永井豪 「デビルマンサーガ 第91話」 感想
更なる変身を遂げたアモンとシレーヌの死闘、
そして異次元世界に向かうアスカたちが自分たちの正体と直面する
『デビルマンサーガ』の第91話。
というわけで今回の見所は何と言っても
毛むくじゃらの野獣へと変身したアモンの戦いっぷり。
迫力のあるアクションはもちろんのこと
アモンの顔がこれまでよりも数段勢いのある筆のタッチで描かれており
永井豪先生も待ちに待った「みんなが知ってるデビルマン」の戦いに
気合が入っている印象です。
鎧のアモンも新鮮味がありましたが
過去作のデザインをこういう形で見せてもらうと
「やっぱこれだね」的な安心感がありますね。
そして異次元世界に向かうアスカたちも変身を遂げ
サイコジェニー、そして魔王ゼノンの登場! とこちらも一気にすごい盛り上がり。
「魔王ダンテ」を彷彿させる名前のダンテスがゼノンの体の中心となっているのは
「レディー」での魔王ダンテ→ゼノンという正体を踏まえてのことなのかなあ、と。
ただ個人的には一気にゼノンになるのではなく
魔王ダンテとしての姿も見たかったなあ、と思ったり。
「レディー」ではゼノンのそれぞれのパーツが個別のキャラとして
ジュンを助けたりあるいは敵対したりとしっかりと見せ場を作っていたのに対し
今回はそういうエピソードが全くないままゼノンになってしまった感じなので。
というわけでここ1~2話で過去作品のキャラやデザインが続々登場し
ワクワク感が一気に増してきた『デビルマンサーガ』。
やがて来る神々の戦いに向けてどんどんスケールアップしている感じで楽しみです。
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