最近なんかゲームやってないなあ……と思いつつ
本日部屋を掃除していた時に見つかったCDがこれ。

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「アンク2 ツタンカーメンの謎」
確か十数年前に家で買ったパソコンに
カラオケソフトや家計簿ソフトなどと一緒に同梱されていたもの。
日本でもっとも有名(だと思う)なエジプト考古学者、吉村作治氏が完全監修しており、
本人が主要キャラとして実写で登場+フルボイスで喋りまくるAVGである。

当時の自分ではストーリーが理解出来ずクリア出来なかったのを思い出して
今回リベンジしてやろうと言うことでさっそくインストール。
Windows95の頃のパソコンソフトだし
逆の意味でちゃんと出来るか不安だったけど無事起動。
解像度が低くて文字が読みにくいのはまあ仕方ない。
十数年目にしてついにツタンカーメンの謎が明らかになるのか
はたまた今回も挫折するのか。
吉村氏監修と言うことで学習用ソフトと見紛うくらい用語辞典が充実しているので
じっくり読みながらゆっくりプレイすることにしよう。

一つ気になるのが
「2」と銘打たれているからには「1」も存在しているはずなんだけど
検索しても全くそれらしいタイトルが出てこないところ。
しかも本作はPSやSSでも発売されているが
それらコンシューマー版のタイトルにはナンバリングがされていない。
(下のAmazon広告参照)
PCのアンク1はどこに行ったんだマジで。
それともCS版→「1」、PC版→「2」ということなのか。中身は同じなのに。
まさかこれがツタンカーメンの謎か。

※2011/06/08追記
こちらの記事で触れましたが
「1」は「アンク ピラミッドの謎」
「3」は「アンク3 ラムセス大王の謎」のようです。
調べれば出てくるもんだなあ、と。

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ツタンカーメンの謎 アンク

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  アンク, ゲーム

先週から作ってたHGダブルオーライザーがようやく完成。
パチ組みだけどちまちま作ってたから時間かかってしまった。

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同価格帯のHGシリーズということで
上半身の可動とかパーツ組みとかは
以前作ったHGゴッドガンダムと似た感じだなあという印象。
ダブルオーライザーは足が細くて上半身の横幅が大きいデザインだけど
足首の可動範囲が広いおかげでしっかりと接地するのが嬉しいところ。

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他にもシールの上に被せるようなクリアパーツがあったりと
この価格でかなりぜいたくな仕様なのがいい感じ。
特にGNソードIIIの緑色クリアパーツが格好いい。
手持ち武器が豊富だし分離合体のギミックもあるし
いろんなポーズ付けてガチャガチャやってるだけで楽しいわこれ。

ただ欲を言えば頭のアンテナはシールじゃなくて別パーツで色分けしてほしかったなあ。
パチ組みな自分には色分けは細かければ細かいほど嬉しいし
特にアンテナはシールだと剥がれやすいところだし。

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分離状態のオーライザー。
リボルテックみたいなV字スタンドが付属してるのにびっくり。
単体なら机の上に飾ってもガンプラだとバレないはず。
たぶん。

  

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  プラモデル, アニメ・漫画, 玩具

宮城県で最もマニア向けな映画を上映してくれる映画館として有名な「フォーラム仙台」で
100,000年後の安全」を上映しているということで鑑賞してきた。

現在の国内情勢や放射性廃棄物への懸念を鑑みて緊急公開となった本作は
フィンランドの18億年前の地層──未来においても地殻変動はまず起こらないとされる──
に建設中の放射性廃棄物処分場“オンカロ”の安全性を説くドキュメンタリーであるが、
大きな特徴は、その「安全」が現在ではなく「100,000年後」という
超未来を差しているというところにある。

他に例を見ない巨大な最終処分場“オンカロ”は地下深くに封印され、
人の手を全く必要としないまま100,000年間は保存されることが約束されているが、
果たしてそれほどの長い間、封印は維持され得るのか。
現在の人間たちが過去の遺跡を発掘しているように、
未来の人間が偶然や好奇心から“オンカロ”への扉を開いてしまうことはないだろうか。
この映画で触れられているのは、そのような意味での「安全」である。

そのため、この映画では“オンカロ”の構造や廃棄物の埋蔵方法、
科学技術などの説明は最小限に留まり、
(序盤に「我々の科学技術は100,000年の保存を為すほどのものだ」と紹介される)
遙か未来の世代に“オンカロ”の中にある廃棄物の危険性をどのように伝えればよいのか、
という部分が多くのウエイトを占め、語られることになる。

途方もない時間の中で現在の国家、人種、言葉が全て無意味になるだろう。
人間の知識が全て失われている可能性もある。
保存媒体は石に彫るしかない。言葉も伝わらないために画で教える必要がある。
標識を立てたらどうか、本能に恐怖を与える効果のあるムンクの「叫び」を置いたらどうか。
とてつもない未来を見据えて議論される種々の伝達方法は壮大にして大仰であり、
(あたかもボイジャー探査機に搭載された地球外知的生命体へのメッセージのような)
当然正解というものは存在せず、
最後には未来世代の人間たちに対して祈るしかない、という
予測も保証も出来ない虚無感の漂う結論へと導かれる。

……と、ここまで書いていて頭の中に浮かんだのが昨年古本屋で購入した
ウォルター・ミラー・ジュニア『黙示録3174年』というSF小説。
作品の紹介やあらすじはWikipediaなどに詳しいが、
本小説は核戦争「火焔異変」によって荒廃し、
過去の科学技術が全て悪として抹消させられた未来世界を舞台にした作品である。

そして『黙示録3174年』の序盤には第一部の主人公である修行僧フランシスが
かつての核シェルターを発見する場面があり、
そこでは「放射性廃棄物」について次のように綴られている。

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(前略)修行僧フランシスは、「放射性降下物」は半ば火トカゲの怪物だと思っている。
なぜなら言い伝えによれば、これは「火焔異変」に生まれたというではないか。
また半分は寝ている処女を襲う夢魔だと思っている。というのはこの世の異形のものは
いまでも「放射性降下物の子」と呼ばれるではないか。(後略)

[ウォルター・M・ミラー・ジュニア/吉田誠一訳
 『黙示録3174年』東京創元社(1971)より引用]
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当然『黙示録3174年』は時代や設定、書かれた背景も今とは異なるフィクションであり、
単純に同列に語ることは当然出来ないであろう。
だが、何も知らない人間に
・人間の五感では全く感知することが出来ない
・非常に強大であり、全てを焼き尽くすエネルギーを持つ
・その影響により自然界に「異形のもの≒奇形」を生み出してしまう

放射性降下物の説明をした際、彼らは一体どのようなものをイメージするか?
という点においてはその記述は大きなリアリティを持っており、
『100,000年後の安全』で危惧されている状況とも非常に酷似している。

『黙示録3174年』では、最終的に知識を得た人間たちによって
再び核戦争が引き起こされることになる。
そして『100,000年後の安全』においても、
「未来世代の人間たちを信頼出来るか?」という質問に対して
専門家たちは言葉を濁すのみであった。

だが、ここには一つ大きな違いがある。
それは“オンカロ”に携わった人々が「未来の人間たちに伝えよう」としていることである。
「100,000年」をキーワードにかつての旧人、ネアンデルタール人について触れ
「100,000年前の人間を完全には理解出来ない」と言ってしまうのは簡単である。
しかしネアンデルタール人たちは今の人間たちに何かを伝えようとしていたわけではないし
当然、意図的に道具や化石を残していたわけでもない。

つまり“オンカロ”の存在のみならず、
100,000年後の人類に物事を伝えようとすること自体が初めての試みなのである。
ならば「ネアンデルタール人がどうたら~」などという前例は意味がないであろう。

「伝えようという人間の意志」がどこまで通用するのか。
それは非常に観念的であり、ドキュメンタリーとしては似つかわしくなく、
オンカロ”という最先端の科学技術にもそぐわないテーマである。
だが、それこそが『100,000年後の安全』が示そうとしているものなのであろう。
それは本作が「視聴者を100000年後の人類になぞらえて語りかける監督」
の視点で作られていることからも明らかである。

 

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  雑記

先日5/10をもって第2回RPGツクールコンテストの作品公開期間が終了し、
それに伴い自作品「亡星少女」も公開終了となりました。
最終期の公開ということで短い間でしたが、
プレイして下さった皆様、本当にありがとうございました。

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  亡星少女(ツクールVX/DS), RPGツクール

異世界との境界線上に存在する街〝リンボ〟にやって来た
ハーフエルフの少女・フゥの日々を描く「境界線上のリンボ」の最終巻。
幼少時から疎まれてきたフゥを受け入れるリンボという街の設定や
過去を振り返りたくない鱗族のワムの話など
一巻から良くも悪くも四コマらしかぬ漫画だったけれど今回もそれは健在。
特に後半は街の崩壊、そして種族の対立をテーマに
完全にストーリー漫画の方向にシフトしていった感じ。
ラストは大団円。いやあ面白かった。ごちそうさまでした。

ただやっぱりラスト数話の駆け足っぷり(打ち切りなんだろうか?)が残念なところ。
あそこまで混迷してしまった状況がフゥの一喝だけで解決してしまうとは思えないし
そして数ヶ月後……のラストもどうにも唐突感が否めないんだよなあ。
妖精でありながら人間になったアヴリルや一巻から伏線を張っていた尾族の犯罪者、
そして一巻ラストで示唆された超文明とアポジーとの関係など
最終エピソードではほぼスルーされてしまった「境界線上の者たち」がたくさんいるし
恐らく初期の構成では彼らももっとストーリーに深く関わってくるはずだったんだろうなあ、
などなどいろいろ考えれば考えるほど至極残念無念。

帯の文である「ひとりぼっちだった女の子が やがて、街を救うまで。」に
きちんと説得力を持たせるという意味でもせめてあと一冊はほしかった。うーん。
せっかく満を持して本巻で登場したシルヴィの活躍や
フゥとの姉妹の日常などももっと見たかったところ。

そんなわけで芳文社は「けいおん!」の続編なんかよりも
リンボ完全版を可及的速やかに出すべきだね! いやマジで!

 

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  四コマ漫画, アニメ・漫画