世界各地から集結した〝タマ〟を吸収し、
更に自らの部下を捕食しながら増殖と進化を続けるスクラッグ首領ゴゴール。
対するジョーイとヒーローマンはウィルを救出し、
ゴゴールの弱点にピンポイント攻撃を仕掛けるべく手を結ぶ。
英雄<ヒーロー>、侵略者<スクラッグ>、そしてジョーイの無事を、人類の勝利を願う人々。
全ての力が集い、今、この星の命運を賭けた最終決戦の幕が上がる。

ウィル「か、勘違いしないでよね! 目的が同じだけで仲間じゃないんだからねっ!////」
ウィル「この体になったからスクラッグの弱点は分かるぞ(キリッ)」
というわけで遂にウィルが味方になっての最終決戦である第25話。
前半のデントン先生やリポーターたちの描写はちょっと尺を取りすぎな気もしたけど
後半、特にジョーイら三人が突撃を敢行してからの盛り上がりは特筆もの。
テレビシリーズのアニメとしては間違いなく現時点最高峰である作画も相まって大興奮。
触手を板野サーカス的に斬り裂いていくウィルや
ヒーローマンの自機中心型マップ兵器なんかについつい目が行ってしまうけど
個人的には最後のヒーローマン・ブラストでゴゴールの両腕を押し退けるシーンが
重量感もあってお気に入り。

それにしても〝タマ〟って一体なんだったんだろう。
世界各地にばらまいた理由も分からないし呼び戻して吸収した理由も分からない。
「世界各地で地球のデータ収集をするのが目的」とかだったらまだ分かるんだけど
そのあたりの説明をするにはもう尺が無い気もするし
〝タマ〟の不気味さや不可解さはかなり好きだったから
もうちょっとスポットを当てて欲しかったかも。

何はともあれ次回はいよいよクライマックス。
残り30分で果たしてどんなふうにケリを付けるんだろうか。
自分としては期待してるのは荒唐無稽痛快ロボットアクションだから
細かい設定とか伏線とかは正直二の次でもいいんだけど
それでもやっぱりある程度は納得のいくように、きれいに着地してほしいな、と。

それにしても最終話のサブタイトルは
絶対に「HERO<ヒーロー>」だと思ってたんだけどなあ。

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ROBOT魂 [SIDE HERO] ヒーローマン

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  アニメ・漫画, HEROMAN

VIPRPG夏の陣2010作品を偉そうにレビューするよ!
いつの間にやら6回目だよ!
夏の陣もずいぶん昔のような気がしちゃうけど
よく考えると作品が公開されてからまだ一ヶ月しか経ってないんだよ!


No.39 マップマテリアル
20100915-1.png
数分で終わるksgから長編RPGにまで使えるさまざまな広さのマップ素材集。
素材集という位置付けだが、
大量のマップ一つ一つにちょっとした紹介文やコメントがあり
家の建て方やFSMチップの組み方などの講座も入っているので見るゲとしても楽しめる。
パズルのようにマップが組み上がっていく様子は
純粋に見ていて楽しいし参考にもなるなあ。
どうでもいいけど壁チップが棒人間にしか見えなくなってしまった。


No.42 DragonusSaGa
20100915-2.png
竜使いであるリリアがドラゴナスやなすーんといった竜族たちと
交流したり時には対立したりしながら冒険する中編RPG。
リリア以外のキャラクターにはLvの概念がなく
能力上昇アイテムを使うことで成長させてゆくのだが、
各パラメータが一定値になった時に特技を覚えるボーナスがあり
「次はどんな技を覚えるんだろう」と思わせることでマンネリを防いでいるのがいい感じ。
中盤以降は獲得アイテムや資金の増加によりかなり大味に成長させることが出来るが、
それでも最後までしっかりバランスが取れているのが驚き。
ただ最終ダンジョンを除いてパーティ人数が二人しかいないので少々単調な部分も。
特に序盤から中盤にかけてはパーティがリリア一人になる機会が何度かあるので
パーティ人数に合わせて敵の数やエンカウント率もやや少なめのほうが良かったかも、と。


No.44 ほっかいどう物語
20100915-3.png
広大な北海道の大地を感じられるような感じられないようなksg。
2chをはじめとする匿名掲示板のノリに慣れている人ならば
感想掲示板の流れで察しが付くと思うけれど、
内部データには「〝このゲームおもすれーwww〟と感想掲示板に書き込むように」
との旨が書かれている。
空気読め? ごもっとも。


No.45 FSMマップ集
20100915-4.png
「No.39 マップマテリアル」と同じくマップ素材集。
とは言えこちらはタイトル通りFSMに特化したマップであり雰囲気はかなり異なっている。
FSMの細かく癖のあるチップをフルに活用しており、
立体感や見た目の美しさを重視したマップが多く
斜め移動やジャンプ移動も完備されているので歩くだけでも楽しい。
ただ道の幅が狭く、歩けるスペースが少ないマップが多いような気がしたから
実際に敵が出現するダンジョンなど(特にシンボルエンカウント)で採用した場合は
印象が変わってくるかも。


No.46 うすしおvsのりしお
20100915-5.png
大量のキャラクターを吹き飛ばし
あらゆる味のポテチ(+他のスナック類)を集めてゆくゲーム。
ポテチは種類によってポイントが異なり、
更にコンボボーナス等が存在するのでアクションパズル的な要素もある。
高得点を狙う場合はコース取りなどを考える必要も出てくるため地味に奥が深い。
1プレイも3分間と短いためちょっとした時間に気軽に挑戦出来る。
エンディングはどれもあっさりしてるものの分岐がかなり細かそうな感じ。


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  夏の陣2010レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

大統領救出作戦〝オペレーション・サンダーバード〟を完遂すべく、
ジョーイとヒーローマンは孤軍奮闘していた。
その前に現れ、危険を顧みず真実を伝えようとするリポーターたち。
政府から貸し与えられた「MR-1」を駆り、ジョーイの助けになろうとするサイやデントン先生。
突然の乱入者に戸惑いつつも、ヒューズに諭され戦闘を続けるジョーイとヒーローマン。
皆が自らの責務を果たそうとする中、遂にスクラッグ首領ゴゴールは復活を果たし、
それに呼応するかのように世界各地の〝タマ〟が動き出した…。

広域兵器や両腕のプラズマソード、更にその装甲の堅固さなど
フルアーマーヒーローマンの強さを見せつつ圧倒的なスクラッグの戦力を描写した24話。
作品全体が締めに向かっているのがよく分かる演出が多々あったけれど
それだけに「今までの展開でちょっと良くなかった部分」がいろいろ露呈しちゃってるなあ、
というのが正直な印象。
・ジョーイとヒーローマンの関係が人々に報道される
・タマの再起動とゴゴールの復活
の二つが今回のポイントなんだろうけど
これまでの見せ方があんまり良くなかったせいで
「ジョーイとヒーローマンの関係ってまだバレてなかったんだっけ」
「そういえばタマなんてものもあったなあ」
という感想が先に来てしまうんだよなあ。
中盤以降にタマを駆除しようとする話とかがあれば印象はまた変わってただろうし残念。

その他、作品テーマ的には第1話~第2話で既に語られていた〝責務〟という語が
再び出てきたのが気になるところ。
今回では「人々に真実を伝えようとするリポーター」と
「皆を守るために戦い続けるジョーイ」を対比するような感じで使われていたけれど
数話前からあからさまな死亡フラグを立て続け、
自らを犠牲にしてでも全てを守ろうとするジョーイの姿は悲壮にしてやや自己満足的。
父親を理想のヒーローとしているから自然とそうなるんだろうけど
サイやリナを初めとしてジョーイの帰りを待ち望んでいる人はたくさんいるわけで
そういった「残された者の気持ち」に立ち返るというジョーイの心境の変化や
〝責務〟という語に押し潰されることなく生還し、父親の呪縛(悪い意味での)から
解放されるというのがクライマックスになるんだろうか。

ともあれ次回はいよいよ最終決戦、そして待ちに待ったウィルとの共闘!
ここで盛り上がらなかったらもう知らんぞ、というくらいに期待大で待つことにしよう。

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  アニメ・漫画, HEROMAN

VIPRPG夏の陣2010作品を偉そうにレビューするよ!
まだ半分もいってないし全然終わる気配を見せないよ!
更新はちゃんと定期的に出来てるから自分のペースで別にいいよね!


No.32 スーパーアレックスRPG
20100910-1.png
いつもより派手な演出で始まるアレックスが主人公のRPG…
のはずだがタイトル画面の通り見事なまでにエターなっている。
エター宣言のタイミングが絶妙。
ニャー


No.33 もしも偽恍惚なる闇がエリー達と一緒に活躍したら
20100910-2.png
アンデッドナイ軍の偽恍惚なる闇がエリーや他の幹部たちと共に冒険する長編RPG。
登場キャラの多さや大量のイベントなどとにかくボリュームがあり、
最終章では世界各地に散らばったボスの分身を倒すことになるのだが、
全員倒さなくても良いにもかかわらず
一つ一つにしっかりとした長丁場イベントやダンジョンなどが用意されている。
他作品の続編という位置付けのため
中盤以降はある程度の設定や前作の流れを理解しておかないとついていけなくなる部分も。
(一応簡単なあらすじ紹介があるにはある)
そういう意味では序盤のドラゴンボール七つの石集めのほうが
キャラの掛け合いとか雰囲気とかが本作単体で楽しめるし面白かった印象。
感想掲示板でも言われてるけど
経験値による成長を完全に無しにしてしまうからには
資金の獲得以外にも雑魚戦を行うメリットが欲しかったなあ、と。


No.36 遥かなる塔の果てに・・・。
20100910-3.png
アレックスをはじめとする六人の中から主人公を選び、
元の世界に帰るために塔を上っていくRPG。
敵との距離を測って移動や有射程攻撃を行う自作戦闘が特徴。
移動は上下キーを押すことで進行度が増えてゆくいわゆる雪道系だが、
ワープアイテムや帰還装置などが完備されており
途中で詰まることが絶対にない分こちらは万人向け。
他にもポイント制の成長システムなど独自のシステムが多く、
そのためチュートリアルが最初に入っているのだが
チュートリアルの語り口が微妙に馴れ馴れしいのは好みが分かれるかも。
その一方で拠点となる街にはNPCが一人もおらず淡々と準備を整えるだけなので
力の入れどころが間違ってるような気がしないでもない。
街でちょっとした情報収集が出来たり
敵やボスの対処法を聞けたり出来れば普通のRPG的な要素が入って面白かったかも。


No.37 大切な人の心を償うRPG
20100910-4.png
完全にエターなっているXP製のRPG。
開始直後の逆切れのようなイベントといい一つしかないマップといい
その潔さは一度くらい見ておいてもいいかも。
一分くらいで終わるしね!


No.38 DeepMagenta
20100910-5.png
少し変わり者の主人公〝ぼたん〟が
観客から行方不明者が出ているというサーカスの謎を探ってゆくRPG。
序盤のAVGパートの選択肢によってパーティメンバーが大幅に変わり、
主人公がいない状態で進んで行くルートすら存在する。
移動システムは「No.36 遥かなる塔の果てに・・・。」と同じく
方向キーで進んでゆくものだが、非常にテンポが良く、
全パラメータ上昇アイテムを100%の確率で落とす敵が出現したり
アイテムの最大所持数が99個なのに一度に100個以上手に入ったりするという
意図的に大味なものになっているゲームバランスと相まって妙に中毒性がある。
上記のスクショは二週目をソロプレイでやってみた時のものだけど
小一時間でHP/SPがカンストしてしまった。
ちなみにその状態でラスボスに決め技を放ったら
50000弱のダメージが出て俺tueeeで大満足。ごちそうさまでした。


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  夏の陣2010レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

第09話「おおかみさんと毒りんごが効かない白雪姫」

今回の依頼人は貧乏ながらも七人の弟妹たちと賑やかに暮らしている三年生の白雪先輩。
そんな白雪先輩から子守りの依頼を受けた大神さんと亮士くんは、
やんちゃ盛りの七人兄弟に悪戦苦闘しながらも楽しんでいた。
だが、白雪先輩が本当に指名したりんごちゃん本人は全く姿を見せず、
更に学校でも白雪先輩自身を避けるような行動を繰り返しす毎日であった。
「どうして、りんごちゃんは白雪先輩を避けるのか?」
このままではいけない、と亮士くんはりんごちゃんに詰問し、
そこで白雪先輩との複雑な関係、
そしてりんごちゃんが負い目を感じ続けていることを知る。
御伽銀行のメンバーはそんな二人の仲を取り持つため、
白雪先輩と七人の兄弟たちをプールへと誘うのだった…。

前回とはうって変わってりんごちゃんの過去を中心としたシリアス回。
大神さんや乙姫さんの時も思ったけど
各キャラの過去が余りにもテンプレ通りというか古典的なんだよなあ。
(それこそ少し間違えればギャグになってしまうくらいに)
「おとぎ話」をモチーフにしてるから意図的なものなんだろうけど
もうちょっと捻りというかアレンジが欲しいというのも事実。

七人兄弟に馬鹿にされる亮士くんとか
プールでの各御伽銀行メンバーとか全体の雰囲気が良かっただけに
いきなり溺れていきなり助けていきなり和解、という
「取って付けたようなハプニングとハッピーエンド」も気になるところ。
8話の嫁探しもそうだったけど
心理描写がほとんど無いままに事件が起こってあっという間に解決しちゃうから
どうにもクライマックスに蛇足感や置いてけぼり感があるんだよなあ。
6話の回想話くらいの心理描写があれば個人的には満足なんだけど。

とは言え「白雪先輩をゲストキャラに据えたりんごちゃん中心のエピソード」
として一つにまとまってた分、7話や8話よりは非常に観やすい話だった印象。
基本的に一話完結で進んでいくアニメだから
変にいろいろ混ぜてぐちゃぐちゃにするより
しっかりと一つの流れとして完成してたほうが好感が持てるんだけど
ここらへんの好みは人によっても違うから何とも何とも。

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  アニメ・漫画, オオカミさんと七人の仲間たち