「輪姫少女 -Quo Peregrinatur Grex-」制作後記 おまけ

自己満足で書いてきた振り返り反省会もいよいよラスト。
今回はエンディングとその後のおまけシナリオに触れてみようと思います。
例によって超ネタバレとなります。

◎エンディング
本作のエンディングは「日常へ還る話」というのを目指していました。
つまり第7話以降すごい勢いでねじ曲がっていったストーリーを
1話や2話のようなノリへ強引に戻していったのがエンディングです。
ただショコラとティアを中心とする話は第6話である程度のケリがついているので
やけにあっさりしたEDになってしまったような気も。
まあこれ以上引き伸ばすのも何なのでいいかな、と。

◎Episode01:星の真実
本作最大のギャグが待ち構えているおまけシナリオその1。
このネタは以前からずっとやりたくて
実は本編ラストをこれにしてやろうとずっと思っていたんですが
テストプレイ中に爆笑してしまい思いとどまりました。さすがに許されざる展開。
完全にただのパロディだったはずなのに妙にしっくりきてしまったから困る。
結果として暦や地名を共有している「弾丸少女」とも無理なく繋が…まあいいや。

◎Episode02:星を継ぐもの
はっきりと「To Be Continued」と言い切ったおまけシナリオその2。
もう隠すことでもないので言ってしまいますが
別作品「機神少女」に直接繋がるエピソードとなります。
このあたりはいろいろと前後していますが
本作は「機神少女」よりも前の2009年冬から制作が始まっており
本作ラストの形も2010年春の時点でおぼろげには浮かんでいました。
そんなわけで何度も言っているように3年越しの宿題がようやく提出出来た気分です。

またここまで密接に他作と関わっている「機神少女」が
ツクールDSのコンテストで単体作品としてそれなりの評価を戴けたということで
「単体で完結しているものにしたい」「他作品のプレイを前提にはしたくない」
という何度も言っている自分の課題はそれなりに達成出来たのかなあ…と。

◎Episode03:断章-救星挿話
剛速球をあさっての方向へとぶん投げたおまけシナリオその3。
なんか見慣れないキャラがいつの間にか増えてたりしていますが
「輝石少女」「おまけ1」「おまけ2」「機神少女」を踏まえたエピソードとなっています。
いかにも次回予告風ですが続きはありません。
タイトル通りの「救星少女(仮)」なんかをぼんやりと考えていた時期もありましたが
これ以上続けるのは無理があると思いやめました。本作はこれでおしまいです。

はっきり言ってしまうとここでやりたかったのはPCゲーム『痕』の初音ENDです。
共存か戦争かは知らん! 俺たちの戦いはこれからだ! 的な。


おわり。

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