「真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍 第4巻」 感想
魔神化Z=マジンガーZEROによる世界の破滅と奮戦するグレートの活躍が描かれた
『真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍』の4巻が発売。
今回の見所は何と言ってもまさかのグレートの進化形、
グレートマジンカイザーの登場。
あらゆる平行世界=既存のマジンガー作品を知り尽くしているZEROへの対抗手段として
「誰も見たことのない新しいマジンガー」を登場させるというのは
ZEROと読者両方の虚を突くまさに高度なメタフィクション的展開といった感じ。
グレートカイザーの「魔神化Zに対するカウンターとしての存在」という描かれ方は
団龍彦氏の『小説スーパーロボット大戦』※を思い起こさせるね。
また気になったのが「魔神化に抗うZ」が完全に自我を持ち甲児に協力していたことと、
魔神化Zが自らを「マジンガーZERO」と呼称していたこと。
以前に十蔵じいちゃんは自我を持ち進化するマジンガーを「真マジンガー」を呼んでいたし
この両者が融合することで初めて本作タイトルの
『真マジンガーZERO』が誕生する、といった形になるんじゃないかなあ、と。
そしてグレートの活躍により再び世界がやり直されたところで次回に続く。
単行本10巻以上をかけて築き上げてきた世界が終わってしまうというのは
やっぱりキツい展開だね。
次回以降は新世界での物語になるみたいだし
ようやくタイトル通りに暗黒大将軍と七大将軍がメインとなる物語になっていくのかな。
※
小説『スーパーロボット大戦』では兜十蔵博士がデビルマジンガーを開発しており、
その設計図が悪用された時の対抗策として
剣造博士がゴッドマジンガー(デザインはカイザーに酷似)を設計している。
OYSTER 「超可動ガール1/6 2巻」 感想
四コマ漫画を中心に活躍中のOYSTER氏のストーリー漫画
『超可動ガール1/6』の第2巻が発売。
基本的なキャラや設定の紹介を兼ねていたため
どちらかと言えばストーリー重視だった1巻に対し
今回の2巻は笑いの要素が多めになっている印象。
特に「おたのしめよォー!!」や「後ろ向きに自信満々」などの
勢いのあるシュール系ギャグは『男爵校長』『光の大社員』などでも見られた
OYSTER氏の得意とするネタだなあ、と。
また1巻では主人公・春人とノーナの交流で話が進んでいたけれど
今回は女勇者フィギュア・ベルノアが中心となるエピソードが多く、
ノーナとベルノアが春人を取り合うという
まさかの「ハーレム系漫画」的な部分もちらほら。
このあたりの絶妙な初々しさを感じさせる流れは
今までのOYSTER氏の作品にはあまり見られなかった部分なんじゃないだろうか。
ラストの3巻への引きも王道の少年漫画っぽくてちょっと新鮮。
そんなわけで様々な要素を詰め込んで
「OYSTER氏の新境地」的な部分も出てきた本作。
まだまだ謎が多いストーリーだし
長く楽しめる長期連載になってくれると嬉しいなあ。
コレクション紹介|実写作品 『Gセイバー』 メタルプレート
ハリウッドで制作された実写版ガンダム『Gセイバー』の
シリアルナンバー入りメタルプレートです。
スーパーダッシュ文庫から発売された小説版の懸賞で当たったものです。
自分のナンバーは「3805」。
懸賞の当選者が100名なので恐らく「3801~3900」あたりの
通し番号が振られているんじゃないかなあ、と。
ちなみにこちらのサイト様の情報によると
イベント等で配られたカードは固定番号1999になっているようです。