というわけで先日締め切りとなった
『ラノゲツクールMV』の体験版キャンペーンに応募したので
思うところとか予想とか期待などをつらつらと書いてみたいと思います。
ここ最近はすっかりエターナラーが板についてしまい
ツクール関連の記事もなかなか書けない状態が続いてしまっているんですが
作りたいゲームはたくさんありますしやっぱり新作ツクールは魅力的なのです。
「ラノゲツクールMV」公式サイト様
https://tkool.jp/lngmv/
今回の『ラノゲツクールMV』はAVGに特化したPC版ツクールとしては
『恋愛シミュレーションツクール2』(2001年発売)以来の完全新作になるので
否が応でも期待が高まるところですが
ソフト名からして現在配信中のスマートフォンアプリ『ラノゲツクール』を
PC用にブラッシュアップ、更に『RPGツクールMV』の
マルチデバイス+JavaScriptを融合させたものになるのかなあ、
というのが個人的な予想。
『RPGツクールMV』とのデータ結合も可能になるみたいですし
・ツクールMVで作ったゲームの会話部分をラノゲMV形式に変更
・それぞれのツールで作ったイベントをスクリプト1行で簡単に呼び出し
みたいなことも出来るんじゃないかと思います。
また現時点で公開されている画面などから分かるように
各種命令をドラッグで移動、組み合わせていくという
分かりやすく直感的な操作方法となっているのが印象的。
XPからMVまでのスクリプト重視の流れで
RPGツクールの「ツールとしての多機能化と可能性」に関しては
一応の完成形をみた感じですし
『ラノゲツクールMV』はエディタ部分のユーザビリティを重視して
ある意味制作ツールとしての原点に立ち返った感じもありますね。
ツクール2000でコモンイベントやバトルイベントをいじくっていた身としては
エディタ部分だけでいろいろ出来そうなのは非常に楽しみです。
今回はエディタそのもののカスタマイズも簡単に出来るらしいですし。
あ、それと他ツールの話になってしまいますが
・マルチデバイス対応
・ドラッグ&ドロップによる直感的な操作
・Live2Dモデルに対応
・スクリプトを直接書き込んでのゲーム制作も可能
というのはここ数年で一気に普及したノベルゲーム開発ツール
『ティラノビルダー』に非常によく似ていますね。
「ティラノビルダー」公式サイト様
https://b.tyrano.jp/
スマートフォンの普及などもあって
「直感的な操作」というのが現在のトレンドになってますし
利便性を求めていくと制作ツールの行き着く先は同じになっていくのかなあ、と。
街を歩いていても本当最近は何でもかんでもタッチパネル操作ですよ。
また個人的に気になるのがまだ発表されていない販売形式と製品価格。
『RPGツクールMV』は海外資本のSteam先行型で
それまでのツクールとは一線を画した価格設定と販売形式となりましたが※
今回の『ラノゲツクールMV』はどうなるのかなあ、と。
※
DL版中心になったことで定期的なセールや素材の追加が可能になりましたが
国内版/海外版の発売時期や価格の違いなどによる混乱も大きかったですね。
特に素材周りはパッケージ版を購入しても追加DLが必要だったり
名前の異なる同じ素材を国内サイトと海外サイトで販売していたりと
非常に分かりにくい状態になってしまっていたと思います。
そんなこんなで『RPGツクールMV』の演出を強化する拡張ソフト的に使うもよし、
高解像度の立ち絵や背景の素材集として考えるもよし、
もちろんこれ1本に絞ってノベルゲーム制作をするもよし、と
いろんなユーザーのニーズに応えてくれる
これまでになかった位置付けのツクールになりそうな『ラノゲツクールMV』。
かく言う自分もノベルゲーを作りたいと思って挫折したことが何度かありますし
エターナラーの汚名挽回返上のためにここで一発がんばりたいと思います。
あああれもやりたいこれもやりたい。
完成してないゲームがまるで宿題のようにのし掛かってスーッと効いて……。
何はともあれまずは体験版当たれ……当たれ……。