「輪姫少女 -Fiat Voluntas Tua-」制作後記 第3話
なんだか無理矢理書かされた反省文のようになってきた振り返り日記第4回目。
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そして時が過ぎ2011年2月、
再び一念発起して「輪姫少女」は再々始動することになった。
1~2話で大体のキャラクターを登場させたことで
あとはラストまで一直線……のはずだったのだがまたまたここで詰まった記憶がある。
何しろ当時頭の中で考えていた大体の流れは
1~2話:導入部、各キャラ紹介
3~4話:なんかこういろいろと伏線を張りつつ日常話
5~6話:なんかこうストーリーが動き出す、ラスト
の3行のみであった。
序破急と言えば格好はいいが
ぶっちゃけた話をすると中盤以降は何も考えていなかったのである。
そうした中で各キャラ同士の絡みや役割分担を考えつつ
「ちょっといい話」を捻り出したのが3~4話だった。
実際に振り返ってみても
・第3話→メイシス、レオン、トーマス
・第4話→ピア、ベス、クリス、ファム、ディスト
がメインの話となっていると思う。
この2話は珍しく当初の予定通りの「日常まったりストーリー」を実践出来た話なのだが
結果として毒気が完全に抜けてしまい箸にも棒にもかからない
RPGとしては微妙に間違った方向性の展開になったことは否めない気がする。
やりたいこととジャンルとの乖離である。
とは言えこの第3話で
「言いたいことがあるならはっきり言え」「父と娘」という
本作のテーマ2つがはっきりしたのは大きな前進であった。
この第3話が完成した時点でようやく「父親の元に殴り込みをかけるショコラ」という
本作のラストシーンが見えてきたのである。
そして2011年3月、どうにもならない事情により本作は再び中断するのだった。
PCの前にゆっくり座っていられる状態ではなかった。そもそも電気が止まっていた。
つづく。
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