ブログの更新が完全に滞っており
かれこれ3ヶ月ほど前の話になってしまいますが
地元の東北歴史博物館で3月25日~5月28日に開かれていた特別展
「世界遺産 ラスコー展」に行ってきました。
こちらの展示の見所は1mm以下の精度で完全再現されたという
「身廊」「井戸の場面」などの実物大の洞窟壁画。
あくまで「実物大の再現」なので写真の撮影が自由なのも嬉しいですね。
ただ会場がかなり暗かったこともあり
自分の安物のデジカメはあまり役に立ちませんでした。
先月スマートフォンを購入したので
今ならそっちの高性能なカメラが使えたんですが。うーん残念。
そして再現壁画の中で個人的に一番興味深かったのが
「井戸の場面」の謎のトリ人間。
いいですよね……謎……。
ただラスコー洞窟と壁画そのものにスポットを当てているせいか
それを描いたクロマニョン人の説明、人類の進化史の説明が
かなりあっさりしていたのがちょっと残念だったところ。
自分が小学生の頃に読んでいた80~90年代の図鑑では
ネアンデルタール人→クロマニョン人が直系として紹介されていましたが
20世紀末にはそれが覆されて
更に今では「一部は混血していた」という新説が主流となっていたりと
このあたりの研究は日進月歩というか
人によって知識や記憶が全く異なっているところだと思うので
展示の最初に「最新の研究でのクロマニョン人の位置付け」を
ガッツリと説明してほしかったような気がします。
いやー人類の進化史は難しいです。
というわけでこちらの「世界遺産 ラスコー展」。
完全再現されたラスコー洞窟を中心に
タッチパネル操作で拡大/縮小しながら壁画を見られるモニターがあったりと
説明文をじっくり読んで理解する展覧会、というよりも
「体感」に特化した展示、という印象を受けました。
細かい知識などはとりあえず置いておいて
ディスプレイをいじって洞窟の中を歩いている気分になって
「うわー世界遺産すげー」的な楽しみ方をするのが正しい気もします。
そしてミュージアムショップで見つけて思わず買ってしまったのが
こちらのラスコー展オリジナルビーフカレー(540円)。
公式サイトの紹介文では
ラスコー洞窟のあるフランス南西部のアキテーヌ地方は、
ワインで有名なボルドーを主都とし
フォアグラの産地としても有名。そんな美食の地域にちなんで
オリジナルワイン・フード・スイーツを販売!
https://lascaux2016.jp/infomation.html
とそれっぽいことが書かれていますが
それでどうしてレトルトカレーになるのかは謎です。
まあお土産にカレーは鉄板ですよね。自分も大好きです。