新シリーズ「ぬーぼ」も好評連載中の食べ物マンガ「くーねるまるた」の
単行本第1巻に出てきたオイルサーディン料理を作ってみました。
「賞味期限が過ぎたほうがオイルがしみて美味しくなる」という
盲点というかコロンブスの卵のような理屈がずっと気になっており
一度は試してみたかったものです。
とは言っても今のご時世では
賞味期限が切れた食品を買うことはかなり難しいです。
作中では個人商店で常連のお客さんが取り置きしていましたが
地元の個人酒店はここ10年ほどでほとんどが閉店したり鞍替えしたりで
残っているのはチェーン店のみ。
もちろん賞味期限切れの商品など取り扱っていません。
で、自分はどうしたかというと。
我々は3年間待ったのだ!
というわけでこちらが3年ほど前に購入したオイルサーディンになります。
大体のことは時間が解決してくれるのです。
そしてせっかくなので今回は買ったばかりのものも用意。
オイルサーディンにはあまり馴染みがないので
この機会にじっくりと比較してみようと思います。
まずは開封。
写真を思わず無加工のままUPしてしまったのでサイズがやたらと大きいですが
左の賞味期限切れのほうが汁の色が濃く、鰯本体も膨らんでいるのが分かります。
まさか見た目でここまで違いがあるとは思いませんでした。正直びっくりです。
そして作中同様に鷹の爪と一緒にトースターで温めてレモン汁と醤油でいただきます。
味自体はもちろんそんなに極端な違いはないんですが
確かに賞味期限が切れたほうが箸で掴むと崩れるような感じがあって
しみてる気はするなあ、と。
何にせよそのまま食べるには脂分がけっこうキツいので
レモンの酸味が苦手じゃなければレモン汁はたっぷり入れたほうがいいですね。
あ、それと缶が温まる前に鷹の爪が真っ黒に焦げました。
漫画のように上にちょこんと載せたほうがもちろん見栄えはいいんですが
焦がしたくないのなら油の中に沈めちゃった方がいいと思います。
そんなわけで微妙な違いを楽しみつつ食べ進んでいきましたが
さすがにこのまま2缶を完食するのはキツいので
残りはキャベツと合わせてスパゲッティにしてみました。
オサレな言い方をすると春キャベツのパスタです。もう初夏だけど。
あ、それとオイルサーディンの油でニンニク炒めたらすっごいいい匂いしたの。
マジオススメ。超うまい。ごちそうさまでした。