敵デーモン、ゴランのミサイルによって倒壊するビルからの
脱出が描かれる『デビルマンサーガ』の第74話。

というわけで今回は前回ラストで放たれたミサイルによって
中熊重工のビルが崩れ落ちていく展開。
前回と合わせて1話って感じで話としてはあんまり進んでいないんですが
そのぶん大ゴマが多くて迫力がありますね。
このあたりは単行本でまとめて読みたいです。

そして翼を持つシレーヌとホーカーが
独自に敵を追うところで次回に続く。
勇希が飛べない二人の部下を両脇に抱えている描写があったりと
今回は「空を飛べる」ことの優位性が強調されていた感じですね。
なんかデビルマンたちって翼の有無に関わらず
みんな超能力でポンポン飛んでるイメージがあったので
飛行能力がフォーカスされたのはちょっと意外でした。

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黒煙を上げるビルの中でデビルマン部隊とデーモンたちとの戦いが
繰り広げられる『デビルマンサーガ』の第73話。

というわけでついに戦いが始まり久々のアクション回となった今回は
索敵能力に優れたミラージュ、防御力が自慢のガンゴ、
変形しての一転突破の攻撃力を持つギールなど
デビルマンたちがそれぞれの能力を活かしていて戦う展開。
これまでの作品のデビルマン=アモンは
とにかく強い勇者として描かれていた代わりに
オンリーワンの特殊能力は持っていない感じだったので
こうやって他のデビルマンたちが
それぞれ固有の能力を駆使しているのは何だか新鮮ですね。
純粋に強い万能な主人公の回りを
尖った能力を持つ一芸特化のメンバーが固める……というのは
ゲームというか何となくRPGっぽさもあるなあ、と。

そして相手となる中熊重工側のデーモンたちも
全身ミサイルのゴランをはじめとして個性的。
口は悪いけど元気で可愛いエピロなんかは
きっと仲間内でのアイドル的存在だったんだろうなあ、などと
いろいろ想像する余地があって面白いですね。
とにもかくにも今回のように名前付きキャラがたくさん出てくる集団vs集団の戦闘は
過去のデビルマン作品ではあまり見られなかったので
(あってもダイジェストで流されてしまう感じ)
読んでいてとにかく楽しいというかワクワクしますね。

そんなこんなで次回に続く。
今回はまだ勇希=アモンは指揮だけで戦闘には参加していないので
次回以降は隊長として先陣を切って
他のメンバーとは一線を画した強さを見せてほしいところです。

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「SDガンダム」シリーズのメモリアルブック第4弾として
騎士ガンダムを主人公としたシリーズ「外伝」をテーマとした
「SDガンダム外伝 メモリアルブック」が発売。

「SDガンダム外伝」関連のこの手の書籍は以前にメディアワークスから発行された
「SDガンダム大全集 騎士(ナイト)ガンダム編」などがありますが
今回はマニア向けに定評のある新紀元社さんの
「メモリアルブック」シリーズということで
300ページを超える分厚さとたっぷりの文章による情報量、
巻末のロングインタビューなどが魅力の構成。
過去のSDガンダム関連本が大判フルカラーでイラスト集的な側面を持っていたのに対し
「メモリアルブック」はあくまでも書籍としての読み応えを重視したシリーズとして
展開している印象ですね。

というわけで本書は「ジークジオン編」~「機甲神伝説」までの
カードダスでの設定のみに留まらず
「コンプリートボックス」で追加された設定や
近年のシリーズに収録されているサイドストーリーなど
全てを網羅して説明してやろう、という意気込みを感じられる内容。
ファミコンのRPGや「パズルヒーローズ」などの携帯アプリに登場した色違いモンスターや
FC版「2」のオルジリナ世界への言及もあったりと
文字通り痒いところに手が届く細かさが非常に嬉しいところです。
キャトルウッドがオルジリナに吸い込む時のイラストなんてあったんですね……。

ただ情報量に重きを置きすぎたせいで
完全に一見さんお断りどころか
現在進行形で設定がどんどん増えているシリーズを追っていないと
説明文すら理解が難しいものになってしまっているのは痛し痒しなところ。

例えば騎士ガンダム(ジークジオン編)のページに
「アルティメットバトル」の炎の三神器まで載っていたり
スペリオルドラゴン(ジークジオン編)のページで
「黄金神話」以降の設定であるユナイトについて何の説明もなく触れられていたりと
シリーズを時系列順に振り返るというよりも
その場その場で今ある設定を全部載せしちゃおう、的な
煩雑さも出てしまっているのは否めないかなあ、と。
「機甲神伝説」のページではアルテイヤーの設定はもちろんのこと
ギャラルホルンの襲撃についてまで書かれていますからね。
鉄血モチーフなんてもう明らかに後付けの後付け設定ですよ。

本書の巻頭にはシリーズの時系列を記した年表がありますが
このあたりをもうちょっと細かくして
「この時期に○○というシリーズで○○の設定が追加された~」というのが
分かりやすくなれば少しは優しいものになったのかなあ、と。

まあ巻末のインタビューに
「この本を買っている人は皆さん長らく~」みたいな文言があるあたり
このへんはもう開き直っているというか
確信犯(誤用)的な部分を感じますね。
すまないマニア以外は帰ってくれないか! 的な。

そんなわけでこちらの「SDガンダム外伝メモリアルブック」。
あくまでも線画が中心の設定資料集ということで
ほとんどが白黒ページだったり(カラーは巻頭の15Pほどのみ)
カードダスそのものの画像はほとんど載っていなかったりと
少々想像していた内容とは違っていた本でしたが
圧倒的な情報量による読み応えでそこらへんは帳消しです。

そして気になるのは折り込みチラシで「企画進行中」とあった
「ゼロガンダム編」以降のシリーズを収録した続刊の予定について。
恐らく今後の展開はこの本の売り上げ次第で決まると思うので
どんどん売れてほしいですね。
この手のシリーズものはどうしても知名度的にも人気的にも
前半作品に需要が集中していて後期作品に厳しいところはあるかと思いますが
ジークジオン編~聖伝までリアルタイムで
カードダス機をガチャガチャやっていた自分としては
是非とも続きを読みたいところです。
最終的には現在展開中の「新約~」のメモリアルブックも出せるくらいまで
盛り上がってほしいですね。

全く違う作品になりますがキャプテン翼のアニメなんて
毎回律儀に小学生編からやり直すせいでいつも尻切れですよ!
昭和版を含めれば4回もアニメ化してるのに!
「無印以外はク○」とかよく言われますがWY編も普通に好きなんですよ!

あ、それと読み物としては本書が決定版という感じですが
「のんびりカードダスを眺めることが出来るカタログ」みたいな本もほしいですね。
個人的には「カードダスクエスト」サービス展開時に講談社から出版された
復活ボンボンシリーズスペシャル「決定版 ナイトガンダム カードダスクエスト」が
理想的なカードのカタログだったんですが
あちらも2冊で打ち切りになっちゃってますし。

今からでいいんで続き出してくれませんかね……?

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  トレーディングカード, SDガンダム, コレクション, 玩具

爆破テロの名目で現場を混乱させる中熊重工に対し
勇希たちがついに変身して突入する『デビルマンサーガ』の第72話。

というわけで見開きページによる中熊重工のデーモンたちも描かれ
次回以降はいよいよ戦いが始まりそうな予感。
中でも資料の処分をしたり「力を合わせるのだ」と
血気にはやる仲間を咎めたりと敵デーモンたちも組織の一員として
人間っぽいところが描かれているのが面白いなあ、と。
決して話が通じない敵、というわけでは無さそうですし
彼ら、彼女らを説得したり協力したりという展開があっても良さそうですね。
気の早い話になりますが過去のデビルマン関連作品を見ると
終盤に真の敵が出てくる可能性も高いですし。

そんなこんなで次回に続く。
次回は久々のバトル回になりそうで楽しみです。

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  デビルマンサーガ, アニメ・漫画, ダイナミック系

ついに軍人として戦いに赴く勇希たちの部隊に対し
中熊重工側もビルの爆破という強行策に出る
『デビルマンサーガ』の第71話。

というわけで今回は部隊のメンバーの顔見せをしつつ
現場へと向かう勇希たちの描写が中心となる展開。
特に覆面という出で立ちや
自らを銀行を襲うギャングに見立てる台詞など
勇希たちをまるで悪人と思わせるような感じになっているのが印象的。
前回の勇希の「これで軍人としてデビルマンの力を存分に振るうことが出来る」
という独白もそうだったけど
ここ数話の流れは「本当にこれまま突き進んでいいのかな?」というのを
読者に思わせるようになっている気がするなあ。
そこらへんを強調するために次回以降は
戦いの中で勇希たちが民間人に被害を与えてしまう……みたいな
展開になるのかも、と思ったり。

そんなこんなで次回からはいよいよ
中熊重工側のデーモンたちとの戦いが始まりそうな予感。

あ、それと今気づいたけど勇希たちも中熊重工の面々も
同じアーマーを着て変身する者同士なのに
徹頭徹尾「デビルマン」「デーモン」とはっきり使い分けがされてますね。
デーモンもデビルマンも思想が違うだけで同じもの、というのは
「レディー」の終盤で語られていたことだけど
今回もそれを踏襲している感じなのかなあ、と。

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