VIPRPG紅白2014作品を偉そうにレビューするよ!
いろいろあったけどとうとう最終ナンバーに到達した紅白レビュー第18回だよ!
次回は提出タイミングの関係で間に合わなかった作品に入っていくよ!
そして次回でこのレビューも最終回の予定なんだよ!


No.102 地獄公園おぼなす

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私立探偵ショウが事件に挑む推理AVG……に見せかけた一発ギャグ短編。
メッセージウインドウや動きのある立ち絵など
それっぽい本格AVG的な導入部からオチへの流れは
まさに「上げて落とす」と呼ぶに相応しい展開だね。
いつものSSはもはや様式美。


No.105 もしもムシャに新弟子が出来たら

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ムシャの新しい弟子となったアテナを主人公とする短編連作見るゲ。
連作の見るゲはストーリーがそのまま時系列順になっていることが多いけれど
本作は元々スレ投下作品だったという第一話が全体の総括的なものになっており
結果として一味捻った構成になっているのが上手いところ。
探索ゲーム的なイベントや自作戦闘、立体的なマップなど
一つ一つのシステムが非常に丁寧に作られており
一話ごとに異なる操作、異なる雰囲気で楽しめるのも嬉しいね。
ただ本筋のストーリーが途中で尻切れになってしまっているため
「一話ごとにいろいろやってみた実験作品」みたいな印象が
強くなってしまっているのがちょっと残念だったなあ、と。


No.109 もしもゴメスが10年分

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アレックスが世界各地に潜むゴメスを見つけながら冒険を繰り広げる短編RPG。
ゴメス一人一人の動きや出現方法がとにかく多彩であり、
見つけた人数がスコアのようにちゃんと記録されたり
「メニュー画面を開く」などの変わった出現条件があったりと
見た目とは裏腹に本格的な探索AVGとしても楽しめる作品。
終盤は「ここは俺に任せて先に行け!」な意外なシリアス展開を見せるものの
最後はやっぱりゴメスだった。


No.111 リセット

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本編が間に合わずに提出されたいわゆる代理作品な短編見るゲ。
「ここは俺の日記帳」的な自分ネタであり
当然のようにグダグダでオチも無いものの
せっかくなので何か出すぜ、的な気概だけは感じられる作品。
どうせならエターなった作品の紹介くらいしてくれればよかったのになあ。


No.112 ファイナルラグナロクエターナルエンドFE

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狙いすぎのタイトルからも想像出来るような一発ネタ作品。
寒いダジャレで唐突にエンディングを迎える一発ゲーに相応しい内容ながら
小ネタの効いたビジュアル的な名前入力画面や戦闘シーンなど
細かいところに妙に力が入っており本気で作られたバカゲーといった感じ。
まさか提出ナンバー最後の作品に
こんな爆弾(爆笑的な意味で)が待っているとは思わなかった。


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  紅白2014レビュー, VIPRPG祭りレビュー, RPGツクール

オープニングが終わったと思ったら用語辞典に浮気をしていた。
そのせいでなかなか進まない本筋。

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というわけで今週はそんな感じです。
相変わらず本編とはあまり関係ないところに時間がかかってます。
そろそろ主人公を自宅から出してあげたいです。

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それと上の画像みたいなシステム周りの紹介メッセージを作ってました。
スクリプトならこんなふうに簡単にゲーム中にウインドウを出せるんですが
あまり頻繁に出てきても鬱陶しいだけなのでバランスを考え中。
逆に一気に全部出して「読みたい人だけ読んでね!」みたいな
ぶん投げ型マニュアルにするというやり方もあるとは思います。

あとはイベントの流れでちょこちょこと欲しい素材が増えてきてるんで
そこらへんをどうしようかなー、と。

顔グラをちょっと切り貼りして表情差分を増やしたり
キャラチップに目パチ動作を追加するくらいなら自前で出来るんですが
それ以上のことになるともうさっぱりなのです。
だれかつくって。

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  妖鬼少女(現在制作中), RPGツクール

先日何の気無しに動画サイトをボーッと見ていたら
こんな動画が投稿されているのを発見。

 
 
 

!?

わ た し の ゲ ー ム で す 。 (AA略)

誰ですかUPした人は! マジありがとう!
もっと盛大にやろうぜ!

というわけで以前にツクールDS(+)で作った自作ゲーが
2年も前に動画としてUPされてました。全然知らなかった……。

この3作品はツクールVXでリメイクした時に
「どうせDS版と比較とか出来ないし変更点とか書いても仕方ないよなー」
みたいに思ってたんですが
別にそこらへんは問題なかったみたいです。
いやーいきなり関連動画に出てきたんでマジびびったわー。

ところで共有機能とか初めて使ってみたんだけど
ブログへの動画貼り付けってこんな感じでいいのかな。

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  RPGツクール

VIPRPG紅白2014作品を偉そうにレビューするよ!
作品ナンバーも100番を突破して終わりが見えてきた紅白レビュー第17回だよ!
何だかんだで今回を含めてあと3回で終わりの予定だよ!


No.097 おみくじ

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おみくじを引いて今年の運勢を占うミニゲーム的作品。
この手の作品はFLASHやAVG制作ツールでビジュアル的に魅せるものが多いけど
本作もピクチャを多用して賑やかなおみくじゲーとなっているのが嬉しいところ。
説明文が意外に本格的で充実しているため
ついつい何度も引きたくなっちゃう感じだね。


No.098 もしもDNH

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幼少時に両親を殺された女子高生アリサが十年の時を経て惨劇に挑む長編ノベル。
登場人物は多いものの顔見せ程度で終わってしまったキャラがたくさんおり
世界規模の組織同士の闘争という設定なども含めて
「壮大な物語のプロローグだぜ!」的な感じで終わってしまったのがちょっと残念なところ。
とは言え主人公アリサの心理描写が非常に丁寧に描かれており
アリサの物語として見ると本作だけでもしっかり完結しているという構成力の高い作品。
序盤の猟奇サスペンス的な雰囲気作りもすごく上手く
現代的な設定も相まって本格推理モノになるのかと期待していたので
あっという間に異能バトルに突入してしまったのはちょっと拍子抜けだったり。
まあそのあたりは個人の好みもあるかなあ、と。


No.099 パンナコッタの秘宝

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宝を求めてパンナコッタの街を訪れる冒険者となって
パーティを組んで迷宮に挑む3DダンジョンRPG。
ウィザードリィやエルミナージュの流れを汲んでおりシステムや画面構成もほぼ同じため
それらの作品に慣れていればすんなりとゲームに入っていける印象。
難易度は高めであり「敵味方共に命中率が低め」「獲得経験値や資金が低め」という
レトロゲー的なバランスに加えて前衛職はLv5~10くらいまでスキルを覚えないため
序盤は単調で地道な作業を繰り返すことになってしまうのがキツいところ。
中盤以降はドロップ装備品の売値が数千円に跳ね上がってかなり安定するけれど
とにかくそこまでの進まなさがネックなので
序盤に道場のようなものやちょっとしたイベントが欲しかった感じ。
ダンジョンの仕掛けは理不尽な一発ゲームオーバーなどはないけれど
終盤のワープ+移動パネル祭りは数歩進むごとに初期位置に戻されるような感じで
高難度ダンジョンRPGらしい意地悪さだったなあ。
道中ボスを苦労して倒す→宝を拾う→満足する→強制ED、タイトル画面へ
が本作最大の罠のような気がする。


No.100 まままままま ~マルクスのゆるゆる大冒険~

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デザインの気持ち悪さから市長に捨てられたゆるキャラ、マルクスが
復讐のために奮起する短編RPG。
署名を集めてリコールするという絶妙な地味さから
衝撃の事実が明らかになる燃え展開や泣きイベントが入り混じる終盤まで
スケールが大きいのか小さいのか分からない独特のストーリー運びが魅力の作品。
合間合間に戦闘が入るけれど難易度は低く
一戦ごとに新しい技やアイテムが使えるようになるので
最後まで新鮮な気分で爽快感のある戦闘が楽しめるのもいい感じ。
しかし「ゆるゆる大冒険」では無かったなあ……。


No.101 Daisy May Cry

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アレックスを操作してクレアスとの一騎打ちに挑むスタイリッシュアクション作品。
攻撃ボタンがZキーのみと一見シンプルに見えるものの
連打や方向キーとの組み合わせ、空中での派生技に加えて武器チェンジもあり
ボタン一つで多彩なアクションを繰り出すことが出来るのがすごいところ。
細かなキャラの動きや重量感のあるSEなどもあり
とにかく動かしていて楽しいアクションゲーになっているのが嬉しいなあ。
ただ敵の体力や攻撃力が高いため、どの武器を使ってもやることは同じで
ヒットアンドアウェイ戦法の一択になってしまうのがちょっと勿体ない感じ。
個人的には武器の性能はもうちょっとクセのあるものにしても良かったような気も。


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「月刊YKアワーズGH」で連載中の宇河弘樹氏の最新作
『猫瞽女 -ネコゴゼ-』の単行本第1巻が発売。

昨年刊行された短編集「おるたな」に収録された『炎情の猫三味線』を
ブラッシュアップした作品ということで
・擬人化された猫たちの物語
・組織を抜けた盲目で凄腕の女性が主人公
という根幹の設定は『炎情の猫三味線』を踏襲しているものの
連続ストーリーを展開するためにいくつか練られた部分が見受けられる印象。

特に『炎情の猫三味線』の主人公は組織を抜け出した後のビジョンを持っておらず
一人きりの孤独や虚無感が強調されていたのに対して
『猫瞽女』の夜梅姐さんには鶯という相方がおり、
彼女に「家族の仇討ちと兄の救出」というしっかりとした目的があるため
二人三脚+勧善懲悪の痛快アクション的な要素が強くなっており
夜梅姐さんも短編版より活き活きと動いている感じだね。

また架空歴史モノ的な性格を持つやや取っつきにくい世界観ながら
娥金丸、桜唇、ロフといった導入部=1~3話のゲストキャラたちが
4話以降の連続ストーリーに大きく関わってくるという構成の巧みさによって
王道で分かりやすい物語になっているのが非常に上手いところ。
「機密」による異能バトルなどエンターテイメント的な要素もしっかりと押さえているし
『猫瞽女』は宇河氏の過去作品と比べてもかなり洗練されているというか
純粋に漫画として万人向けの作品になってるんじゃないかなあ、と。

そんなこんなで夜梅姐さんのスタイリッシュアクションが存分に楽しめる『猫瞽女』。
いやあ早くも2巻が楽しみだなあ。
ぶっちゃけ掲載誌がどこにも売ってないし。

   

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