.jpg

どうも日本では山椒と花椒は混同されがちというか
花椒はまだまだマイナーな感じだね。

そんなことを思いつつさっそく花椒パウダーをかけて一口。
……あ、旨いわこれ。「痺れる辛さ」ということで
確かに今までの「暴君ハバネロ」には無かった味に仕上がっている印象。
ただ唐辛子の辛さのほうが強くて
花椒の風味がちょっと控え目だったのが残念なところ。
このあたりはもう少し花椒多めのほうが良かったなあ、と。

そんなこんなで完食。ごちそうさまでした。
しかしアレだね。「むせる」「スナックに絡まない」と毎回批判されてるのに
このパウダーをかけるシステムを頑なに変えようとしないね。
30gで税込152円と他のスナック菓子と比べてもかなり高い感じだし
付属品によって高価格を正当化しているようにも思えてしまうなあ。うーん。

過去商品「暴君ハバネロ・ハバ盛」の感想はこちら
過去商品「暴君ハバネロ・ハバ盛(ゴールデンパウダー)」の感想はこちら

コメント (0) | トラックバック (0)

  辛い食べ物

台湾版ドラマなどのワールドワイドな活躍を見せる『孤独のグルメ』の最新作
「パリのアルジェリア料理」が今週5/12発売の「週刊SPA!」に掲載。

今回は「孤独のグルメ世界的ブームの現場を行く」という
本誌の特集ページに合わせて
ゴローちゃんも日本を離れてフランス、パリへ赴くストーリー。
パリで別れたかつての恋人、小雪のことを思い出したり
「二人とも酒が飲めないから意気投合した」という
過去エビソードでの細かい設定がきちんと出てきたりと
前回の「日暮里繊維街のハンバーグステーキ」に続いて
今回もファンサービス的な小ネタが多く入っている印象。
謎のジュースを飲んでの「ひねくれたコーラ味」のセリフには
「わざとらしいメロン味」に通じるものがあるね。

また「汁もん多し」「トマト味かぶりすぎ」と失敗してしまったように見せかけて
実際に食べてみると「大丈夫、失敗してないぞ!」と舌鼓を打つ流れなんかは
まさに『孤独のグルメ』的な展開。
でもパンとクスクスとライスで主食が被ってるのを気にしたほうがいいと思う。

そして今回一番気になったのが
他の人が食べてるのを指差しつつ「アレ下さい」を連呼しているところ。
遠慮したり肩身が狭くなったりする初期エピソード(回転寿司など)と比べると
ずいぶん図々しくなっちゃった感じだなあゴローちゃん。

   

コメント (0) | トラックバック (0)

  グルメ漫画, アニメ・漫画