昨年秋に初報が出てから「おいおいマジかよイヤッホゥ!」と
とにかく放送を楽しみにしていたアニメ『ゲッターロボ アーク』が
いよいよ7月から放送開始。
7月のCATV番組カタログでもきちんと新番組として紹介されてますし
こういうのを見ると放送が本当に近づいているのが実感出来てワクワクしてきますね。
何と言っても『新ゲッターロボ』からいつの間にやら15年以上も経ってますからね。
そして今回の『ゲッターロボ アーク』は
過去のOVAよりも作画レベルが上がっているというか
キャラクターデザインがかなり原作寄りになっているのが嬉しいですね。
ネオゲッターの時に「もっとキャラの線を増やしてもよかったかもしれない」
みたいなスタッフコメントを拝見した記憶もありますし(※)
今回はメカ作画をCGに振り切ったことで
キャラ作画へのリソースを増やすことが出来た感じでしょうか。
(※)
実際『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』って
初報の時と発売したOVAで作画が全然違うんですよね。
初報のイメージではかなり原作寄りで線や影も多いデザインですが
本編ではスピード感を重視したのかそのあたりが省力化された感じになってます。
またネット配信やケーブルテレビの専門チャンネルの他に
地上波でも放送されるというのが個人的には一番驚いたところ。
川越監督による過去のゲッターロボ作品が全てOVA
(「新」は正確にはスカパーの有料放送が最速)だったことを考えても
これだけアニメの放送形態が多様化した時代に
一見さんお断りになる可能性を孕んでいる『ゲッターロボ アーク』が
TVシリーズとして放送されるというのは驚きというか戸惑いすら感じますね。
自宅のテレビでゲッターが放送されるってだけでドキドキしてきますよ本当。
絶対にOVA(あるいは『マジンカイザーSKL』のような先行劇場上映)だと思っていたので。
とりあえず自分はネット配信で見放題しつつTV放送はBS11で追うことになりそうです。
それと今回のアニメ版のキャッチコピー「生存か。消滅か。」ですが
これは漫画『真ゲッターロボ』でのギィムバグ軍曹のセリフが元ネタですね。
ギィムバグ軍曹は立ち位置的には中ボスというか進化するゲッターのやられ役なんですが
ゲーム『ゲッターロボ大決戦!』ではラスボスに抜擢されて
フルボイスで原作セリフを喋りまくるという優遇を受けていた記憶があります。
「大決戦」発売当時は「真」がまだ不定期連載中で話がどう転ぶか分からず
しかも他にネームドの敵キャラがいなかったですからね。
ちなみに上の画像ですが
片方が連載時(スーパーロボット大戦コミック)、もう片方が単行本のものです。
『真ゲッターロボ』は単行本化の際に「エンペラーに対する竜馬の反応」を中心に
加筆修正やセリフの差し替えが行われているんですが
ここでも上のコマが変わってます。
そんなわけで興奮のあまりいろいろと話が脱線してしまいましたが
いよいよ来週から始まるアニメ『ゲッターロボ アーク』。
PVではドラゴンや真も登場してますし現在発表されているキャストの面々を見るに
単なる「アーク」のアニメ化というだけでなく
アークの時代から「サーガ」全体を俯瞰するように
アバンタイトルや回想シーンで無印~號までのダイジェストみたいなことを
しっかりとやってくれるんじゃないかなあ、と期待してしまいますね。
漫画のあの場面やあの場面が最新アニメで観られると思うだけでもう感無量ですよ。
さあ旅立ちだ!
あとファンサービス的に「やかんゲッター」は
ちゃんと背景にこっそり出してくれそうな感じがします。
恐らくフルパワー真ゲッターやアークよりも圧倒的に強いあのやかん。