融合した新たなる世界で遂にサイボーグ戦士たちとデビルマンが手を組んだ
『サイボーグ009 VS デビルマン -BREAKDOWN-』の第10回となる
「ACT-5 融合 (後編)」が更新。
というわけで全1巻の単行本の発売も正式にアナウンスされ
堂々の最終回を迎えた『BREAKDOWN』。
原作では戦って戦って戦い抜いて死んでいったデビルマンと009たちが
「戦わないことを選択する」ことで予測不可能な新たな歴史が刻まれていく……
というのは何だかしんみりするものがあるね。
そして何と言っても盛り上がるのは
無差別合体の混乱を防ぐために現れたサイボーグ戦士たちの頼もしさ。
原作では多勢に無勢で敗れたデビルマンだけに
もしあの時に仲間たちがいれば……というifストーリーは嬉しいなあ。
欲を言えば001とサイコジェニーの超能力対決など
両作キャラのそれぞれの能力を活かした戦闘シーンが見たかったところ。
あ、ただ「半分機械だから悪魔と合体しない」というのは
ちょっと引っかかった部分です。
アニメ本編では了が009のことを「機械と合体したデーモン」と誤解していたし
石川賢氏が『ネオデビルマン』で描いたアギラ
(悪魔特捜隊の兵装なども吸収した巨大な龍のデビルマン)のような先例もあるので
唐突に出てきたあのセリフだけではちょっと説得力に欠ける感じ。
そんなこんなで黒幕である雷沼教授&マユミの正体もしっかりと明かされ
「俺たちの戦いはこれからだ!」というある意味お約束のラストながら
しっかりとストーリーは綺麗にまとまった感のある『BREAKDOWN』。
ただやっぱり全1巻という尺の短さがネックになっているというか
後半はストーリーを進めることだけが中心になりすぎて
ジョーたちがいつの間にか全てを理解し協力者となっているところなど
細かい部分の展開が唐突で不自然な部分も多かったのだけは残念だなあ、と。
ところで「THE END」のはずなのに3/9に次回更新ってなってるんですよねこれ。
ちょっとしたエピローグ的な話がまだあるってことでいいのかな。
※2016/3/13追記
結局3/9には更新されませんでした。
単なるミスだったのかな……。
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