前売券はかなり前に買っていたんですが
ちょっとした事情もあって「6月になってからでいいかな……」と思っていた
仙台市博物館の特別展「黄金のファラオと大ピラミッド展」に行ってきました。
いやー前評判通りに面白かったです。
普段は日本史が専門というか国内の文物を見ることが多いので
紀元前2000年とか2500年とかいう数字が普通に出てくるのがすごい新鮮。
巨大な王のピラミッドが貴族たちに広まり
ピラミディオンとして小型化・多数化していく……という流れは
日本の古墳が大王の巨大なものから
やがて地方の有力者にまで浸透し群集墳となっていったことと比較すると
非常に興味深いものがありますね。
ただ個人的にちょっと不親切だなあ、と思ったのが
古代エジプトの年表が第2展示室の途中という中途半端な場所にあったこと。
今回の展示物は紀元前2000~3000年頃のものが中心なんですが
目玉となっている木棺やミイラカバー、黄金のマスクは紀元前1000年前後のもので
古代エジプトで一番有名な
ツタンカーメンやラムセス大王の時代(紀元前14~13世紀)が
ちょうどごっそりと抜けているんですね。
なので自分みたいに日本史メインで世界史はさっぱり、という人間にとっては
年表が最初にないと見知った名前がなくて戸惑うというか
古代エジプトの歴史の流れがちょっと掴みづらいなあ、と。
そしてミュージアムショップで
メジェド様フィギュアのガチャを思わず購入。
シンプルながら完璧な造型で足がすごい小さいのにちゃんと立ちます。
っていうか対象年齢が妙に高いですねこれ。ガンプラのRGやMGと同じとは……。