久住昌之/水沢悦子 「花のズボラ飯」 感想

ん、これこれ! と思わず言いたくなる一冊。ヒマな時に肩の力を抜いて
くっと読める短編が17作でボリュームも十分。湯気の温かそうな描写が秀逸で
やしいけど旨そう、と思ってしまうなあ。個人的には銭湯で牛乳を飲んだ時の
っ、んっ、んっ、という効果音が新鮮で好みだったり。
群のセンスを持つ
たいの新人、水沢悦子先生の初単行本ということでこれからの活躍が楽しみ。
も「花のズボラ飯」も一年以上連載してたし次の単行本はまだまだ先なんだろうなあ。

   

とまあ冗談は置いておいて普通に感想を書くと
まさにズボラな主婦版「孤独のグルメ」という印象。
全てのエピソードが第一話の「ご飯が無いチンゲール!」のノリのまま進むので
すごい好き嫌いが激しい作品だと思うんだよなあ。
正直うさくん水沢悦子先生の汗や涎を強調した絵柄は
人によっては〝下品〟と感じてしまうほど大仰なものだし。

ただ個人的にはすごい好きなんだよなあこのセンスや空気感。
「孤独のグルメ」と違って自分で簡単に実践出来る料理ばっかりというのも魅力。
あっちは東京周辺の店が多くて簡単に行ったり食べたり出来るものじゃないし
実際のものを食べられたのはシュウマイ弁当くらいかな。

他にも各所に「孤独のグルメ」ネタが見られたり
ポトフの材料に「祖先の霊」がさりげなく入っていたりと遊び心やネタ部分もたくさん。
主人公の夫「ゴロさん」をあの人じゃないかと妄想してしまう人は
自分も含めてかなりいるんだろうなあ。

ぬっく。

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