勇希がついに国軍省への協力を決意し
彼をリーダーとする日本のデビルマン軍が結成される
『デビルマンサーガ』の第68回。

というわけでこれまでの物語が整理されて亀井教授+中熊重工という
勇希&国軍省にとっての共通の敵がはっきりした今回のエピソード。
勇希の立場やロボドリーム社の方針なども大きく変わって
ここで初めて勇希にとっての目的、デビルマンとして為すべきことが
明確になった感じですね。

そして気になったのが勇希に対する国軍省の面々の態度。
原作『デビルマン』では不動明の強さをこれでもかと見せつけて
不良グループたちを引っ張っていく感じでしたが
『サーガ』では「アモンの力は認めても勇希のことはまだだ」と
勇希に対して少なからず不満を抱いているのが印象的なところ。
『デビルマン』と違って各キャラクターが大人になったこともあって
このあたりの簡単にお互いを認めない関係性は非常にリアルですね。

また個人的に「おお」と思ったのが
わずかながらも「勇希が軍人を嫌う理由」に言及されていたところ。
これまでの描写では良くも悪くも平和ボケというか
理想主義的なところが強調されていた勇希ですが
「幼少時からの刷り込み」という理由が入ることで
ようやく読者にとっても彼の主張に納得出来るようになった感じです。

美紀ちゃんやアスカを交えての幼馴染み関係など
このあたりのバックボーン、過去話や設定はかなり面白そうなので
今後の描写にも期待したいなあ、と。

そんなこんなで美紀ちゃんの前に白縫さんが現れたところで次回に続く。
シレーヌと合体後の彼女は自らの欲求に素直なキャラとして描かれていますが
ここでもそんな彼女の積極性が強く出てきているなあ、と。
勇希を巡るもう一人の女性である美紀ちゃんの気の強さも言わずもがななので
この二人が出会ってしまったらもう一触即発ですね。
ストーリーも新展開で中盤戦に突入、的な雰囲気もありますし
どんどん面白くなってきている感じです。
次回も楽しみ楽しみ。

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白縫さんや国軍省の乱入によって戦いに勝利すると同時に
秘密を話さなくてはならない状況に追い込まれた勇希の苦悩が描かれる
『デビルマンサーガ』の第67回。

というわけで今回は国軍省の面々と勇希の会話が中心の展開。
会話がメインなので物語的には動きは無いけれど
国軍省、勇希の両者がこれまでの状況を整理することで
読者から見ても現状が分かりやすくなった雰囲気。

特に「この国の人々を守ろうとして戦った」勇希の行動が
彼が嫌っている軍人と同じもの、というのが指摘されたのは興味深いところ。
これまでの勇希は完全に巻き込まれ型で衝動的な行動が多く
自分を省みる、客観的に考える余裕がなかっただけに
この指摘は今後の勇希の指針にも大きく関わってきそうだなあ、と。

そんなこんなで次回に続く。
それと先日発売した単行本7巻ですが
表紙は魔将軍レイという意外なチョイスでしたね。
作中ではまだ目立った活躍の無い彼女ですが
ド迫力の見開きページがあったりとかなりプッシュされている感じなので
今後の活躍が楽しみです。

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というわけでかれこれ1ヶ月近く前の話になってしまいましたが
先月2/7に地元のMOVIX仙台で行われた『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』の
応援上映、「大“Z”叫応援上映会」に行ってきました。
こちらが応援上映限定の入場者プレゼントのA4ポートレイトです。

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自分はこういう応援上映に参加するのは初めてで
公式サイトの指南書を見ながら戦々恐々としつつも楽しみにしていたんですが
いやー蓋を開けてみれば本当に予想外の雰囲気というか
応援上映というイベントの弱点がモロに出ちゃってたなー、という感じでした。

ぶっちゃけて言うと「人が少なすぎた」んですね。
会場の収容人数が278人なのに対し観客は自分を含めて10~15人程度。
しかもほとんどの人がバラバラの座席に散らばっていたので
もう声を出すとかそういう雰囲気じゃ無かったんですよ。
なので普通に観て普通に楽しんで来ちゃいました(鑑賞4回目)。
入場の際も特に説明などはありませんでしたし
特典のポートレイトが無ければ応援上映だと分からないくらいでした。

応援上映は映画鑑賞というよりも一種のイベント、お祭り的な性格が強いので
まず人が集まらなければどうにもならないんだなあ、としみじみ感じましたね。
首都圏ならキャストや制作スタッフが参加するなどのアピールポイントも有り
多くの人を簡単に集められると思うんですがやっぱり地方はそのあたりが弱いですね。
全国開催自体に無理があった……と言ってしまうのはちょっと寂しいですが
人が集まる土壌がないとやっぱり盛り上がるのは難しいと思います。

というわけで思っていたのとは全く違う雰囲気を味わってしまったんですが
観客が少なかったぶん非常にリラックスして観ることが出来ました(本末転倒)。
地元での上映はもう終わってしまったので早くブルーレイを出してほしいですね。

あ、それと平日の17時台という時間もまずかったと思います。
マジンガーの客層は社会人がほとんどだと思いますし
1/30にいきなり「1週間後の平日夕方に応援上映やるよ」と言われて
簡単にOKを出せた人はかなり少なかったんじゃないかと思います。
自分も青森旅行に合わせてタイミング良く休みを取ってなければ無理でしたし
偶然が上手い具合に重なって行けたようなものです。
せめて半月前、欲を言えば1ヶ月前にはアナウンスがほしかった……!
という人はかなりいたんじゃないでしょうか。うーん。

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世界が崩壊してゆく中、無数の不進化体に対し
たった一人で抵抗する竜馬の戦いが描かれる
『ゲッターロボ DEVOLUTION ~宇宙最後の3秒間~』の第24話。

というわけで「謎解きは前回で全て終わった!」
「あとはこの世界での最後の戦いだけだ!」とばかりに
大暴れする竜馬クン+ゲッターの戦いっぷりが今回の見所。
文字通りに喰われながらも抵抗を続け
ラストでは悪魔的な翼を生やすゲッター1が出現、と
話の流れはどこかで見たことがあるというか
ぶっちゃけてしまうと「あ、これエヴァ劇場版だ!」となってしまうんですが
今回の描写はもう確信犯(誤用)的な感じもしますね。
この流れで思い出すなっていうほうが無理な話です。
本作は連載の初期からエヴァっぽいエヴァっぽいと
結構いろんなレビューサイトで言われ続けていましたが
そうした評価に対する開き直りというか一種の意趣返しなんじゃないでしょうか。

ただ少し引っかかってしまったのが
「仲間や居場所が出来た」と爽やかな笑みを見せる竜馬クンの一コマ。
正直本作の根暗な竜馬クンにここまで言わせるような
交流、友情があったかというと説得力に欠ける感じがするなあ、と。
世界への愛着、友人たちを守りたいという想いをここまで強調するのなら
そのあたりの1話完結的な積み重ねのエピソードがもう少しほしかったところです。
特に武蔵や敷島博士は常識人で親しみやすいキャラだったので
彼らを絡めた日常回がもっと見たかったですね。

そんなこんなでここ数話で一気に急展開を迎えている『DEVOLUTION』。
ちょっと謎解き重視でサクサク進みすぎてる感じはしますが
今回の竜馬クンの決意と戦いっぷりは「主人公」に相応しいものですし
その「世界の主人公」にゲッターがどう応えていくのかが楽しみなところです。
さあ行くぞ! エンペラーの進化はこれからだ!

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